安定期の飛行機はいつまで平気?妊娠中の海外旅行の注意点とおすすめ航空会社サービスや旅先の選び方まとめ

妊娠中の旅行、特に海外旅行には心配がつきもの。長いフライトに日本語が通じない街、医療設備や治安の不安。それでも妊娠前から計画していた旅行や、やむを得ない事情でキャンセルができない旅行など、妊娠中に海外へ行く妊婦もいると思います。妊娠中海外旅行は事前のリサーチと準備が鍵を握ります。海外旅行先でのリスクを少しでも減らすためのポイントを紹介しますのでぜひ参考にしてください。

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妊婦の海外旅行はいつまで大丈夫?

妊娠中に海外旅行は行けるの?妊娠中に飛行機は乗れるの?という声をよく聞きます。格安で手軽なプランが増え、海外旅行が身近になった昨今、妊娠中に海外旅行を計画するケースも増えています。

旅行をしなくても流産の可能性が高い妊娠初期と、いつ破水してもおかしくない妊娠後期を除けば、一般的には妊娠中でも海外旅行は可能です。妊娠18~24週頃までの安定期が安心な時期で、母体や胎児に特に問題がなければ医師からも許可がおりることがあるようです。

そうはいってもお腹の中に赤ちゃんがいる状態。いつも通りに旅行をして良いわけではありません。渡航中長時間の移動が必要な場合は、こまめな水分補給と適度な足の運動をするなどの対策を取るようにしましょう。

海外旅行の持ち物

マタニティマーク PIXTA

  • 保険証
  • 母子手帳
  • 医師の診断書と同意書(妊娠週数によって必要)
  • ブランケットや羽織りもの
  • むくみ解消靴下
  • ナプキン
  • 飴やガム

国内旅行、海外旅行問わず、妊婦の旅行に保険証と母子手帳の携帯は必須です。また、機内や旅行先での体感温度が読めないので、ブランケットや羽織物は夏でも持参するようにしましょう。

ナプキンやつわり対策の飴やガムは現地でも売っていますが、使用感や味を体が受け付けない場合もあります。使い慣れたもの、食べ慣れたものを持っていくと安心です。

飛行機での移動はむくみやエコノミークラス症候群を引き起こしやすいので、むくみ解消作用のある靴下も活躍します。また、循環を促すために簡単なストレッチをしたり、30分ごとに歩いたりするのもよいでしょう。

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飛行機の乗り方・過ごし方

飛行機 PIXTA

妊娠中のフライトはもしもの時に備えて注意したい事項がたくさんあります。通常の約6倍もエコノミークラス症候群に罹りやすいと言われているので、自分自身でできる限りの予防が必要です。

30分くらいに1回は立ち上がって、軽く足を動かすようにしたり、循環を促すために簡単なストレッチをしたりするのもよいでしょう。あらかじめ通路側の席を予約しておくのとトイレにも行きやすいのでおすすめです。

大きなお腹に無理矢理シートベルトを着用することもよくありません。安全のためにシートベルトは必須ですが、お腹を圧迫することがないようにブランケットなどの上から締めるようにしましょう。

その他、下記の事項を意識して、様々なリスクを少しでも減らすように意識しましょう。

全日本空輸(ANA)

ANAで国際線を利用する際は、出産予定日を含めて28日以内の妊婦は医師の診断書の提出が必要です。忘れないようにしましょう。

その他、下記のようなサービスが受けられます。

  • マタニティマークタグ配布
  • 電動カートサービス
  • 事前改札サービス
  • 出発・乗り継ぎ・到着時のエアポートサービス
  • 機内安心サービス

妊婦であることを事前に伝えておけば、空港でも機内でもスタッフが様々なサポートをしてくれます。

ANA妊娠中のお客様サポート

日本航空(JAL)

