Nスペ「ママたちが非常事態2」から見る子育ての最新科学!男女の脳はやっぱり違う、だからこそパパが育児する理由とは

かわいい我が子や育児に協力しようとしてくれる夫にイライラ。孤独なママたちの悩みは尽きません。NHKスペシャル「ママたちが非常事態2~母と“イクメン”の最新科学~」では、赤ちゃんの「人見知り泣き」、子供のイヤイヤ期、そして男性の育児参加に代表される、子育ての悩みを最新科学で解き明かしています。

子供にイライラ、夫にイライラ…自分を責めるママたち

かわいいはずの我が子のちょっとした行動にイライラ。
育児を手伝ってくれる夫にもイライラ。

どんなに頑張っても我が子は言うことを聞いてくれない。
夫は何もしないで座っている…。

イライラ

人間は本能的に共同養育をする生き物です。
「誰かと一緒に子育てをしたい!」と思うのは自然なこと。

でも今、子育て世代で核家族はおよそ8割。

孤独な育児によって疲れ果てたママたちは、子育ての悩みに「ひょっとして私のせい?」と自分を責めてしまいます。

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大反響「ママたちが非常事態」の第2弾!~母と“イクメン”の最新科学~

2016年1月に放送された「NHKスペシャル〜ママたちが非常事態〜」は、そんなママたちの不安を科学的に分析し大反響となりました。

その第2弾がついに放送され、またも大盛況です。

今回の放送では赤ちゃんの「人見知り泣き」とイヤイヤ期の接し方、男性の育児参加についても最新科学で解説しています。

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子育ての悩みを最新科学で分析すると意外な事実が明らかに!

イライラ

赤ちゃんの行動は、パパやママから見ると不可解なことばかりですよね。

「どうして寝てくれないの?!」
「どうして泣き止まないの?!」

理由も意味も分からなくて、「私の子育てが悪いのかな…」と苦しむママたち。

けれども最新科学で分析するとそれぞれにきちんとした理由があるのです。

「泣き声の幻聴が聞こえる…」ママを苦しめる赤ちゃんの人見知り泣き

泣く

生後1年ほどすると、赤ちゃんはママにべったり。
ママの手を離れた瞬間にギャン泣きで、ママは満足にトイレに行くこともできなくなってしまいますよね。

1歳頃の赤ちゃんのこのような行動は「人見知り泣き」と呼ばれていますが、パパにまで人見知りで泣いてしまうこと、ありませんか?

毎日赤ちゃんとべったりで、「泣いていなくても我が子の泣き声の幻聴が聞こえる…」なんて声も。

どうして人見知り泣きが起こるの?

泣く

人見知り泣きの多くは生後半年頃から始まります。

実は、人見知り前の赤ちゃんはママの顔しか認識することができません。
それが人見知り期になると、赤ちゃんはお母さん以外の人とつながっていくために、ママ以外の顔を識別できるようになるのです。

これはお母さんを中心として「他人とつながっていきたい」という赤ちゃんの成長の一過程。
社会性の芽生えの第一歩なのです。

相手の目を見ると人間は恐怖を感じる?

目

他人に興味を持ち始めた赤ちゃんが最初に見るのは、その人の目です。

実は人間は動物的本能として「相手を威嚇するとき」にその対象物の目を見る、という行動を起こすため、知らない人の目を見ると反射的に恐怖を感じるようにできているのです。

大人は他人の目を見ても、それが安全だと瞬時に判断できるので恐怖は感じませんが、それが分からない赤ちゃんは反射的に恐怖を感じてしまい泣いているのです。

ママがコミュニケーションを取って赤ちゃんを安心させてあげよう

夫婦

スタジオの恵俊彰さんも「我が子を抱っこしようと思ったら大泣きされてショックだった…」と告白しています。

このような赤ちゃんにどのように接してあげれば良いのでしょうか?

赤ちゃんは無条件にママを信用しています。

スタジオの専門家によると、赤ちゃんはママを本当にじっと見ているそうです。

ママがきちんと相手の目を見てコミュニケーションを取っている姿を見ると、赤ちゃんは「あ、この人は大丈夫なんだ」と理解することができ、徐々に人見知り泣きの回数は減っていくのです。

人間はアイコンタクトによってコミュニケーションを取る特別な動物。

パパとたくさんコミュニケーションを取って、赤ちゃんに「お父さんは味方だ!仲間だ!」と思ってもらうことが重要なのですね。

「うちの子おかしいのかな?!」イヤイヤ期の子供の接し方とは?

夫婦

何を言っても「イヤ!」しか言わない困った我が子。

「どうしてそんなにママを苦しめるの?!」と思ってしまうママも多いのではないでしょうか。

イヤイヤ期の子供の脳を科学的に見ると?

