離婚を考える前に。離婚で気を付けるべきことと子供に与える影響

夫婦生活を続けていくうちに生じた綻びは、時を経るにしたがって元に戻せなくなり“離婚”という選択肢を迫られることがあります。日本では現在3組に1組が離婚するとも言われており、離婚はどの家庭でも起こり得るものとなりました。子供がいる夫婦の離婚で考えておきたいのが、子供に与える影響。離婚したい!と一度でも考えた方は必見です。

離婚したい!とその前に…離婚が子供に与える影響について

3組に1組が離婚する可能性を秘めている現代社会。今は考えていなくても、ある日突然「離婚」の文字が頭をよぎることもあるかもしれません。

離婚したくなったとき、夫婦間に子供がいるのであれば真っ先に考えたいのは子供への影響。

子供にとって、親の不仲は一番つらいもの。少しでも子供に与える影響を少なくするために、離婚を考えるその前に、子供への影響はどのようなものがあるのかを見てみましょう。

1.精神不安定

子供 泣く

特に就学前の子供は「離婚したのは自分が悪い子だから」と不安を抱え、「両親から見捨てられる」と考えてしまう可能性が高いようです。

そのため、精神的に落ち着かなくなり、非常に不安定な状態に陥ってしまいます。実際に、両親が離婚をすることでカウンセリングなどに通わなくてはいけない子供は、親が離婚していない子供に比べて2.5倍にもなると言われています。

本人は親に心配をかけたくないため「大丈夫」と言っても、実際に心の中は不安で渦巻いていることが多いのかもしれません。

2.子供は親と縁を切ることはできない

喧嘩

夫側、妻側どちらの戸籍に入ったとしても、子供は法律上、父親・母親と親子関係を断ち切ることが出来ません。

離婚した相手が亡くなった場合、遺産相続権は前妻の子供でも再婚相手の子供にも等しく発生しますし、前妻の子供の大学費用や就職などで親の手を借りなければならない場合、実父・義父両方から援助して貰う権利を持っています。

離婚して縁を着ることが出来るのは妻と夫だけ。子供は一生親に責任を取ってもらう権利を持っているのです。

3.将来結婚した際の離婚率がアップする

離婚や未婚・再婚の家庭で育った子供が、将来未婚の母親になる可能性や将来離婚をする可能性は、そうでない環境で育った子供の約3倍にもなるというデータがアメリカで出ているようです。

アメリカでは離婚時に裁判沙汰になることが多く、子供がそれを見て育った結果、離婚に対して抵抗感が薄れるためだと考えられています。

日本では、アメリカほど離婚率が高くないことや離婚時に裁判まで争うことがないため、ここまでの開きは出ないと考えられますが、離婚への抵抗感や結婚生活への期待値などの影響で、将来的な離婚率はアップすると考えられているようです。

一方、親の離婚を反面教師にして「絶対に離婚をしない」と考えている子供が増える可能性もあるようです。

4.金銭的な面で不利になることもあり、進学や成績面で希望通りにいかなくなることも

悲しい

特に母親が子供の親権をもつ場合は、収入の面で苦労することが多いです。 別れた夫から養育費をもらえないケースも多く、子供が希望する学校に進学させてあげられないこともあるようです。

また、アルバイトができるようになる高校生になると、生活のためにアルバイト漬けの日々になり、勉強や交友関係に時間を割くことが出来ず、結果的に成績低下や学校に通わなくなる場合もあるようです。


さらに、離婚した相手から養育費などもらえない場合は、生活保護などに頼るケースも少なくないようです。

5.喫煙率もアップ

タバコ

親が離婚している男の子供は離婚していない子供に比べて将来タバコを吸うようになる確率が48%上昇、女の子供は離婚していない子供に比べて39%程度喫煙率が上昇するというデータが出ているそうです。

喫煙率が上昇する詳しい原因は分かっていないようですが、ストレスなどの影響で吸ってしまうようになったなどの可能性も考えられています。

しかし、近年では嫌煙の動きが活発になっていることから、もともとの喫煙率も徐々に低下してきているようなので、確率は上がったとしても、将来的な喫煙者数は少ないとも考えられます。

離婚が決まったら、子供にどう伝えるべきか

離婚

では、離婚が決まったら子供にはどのように伝えるのでしょうか?

実は成長期ごとに子供に伝えるべきポイントは変わってくるようです!
成長段階ごとに見ていきましょう。

5歳未満

赤ちゃん

きっとまだ理解できないだろうと親は考えがちですが、実は子どもなりに状況は理解できているようです。

ですから、子供に適当なことを言ってしまうと、後々子どもが親にウソをつかれた、騙されていたとショックを受けることがあります。濁すぐらいなら、離婚という言葉を使ってでもはっきり伝えることが大切な時期です。

ただし、子供のせいではないこと、両親は子供のことを愛していることなどをしっかりと伝えて、子供を安心させてあげることがポイントです。

5~10歳未満

7歳

このぐらいの年齢になると周囲を客観的にみることができるようになっています。

よその家庭と自分の家庭の違いなどに対して敏感になる時期でもあり、自分がひとり親家庭の子供になるという現実を認めたくないと感じることがあるかもしれません。
離れていても会いたいときはいつでも会える、離れていても子供の親であることを説明し、少しでも不安を取り除いてやってください。

お友だちに「お父さん(お母さん)いないの?」と質問されても「いるよ!お家にいないだけで」と、子供が恥ずかしがらずに言えるようにしてあげるの状態にしてあげることが最上です。

10~20歳未満

学生

実は親の離婚を伝えた後、1番心配なのはこの時期の子供だそうです。
多感な時期ゆえに、親の離婚が原因で、自暴自棄になったり非行に走ったりするケースもあるからです。


親は、この年齢にもなれば大人も同然で、親の事情はわざわざ説明をせずとも理解し協力してくれるものだと期待してしまいますが、実際はそうでもありません。

子供に対して大人の対応を求めるのであれば、親が子供を大人だと認めていることを伝えましょう。
離婚する理由、今後の生活のことなどについて大事な話があると、あえてかしこまって話し、理解と協力を求めることが大切です。

離婚はOK!だけど、子供に与える影響は最小限に抑える努力を!

一概に、離婚全般が悪いというわけではありません。

しかし子供からしてみれば離婚は親の都合であることがほとんどです。子供は離婚の相談などを受けるわけでもなく、離婚するという決まった事実を突如聞かされ、親の選択などを迫られます。

その中で精神的に不安定にさらされる子供のケアを考えて、離婚を進めることが大切です。離婚したいという気持ちで走り出すのではなく、まずは子供のことを考えて、進めましょう。

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