子連れ出勤ができる企業?組織にとって「子連れ」はデメリットなのか

ここ数年注目を浴びつつある「子連れ出勤」をご存じですか?子供を企業内にある保育所に預けるのではなく「職場で一緒に過ごす」という取り組みなんです。働きたくても子供の預け先がない、そんな問題を抱えるママ達にとっては願ってもない取り組みですよね。今回は、そんな子連れ出勤に早くから乗り出した、ある企業をご紹介します。

子供が預けられないから働けない、は勿体無い

「妊娠しました」「おめでとうございます、では産休・育休の手続きを。あ、戻ってこれそうですか?」


女性が企業で働くにあたり、妊娠・出産といった幸せなニュースは時にハンデを背負うこともある。そんなイメージはありませんか?

実際上のようなやり取りはごく一般的に行われていると思います。

産前休暇や育児休暇がしっかり確保されている企業が多いとはいえ、いざ復職しようと思えばどこか保育施設に子供を預けなければなりません。

そして保育施設になかなか預けることができず、やむなく退職を選ぶママも少なくないのです。

保育施設の不足は誰の目から見ても明らかですが、一朝一夕で解決できないのが現実です。

ですが、「働きたい意欲があるのに働けない。それってとっても勿体無いことだと思う」と、ある企業の代表は話しています。

2年前から「子連れ出勤」を取り入れていた企業

東京都目黒に会社を構える、体験型カタログギフトの販売会社「ソウ・エクスペリエンス」代表取締役社長の西村琢さん。

従業員約30名のうち、3名のママが常時「子連れ出勤」をしていて、5名が時々子供と一緒に出社するそうです。

2年も前から取り入れている子連れ出勤制度、きっかけについて西村さんは

どうしても辞めてほしくなかった女性スタッフがいて、

その方が子どもを連れてきてもいいなら仕事を続けられると言ったのでできた制度なんです 出典: brava-mama.jp

と話しています。

ご自身も2人のお子さんをもつ西村さん。

妻や他の人が面倒を見られず、どうしても連れてこなくてはならない時ってありますよね、と話す姿が印象的です。

子供のいる仕事場、時には困ったことも

仕事 子供

しかし、子供と一緒に仕事場にいることで起こるマイナス面もあるようです。

例えば子供がパソコンの電源を切ってしまったり、書類をばらまいてしまったり。電話の応対中に泣いてしまうことも。

こちらの会社では対策として子供が入れる仕事スペースを決め、子供の声が届かない部屋を作ったそうです。

でも、ここまでの対応はさすがにどこの企業でもできることではありませんよね。

反対する声はなかったのか

この制度を採用するにあたり、他の社員から特別反対の声はなかったそうです。

むしろ、独身や男性社員の方は「子育てを体験できるのが新鮮」と、手の空いた時間に子供の面倒を見たりして楽しんでいる様子なんだとか。

実際に「子連れ出勤」をしているママの声

実際にこちらの会社で子連れ出勤をしているママの声をご紹介したいと思います。

子連れ開始から2~3ヶ月経った頃、あまりにも仕事にならない日があったり、授乳やオムツ替えでまとまった時間をコンスタントにとっていた頃。

時給を下げます、ということになりました。

先ず、私は大賛成でした。そもそも自分自身で考えていたことだし、お世話時間分が無給ということであれば、気兼ねなく、ゆっくりと慌てること無く娘と向き合える

同じ仕事をしている子連れではない人たちへの申し訳ないという気持ちも軽くなる。やはり、私が子供の面倒を見るとき仕事を進めてくれるのは、そういう人たちで、ずっとずっと気になっていたから。

こういう環境って子連れ出勤には本当に大切です。

制度ありきではなく、常に実態に則した制度を、臨機応変に柔軟に考えてくれるとことが嬉しいのです。 出典: www.kozre.com

子連れ出勤をしているママ達にも様々な想いがあると思います。

このママさんは自分から時給を下げて欲しいとお願いしたそうです。

たしかに、子供がグズりだせば仕事の手を止めて対応し、手の空いた人が子供と遊んでくれれば嬉しくもあり反面、申し訳なく思うこともあるかもしれません。

子連れ出勤は組織にとってデメリットではない

ママ達からすると心苦しい面もあるかもしれませんが、長期的な視野で見れば今は多少迷惑をかけても

数年後に過去の自分と同じ境遇のママさんを助けるという

「持ちつ持たれつ」の関係に思えます。

この関係はこういった企業で働く人達にとっても組織にとっても、大きなメリットではないでしょうか。

女性が働きやすい社会、を身近な問題ととらえることが大切

働く

こういった「子連れ出勤」を進めている企業はいくつかあり、企業によって雇用環境は様々です。

どの企業も取り入れられるかと言えば、決してそうではなく限られた企業でしか実用できないのも現状です。

しかし、女性の社会進出を応援する・待機児童問題を解決すると、各所で公言されているものの、待つばかりでは多くのママ達が抱える叶わない就業意欲は行き場がないままです。

多様なワークスタイルを取り入れる企業や人が少しでも増えることが、問題解決の第一歩になるかもしれませんね。

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