離乳食初期、中期、後期、完了期キャベツはいつから食べられる?
赤ちゃんが生後5ヶ月を過ぎると、そろそろ離乳食を始める時期になりますね。でも初めて母乳やミルク以外を口にする赤ちゃんには、何をどうやって与えればいいのか戸惑うこともあるでしょう。
キャベツは、基本的に離乳食を開始する生後5ヶ月の時期から取り入れても大丈夫な食材です。年間を通して出回っている食材で、アクが少なく癖もない野菜なので、赤ちゃんも食べやすいでしょう。
キャベツには、ビタミンCはもちろん、ビタミンU、ビタミンK、カロチン、カルシウムなどが含まれています。
離乳食にぴったりなキャベツの選び方
春キャベツは、葉が薄くて柔らかく、サラダにしてもそのまま美味しく食べられます。冬キャベツは肉厚ですが、甘みが強いので煮たり茹でたりすればとても美味しく食べられます。
離乳食としてキャベツは、よく火を通せば十分に柔らかくなるので、どの季節であっても赤ちゃんに食べさせやすい食材です。
キャベツを選ぶときは、ずっしりとした重みと硬さがあり、外側の葉が青々とした新鮮なものを選びましょう。光沢があって、ハーフカットの場合でも切り口が瑞々しいのが、良質なキャベツである証拠です。
キャベツの冷凍保存方法
キャベツを離乳食用に冷凍保存する場合は、茹でて、赤ちゃんの離乳食時期に合わせて下処理したものを冷凍保存用の容器に入れて凍らせます。
冷凍保存用の容器で凍らせた後は、冷凍保存用パックなどに移し替えるなど、使いやすい状態で保存しましょう。
離乳食でキャベツを与える際の注意点は?
キャベツは葉先の柔らかい部分を使うようにしましょう。芯の部分は固いので赤ちゃんにはまだ食べられません。使うのであればすりおろすなどの工夫をしたうえで使ってくださいね。
- 文部科学省「食品群名/食品名:[06061] 野菜類/(キャベツ類)/キャベツ/結球葉、生」食品成分データベース(http://fooddb.mext.go.jp/details/details.pl?ITEM_NO=6_06061_7,2020年10月5日最終閲覧)
- 吉野町「キャベツを使って離乳食を作りましょう」吉野町(http://www.town.yoshino.nara.jp/chomin/kenko/hoken-center/kosodate-kenkoudukuri/rinyusyoku.html,2020年10月5日最終閲覧)
- JA筑前あさくら「[キャベツ] 栄養価・歴史・選び方・食べ合わせ」筑前あさくら(http://www.asakura-fk-ja.or.jp/product/vegetable/kyabetsu/post_20.php,2020年10月5日最終閲覧)
- オイシックス「離乳食下ごしらえレシピ一覧」オイシックス(http://www.oisix.com/shop.g6--mama--yasai--recipe_list_rinyushoku_pre__html.htm,2020年10月5日最終閲覧)
離乳食初期から食べられるキャベツを使ったレシピ
離乳食にキャベツをさっそく取り入れてみましょう。離乳食初期の頃に与えられるおすすめの離乳食レシピをご紹介します。
にんじんとキャベツのとろとろ煮
昆布だしでやわらかく煮た野菜を赤ちゃんの食べられるサイズにカットしたものです。冷凍しておけば、食べたいときには冷凍したものをレンジで温めるだけ。簡単にとろとろ煮が作れるのです。
忙しいママにとってフリージングは強い味方。ぜひ活用してくださいね。
材料
- にんじんのアイスキューブ 1個
- キャベツのアイスキューブ 1個
レシピ
- それぞれのアイスキューブを作り置きしておく
- 2種類のアイスキューブを耐熱容器に入れラップをして10〜20秒電子レンジにかけて完成
じゃがいもとキャベツのとろとろ煮
少し形の残ったものを食べられるようになったら、やわらかく煮たじゃがいもを崩しながらあげてもOK。こちらもキャベツ、じゃがいもを煮てフリージングしておくことができます。
成長に合わせてサイズを変えて、少しずつ食感があるものを食べられるようにしていきましょう。
材料
- じゃがいものアイスキューブ 1個
- キャベツのアイスキューブ 1個
レシピ
- それぞれのアイスキューブを作り置きする
- 2種類のアイスキューブを耐熱容器に入れラップをして10〜20秒電子レンジにかけて完成
じゃがいもと人参とキャベツのトロトロがゆ
お粥と合わせれば野菜がゆも簡単。ニンジンやキャベツは煮ると甘みが出てきますよね。私の子供たちもニンジン、キャベツを煮たものは大好きでした。
お粥と合わせることでそれだけで多くの食材を食べられるようになります。こうした工夫もよいですね。
材料
- じゃがいものアイスキューブ 1個
- 人参のアイスキューブ 1個
- キャベツのアイスキューブ 1個
- 10倍がゆ 大1強
レシピ
- キャベツ・人参・じゃがいものアイスキューブを作り置きする。(電子レンジによります)
- 3種類のアイスキューブを耐熱容器に入れラップをして10〜20秒電子レンジにかける
- 10倍粥やお子様に合った固さのお粥とあわせて完成
大根とキャベツの柔らか煮
大根と組み合わせれば見た目も優しい色合いの煮物に。だしで煮た野菜を組み合わせてレンジで温めるだけで、毎日違った味の離乳食を作れるのはとても便利ですね。
材料
- 大根ペースト 小さじ1
- キャベツペースト 小さじ1
レシピ
- 材料を耐熱容器に入れる
- 600wで40秒加熱して完成
キャベツとカレイの出汁煮
白身魚を食べられるようになったら、キャベツと魚を組み合わせたメニューも食べてみましょう。食べられる食材の幅が広がると離乳食のバリエーションも増えていきますね。
材料
- カレイのフレーク 小さじ1
- キャベツのペースト 小さじ1
- 昆布出汁 大さじ1
レシピ
- 耐熱容器にカレイとキャベツと出汁を入れる
- 別の耐熱容器に10倍粥をいれて、600wで1分加熱
10倍粥のキャベツとしらすの出汁煮のせ
10倍がゆにキャベツとしらすの煮物を乗せた、赤ちゃん向けのどんぶりも。これ1つで3つの食材を食べることができ、しらすの塩気がアクセントになって食が進みそうですね。
いつもの離乳食に飽きてしまった赤ちゃんに、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
材料
- キャベツペースト 小さじ1
- 出汁 大さじ1
- 10倍粥 大さじ1
- しらす ひとつまみ
- 茶こし、すり鉢
- お湯
レシピ
- しらすをひとつまみ茶こしに入れて、熱湯をかけてしっかり湯がく
- しらすをすり鉢ですり潰す
- キャベツペーストとしらすを耐熱に入れて、 レンジで600wで30秒温める
- よく混ぜて、お粥に乗せれば完成!
離乳食初期~完了期まで、キャベツを活用しよう!
赤ちゃんにとって離乳食は成長の大きな一歩です。安全で食べやすいものを簡単調理であげたいですよね。キャベツは茹でるだけで柔らかくなり、いろんな食材とも相性がぴったりです。
いろんな料理に取り入れて、赤ちゃんに食べさせてあげてくださいね。今回はキャベツに特化したレシピをご紹介しましたが、キャベツだけでなく、他の食材も入れていろんなアレンジを試してみてください。
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