お薬手帳を持っていけば医療費がお得に?今年4月に改正されるポイントを抑えよう

2年に一度改定される医療費。今年はその2年に一度の改定の年なんだそう。医療費を抑えるのは難しいものですが、そんな時に是非活用して欲しいのが「お薬手帳」!必要な情報が書かれた大切なものだけでなく、もっていくだけでお得になる改定もあるようなんです。今回はそんなお薬手帳活用術をお伝えします。

お薬手帳、持っていますか?

皆様、お薬手帳、持っていますか?薬局で処方箋の薬を購入する際、提示を求められたり、ない場合は新たに作ってくれたりしますよね。私事ですが、私は毎回、忘れてしまい、新たに作ってばかりでたまる一方。このような方、必見ですよ!

まずは、お薬手帳について豆知識をご伝授いたします!

お薬手帳って何?

お薬手帳

お薬手帳は医療機関で商法された薬の情報が記載された手帳です。服用履歴の管理がそもそもの目的。元は一部の医療機関や調剤薬局のサービスでしたが、2000年から国の制度になりました。薬の飲み合わせのチェックの効果が期待されたからです。

皆様も調剤薬局で手のひらサイズの手帳をもらいますよね。子供用には可愛いイラスト付だったりします。

どんな時に必要?

お薬手帳は複数の医療機関を受診する時、転居した時、旅行等の急な受信時等に効果を発揮します。というのも自身が使っている薬名、両、日数、使用法、副作用の有無、アレルギーの有無、病歴の記載があるからです。薬剤師さんはそれを見てその人に合うお薬を提案できます。

きっかけの一つは1993年、ソリブジン事件。がん患者が帯状発疹の治療薬ソリブジンを服用したために起こした副作用。その患者さんの薬歴が明らかでなかったため、間違った処方をされてしまったのです。阪神淡路大震災もきっかけの一つ。履歴管理がなされていなかったため、薬剤師さんの業務が止まってしまいました。

このようなことから、作られたお薬手帳。でも、活用されているかと言うと疑問です。私のように薬局に行くたびに忘れてしまう人も多いのではないでしょうか。

4月から変わる「お薬手帳」の新たなメリット!

医療費

お薬手帳の改正は2年に1回あります。今年の4月がその改正時期になります。

では、どのように変わるのでしょうか?メリットはあるのでしょうか?具体的にご紹介いたします。

現在のお薬手帳の矛盾

現在はお薬手帳に薬名、服薬の注意を記録したシールを貼ると「管理指導料」として410円の診療報酬が加算。患者は窓口にて1~3割支払います。でも、お薬手帳がない場合は「管理指導料」は340円。」患者(3割負担の場合)の支払は約20円安くなるのです。つまり、持っていない方が支払が少ないというわけです。

これでは、服薬管理に力を入れたいという国の考えは浸透しませんね。安くなるなら、お薬手帳はいらないと安易に考えられてしまうからです。国と国民の意識の間には矛盾が生じてしまいました。

今年の改正とは?

お金

2016年4月の改正では、現在の反対になります。つまり、お薬手帳を持参すると自己負担が減額になるのです!

初めての薬局や、おくすり手帳を持参しない場合、薬剤師の技術料の「薬剤服用歴管理指導料」が500円に設定されますが、6ヶ月以内に同じ薬局に患者がお薬手帳持参した場合、380円になるのです。

つまり、患者の自己負担金は1割負担で約10円、3割負担で約40円減額されるのです。(6ヶ月以内に同じ薬局で調剤を受けた時のみ適用されますので要注意。久しぶりの調剤では適用外です。)

消費税増税に伴い、医療費の基本料金は上がりますので、これは嬉しい改正ですね!

改正の目的

では、この改正の目的とは何でしょうか?

トラブルを減らす

薬

このようなお薬の重複使用トラブル例があります。

  • 同じ痛みどめを内科、整形外科でもらい、服用した結果、胃が荒れてしまい消化器内科で胃薬をもらうことになった。
  • 同じ抗ヒスタミン薬を耳鼻科と内科でもらい、両方服用した結果、ひどい眠気に悩まされ、仕事でミスしてしまった。

このようなトラブルは「お薬手帳」持参で防げます。

薬剤師さんとのコミュニケーション

薬

余り言われないのですが、薬剤師さんとのコミュニケーションにこの「お薬手帳」が使えるんですよ。手帳に困ったこと、気になることなどを書き込んでおきましょう。窓口での質問にお役立ちできます。あとで「あのことを聞けばよかった!」等、ありがちな後悔を防げます。

このように「お薬手帳」は書き込み自由なので、大いに活用しましょう。持っているだけではもったいないですよ。

思いがけない時に役立つ

災害

この改正で「お薬手帳」持参が国民に浸透すれば、思いがけない時に役立ちます。先に書きましたように、地震等、自然災害にはいつ遭遇するかわかりません。また、旅先での病気やケガも!

いずれも薬歴チェックができれば、上記のようなトラブルは防げます。特にお子様連れだと何かあれば、あわてがち。常に「お薬手帳」を持参していれば、お薬が必要な場合、薬剤師さんが冷静に対処して下さいます。

お薬手帳をうまく活用しよう!

お薬手帳

いかがでしたか?お薬手帳の情報は必要であるにも関わらず、周知されていないですね。特に小さい子供をお持ちのご家庭では、病院に行く機会が多いと思います。

たとえ20~40円でも安くなるならば、有難いです。情報開示を徹底してほしいですね。知らないがゆえに「お薬手帳」を持たないという人が出てきてしまうかもしれません。

薬の飲み合わせは時として危険を伴いますので、医療機関での情報共有は必要。特に小さい子供や高齢者は要注意ですね。親や介護者は責任重大です。お薬手帳の活用が生きる場面が沢山あるでしょう。

皆様、改正をチャンスにして、お薬手帳をうまく活用しましょう。子供を守る手立ての1つになります。そして、浮いた支払い分も貯めておけば、いいお小遣いになるでしょう!チリも積もれば山となりますよ。まずは、持参することがお薬手帳をうまく活用することになります!

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