ANAと同じく、出産予定日を含めて28~14日以内の妊婦は診断書の提出が必要になります。更に予定日14日以内の妊婦は診断書に加えて医師の同伴が必要になります。

JALは国内線では「ママおでかけサポート」で妊婦のサポートを実施していますが、国際線では特別なサポートを実施していません。

そのため、事前に医師に旅行内容を伝え、問題がないかどうかを必ず確認をするようにしてください。

JAL国際線利用時の注意

JALママおでかけサポート

妊婦におすすめの海外旅行先

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妊娠中の海外旅行先を選ぶにあたって注意したいのが、渡航時間、医療環境のグレード、治安と衛生、観光拠点の集中です。

妊婦のフライトはどんなに長くても10時間以内になるようにし、短ければ短いほど安心です。また、時差は5時間以内が理想的です。治安面に不安があったり、医療環境が整っていなかったりする地域は避けるようにしましょう。

更に、ある程度日本語が通じる国、片言の英語でも通じる国がベストです。上記のことを踏まえると、妊婦におすすめの旅行先は下記になります。

  • ハワイ
  • グアム
  • オーストラリア
  • カナダ
  • アメリカ

上記の国を選んでも、観光プランはとにかく余裕を持って立ててください。また、気温の高低差がある地域や、標高の高い観光地は避けるのがよいでしょう。

長時間のバス移動もよくありません。徒歩や電車を使って短時間で回れる観光スポットを選ぶようにしましょう。

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妊婦の海外旅行保険の選び方

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リスクが高い妊婦の海外旅行。万が一に備えて保険に加入をしておきたいですが、国内の保険会社で妊娠に関わる医療費を保障してくれるのは、AIU海外旅行保険のみとなります。ただし、加入対象は妊娠22週未満の妊婦。

空港の窓口でも加入できますが、事前にネットで加入する方が断然お得です。家を出てから空港に到着するまでの保障もされるので、必ず事前に手続きをしましょう。

妊娠22週以降の妊婦は、AIUに加入しても一般の病気やケガにしか対応しておらず、妊娠に関わるトラブルの保障はしてくれません。ですので、海外の保険に加入するケースが最も多いです。海外の保険会社は多数ありますが、デンマークのBupa GlobalとアメリカのHCC Medical Insurance Servicesが日本では人気があります。

AIU海外旅行保険

Bupa Global (デンマーク)

HCC Medical Insurance Services (アメリカ)

海外の保険会社だと日本語のオペレーターがついていないので、ある程度の英語力が必要となります。そういった面でも妊婦の海外旅行は非常にリスクが高いと言えます。

海外旅行時の注意点

旅行 PIXTA

言葉の通じない海外で妊婦も安心して楽しく滞在をするためには様々な注意が必要です。

まず、事前に医師に報告をして問題がないかどうか必ず診察をしてもらってください。そして少しでも不安がある際には迷わずキャンセルする意思を持ってください。

先にも述べたように、旅行先や観光プランは体調優先で考え、服装や靴も旅行だからといって気張らず、普段通りのものを身に着けるようにしましょう。そして個人行動は絶対にNGです。いつ、何が起こるか分からないので近場でも必ず誰かに同伴してもらうようにしてください。

そして保険に関しては事前にしっかりとリサーチをして、必ず加入するようにしてください。外国で急な早産の対応をしてもらい、1億円の請求をされたというニュースもあります。後悔先に立たずです。万全の準備をして海外旅行に出発してください。

新しい命を宿しているという意識を忘れずに

妊婦 PIXTA

妊娠中は長時間飛行機に乗らなければならない海外旅行を禁止する産婦人科医もいますが、フライト自体が母体や胎児に直接悪影響を及ぼすことはありません。

どんなリスクがあるのかを知り、しっかりと対策をした上で海外旅行を計画すれば、楽しい滞在になるはずです。とは言え、自分自身が楽しむことを第一優先にしてはいけません。お腹の赤ちゃんの状態を一番に考え、少しでも体調に異変を感じたら休むようにしましょう。

また、言葉の通じない海外で急に医療機関にかかる可能性もあります。医療費の心配をして我慢することのないように、保険の加入は必ず事前に済ませておいてください。

備えあれば憂いなしです。しっかりと準備をして、リスクの少ない海外旅行にしましょう。

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