科学

そもそも欲求や衝動を司る機能は、脳の中心部に存在しています。

成長とともに、脳の全部にある「前頭前野」という部分が成熟することで抑制機能を身につけ、適切な行動を取れるようになるのです。

子供の脳は大人の脳の1/3。
脳が発達していないからちょっとした衝動の全てを我慢することができないのですね。

ママの育て方が悪いわけではないのです。

ルールを作って自ら我慢させよう

子供

大切なのは「未熟な脳をどうやって発達させるか?」ということです。

とにかく「あれはダメ、これはダメ」と言ってしまうと、子供は自分の衝動を一時的に抑え込むだけで本質的に脳は発達しません。

専門家によると、子供に自ら我慢するように仕向ける方法を取ることが最重要だそう。

具体的には「子供にわかりやすいルールを決める」こと。

子供は理由を知った上で自ら我慢する経験が必要です。

パパやママと理解できる、わかりやすいルールを決めて、きちんと理解した上で約束を守る。

我慢できたら思いっきり褒める。

時にはご褒美などによって我慢させることも間違っていません。

しかし長い目で見ると理由を考えてルールを守るという記憶の方が長く持つため、早くイヤイヤ期を脱しやすいそうです。

そうはいっても、いつでも子供とゆっくり向き合ってルールを決めることは難しいですよね。
パパやママの余裕のある時に少しずつ始めるようにしましょう。

男性が育児する「べき」科学的な理由とは?!

夫は育児を手伝ってくれる方だと思う、と話す女性。

抱っこして、おむつを替えてお風呂に入れて…
たくさん手伝ってくれてたしかに「イクメン」かもしれないけれど、なぜか夫にイライラしてしまう…。

「どうしてそんなに動きが遅いの?!」つい怒ってしまいますよね…。

夫にイライラ…「どうしてそんなに鈍いの?!」

喧嘩

実はママと比べてパパが赤ちゃんに対して反応が遅いのは脳の問題だということが最新科学によって明らかになりました。

実験によって女性は男性より赤ちゃんの泣き声に強く反応すると証明されました。
女性の脳は子供の泣き声に敏感に反応するように作られているのです。

ママ特有の「愛おしく感じる→分析する→体を動かす」脳機能

愛

また子育て中のママを対象にした実験では、我が子の泣いている映像を見るだけでママの脳に驚きの回路が成立することが分かりました。

赤ちゃんの泣いている映像を見ると、まず「愛おしさ、不安」を司る脳の部分が反応し、一瞬で「分析」の部分が活動します。

そして間髪を入れず「体を動かす」部分につながることで、すぐに立ち上がったり、赤ちゃんを抱き上げたりする行動を起こすのです。

子育て中にキリキリしてしまうのはしょうがない!

スタジオのあぶちゃんこと虻川美穂子さんは

「夫に『そんなにカリカリしないで!』と言われるし、自分でもそうしたいけれど『いや、なっちゃうし!』。でもこれはしょうがないことだったんですね。」

とコメント。

女性は次に何をしなければならないかを常に考えることができます。

子供のちょっとした変化に敏感に対応できるよう運動の脳の部分が働くのですね。

みんながハッピーに!男性が育児に関わると脳がポジティブに変化する

笑顔

では男性は育児をできないのでしょうか?
科学的に見ても、そのようなことはありません。

子育てに参加していくことで子育ての脳機能が鍛えられていくことが実験によって明らかになっています。

ハート

もともと男性の役割は「女性が子育てに集中できるように周囲の環境を整えること」でした。

だから狩りに行ったり、住居を守ったりした…けれど現代では女性も男性と同じように働き、男性も女性と同じように育児に参加することが求められています。

男性も子育てに参加すると脳の回路ができ、女性と同じように反応できるようになるのです。

子育てによって「愛情ホルモン」の分泌も

また我が子と見つめあったり、抱っこしたりするだけでも、男性の血液中のオキシトシンというホルモン値が上昇することが分かりました。

オキシトシンは「愛情ホルモン」と呼ばれ、女性の出産時や授乳時に増加すると言われています。

意外なことに、パパのオキシトシンが増えると赤ちゃんのオキシトシン量も後を追うように増えるのです。

これによって父と子の愛情がより強まり、より良い親子関係を築くことができます。

そしてさらにこの変化によって、パパとママの夫婦関係にも好影響があることが証明されています。

オキシトシンは「子育てのために生まれたホルモン」

ハート

オキシトシンの分泌によって男性は自分のパートナーにより強い愛情を感じるようになり、その他の女性の魅力を感じにくくなるようです。

もともとオキシトシンは子育てをするために生まれたホルモン。

男性は家族を大切にするために分泌するのです。

番組を見た人の感想

笑顔

番組の放送を受けて、様々な声が視聴者から集まっています。

みんなにもっと見てほしい!

3月30日(水)午前0時10分 から再放送です!
ぜひ録画してお友達に広めてください!

ここまで考えされられたのは初めて…

子育ては社会が担うもの。

できるだけ多くの人に考えてもらいたい内容でしたね。

「親になる」のではなく「親になっていく」

子供が生まれた瞬間からママはママで、パパはパパ。
そんなことはないのですね。

赤ちゃんと成長とともに、パパママも成長しているのかもしれません。

パパとママ、二人で協力する子育てを

夫婦

日々の孤独な育児で苦しむママ。

もしかしたら育児に参加したいと思っているパパもうまくできなくて苦しんでいるのかもしれません。

周囲におばあちゃんやご近所さんのいない孤独な子育てですが、パパとママで協力して育児をすることが、ママにとっても、パパにとっても幸せなことなのですね。

時にはパパとママ、赤ちゃんを間にして、二人でゆっくり見つめ合ってみてはいかがでしょう?

「ママたちが非常事態」 についてもっと詳しく知る

本記事は必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて、医師その他の専門家に相談するなどご自身の責任と判断により適切に対応いただきますようお願いいたします。なお、ママリ編集部のコンテンツに対する考え方(または取り組み)についてはこちらもご覧ください。

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