「母親は天使なんかじゃない」十人十色でいい、小島慶子さんの子育て論

2人のお子さんを持ち、テレビのディレクターをしていた旦那さんが仕事を辞めて専業主夫になりオーストラリアへ移住し家族の大黒柱として生活をしている小島慶子さん。力強いコメントで視聴者に刺激をもたらし彼女の発信する言葉は、同じ女性である私達の希望や勇気に結びついている。そんな彼女ですら、悪戦苦闘した育児。そこから得られるものとは。

2人の子供を持つ元TBSアナウンサー『小島慶子』とは?

輝かしい経歴の裏にあった『死のうと思った』15年間

働くママ達の憧れである小島慶子さん。帰国子女からの学習院女子中・高等科へ進学。そしてTBSへ入社という一見華やかで充実した生活をしてきたのだろうと思われがちな彼女。
実は、死のうと思ったほど辛い摂食障害を経験。
それは、母親の教育方針が原因だったそうです。

帰国子女という“皆と違う”と母親の理想

小島さんは、日本に帰国してからストレートな発言による虐めに合い、
その後、「幸せになりたければ、女の子はこうでなくちゃダメ」「いい花にならないと、いい蝶々は寄ってこないのよ」という母親の子供への理想像の押しつけで自分を抑えるようになってしまい、摂食障害という自傷行為に走るようになってしまったそうです。

転機となったTBSへの入社

自分らしさを発揮できるアナウンサーとして歩き始めた小島さん。
その後、賞を受賞したりと、メキメキと実力を発揮しはじめます。

  • アナウンサーとして入社後、1999年に第36回ギャラクシー賞DJパーソナリティー部門賞を受賞。
  • 30歳で長男出産。産休が明けた後、『ニュースフロント』、『時事放談』と主に報道番組を担当する。
  • 33歳で次男出産。産休が明けた後の2006年10月にラジオのレギュラー番組『久米宏 ラジオなんですけど』が始まる。
  • 2009年3月末より『小島慶子 キラ☆キラ』のメインパーソナリティーに就き、一躍有名に。
  • テレビ制作会社勤務の夫が退職したのを機に、オーストラリアのパースに移住。

一見、輝かしい経歴の持ち主である『小島慶子』から感じること

物心がついた頃から、周りとは違った意見を言うことによって人間関係が崩れてしまう恐怖が隣合わせの日本社会に生きてきた私達にとって、歯に衣着せぬ日本人離れした小島さんの発言は意外と私達が心の奥にしまい込んでしまった感情なのかもしれません。
本当は・・・。そんな自分の気持ちを気持ち良くメディアを通して発信してくれる彼女の存在は多くのママ達の共感を得ているのでしょう。

天使なんかじゃない

帰国子女の特権かの様に、言いたいことを言い、やりたいことができ、悩みなんてなさそうな小島さんも育児について、こう呟いています。

“誰より大事な人に誰より辛い目にあわされるって、なんて苦しいことだろう”

ママとなった女性の大半がぶち当たる壁がこの一言に詰まっているかと思います。
この感情こそが、ママ達を孤独へと追い込んでしまうのではないでしょうか。
子供も然り、親も十人十色。誰だって悩み事は尽きないものです。

もっと小島さんの様に素直になってもいいのかもしれません。

子育てって大変。母になった以上、愚痴をこぼしてはいけない。本当は辛い。逃げたい。泣きたい。でも、そんなことを周りに伝えてしまったら『母親失格かもしれない』そんな感情になったことはありませんか?

そんな気持ちにさせてくれた小島慶子さんのブログから、私の心に刺さった2つの記事をご紹介します。

でも、“そんなことない。母親だって人間ですもの。”“完璧を目指さなくていいんだ。もっとダメダメな母親でもいいんだ。”

“いま最高に可愛いと思った相手に次の瞬間死ぬほどイライラさせられるという気持ちの振幅の激しさに、相当な体力の消耗をしたのも確か”“日1日が辛くて泣いているのに、数年先に希望を持つなんて無理!”

イライラ

“子供なんてすぐ大きくなるわよって言われても、なんの救いにもならなかった。”
と自身のコラムでこう綴っています。

小島さんは当時、共働きの生活をしていていたそうです。

仕事を終えて、保育園に行き、帰宅後、子供達の世話をしながら夕食の準備。夕食の時間も子供達は食べることに集中せず、こぼす、倒すで全く進まない。
最終的に「いらない」と言い出すことに相当イライラしてしまったそうです。

お母さんだって人間だもの。もっと人間らしくていい。でも、どうしたら・・・。

人間

本当はこうしてあげたい。だけど、できない・・・。

イライラしてしまう原因を挙げてみるとすると母親になる前から持つ『母親とはこうあってほしいものだ』という母親像への理想像と現実とのギャップが考えられます。
子供の頃に自分の母親に感じていた、もっとこうして欲しかったという気持ちです。
そこから湧き上がってくる『自分の母親と同じことをしている』という感情に苦しむ傾向にあるようです。

では、解決策ってなんでしょう・・・。

実は、ここには“勇気”が必要なのです。

  • 旦那さんに甘える勇気(信頼を置くということです)
  • こんなことが出来なくて、ダメな女性(母親)と思われるのではないかという恐怖心を捨てる勇気
  • 頑張らない勇気
  • 甘えることに対して罪悪感をもたない勇気

最低でも、この4つの勇気を持って実践してみましょう。

1人で抱え込む必要はないのです。

“子育てには向き不向きがある。子供との相性もある。子育てをことさらに美化するつもりもない。でも、子育てが自分と世界との関係を結び直すためのかけがえのない学びの場になることは、あると思う。”

相性

“私が子育てを経験して最も大きく変化した点は、「生きてるってことは、思い通りにならないってことだ」という、若い頃には到底受け入れがたかった事実を受け入れられるようになったことだ。
そして、人は発生した瞬間から既に「誰か」なのだから、どんなに関係が近くても、お互いにわからないことだらけでも当然、と納得した。”

とコラム上で綴ってらっしゃいますが正にその通りなのだと思います。

確かに自分の子供だからといって全員が全員相性が良いわけではないでしょう。
興味を持つ事柄だって、好きな食べ物だって違うのは当たり前です。

子供は産まれた瞬間から所有物ではなく『個人』なのです。
自分の子供だけれど、自分と同じ人間ではありません。

自分の子供だけど、他者であるということに気がつくことで自分とは行動も考えも発言も違う事は普通のことなんだと腑に落とす事ができれば、子育てを通して沢山の学びを得ることができるでしょう。

あなたはあなたで素敵なお母さんだということに気が付いて

この情報化社会の生活は時に便利で時に不安を襲う事があるでしょう。
私、お母さん失格なんじゃないか。子供を産んで良かったのか。あのお母さんの様になれない私って問題あり?こんなんじゃ、旦那にも愛想つかされない?

育児と家事そして仕事をしているお母さん達の中には、自分の時間も持てず、心に余裕がない人達も多いかと思います。
しかし、あなたの育児に自信を持ってください。
誰かと比較して辛くなることもあるかと思いますが、これ以上にない程、一生懸命にお母さんをやっているはずです。
もっと良いお母さんにならないといけないと更に頑張ることを辞めて頂きたいと思います。

あなたはあなたで素敵なお母さんです♪

小島慶子さんのコラムは、こちらから読めます♪

「小島慶子」「子育て論」 についてもっと詳しく知る

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