1. トップ
  2. トレンド・イベント
  3. トレンドニュース・話題
  4. 被災地のママの声が届いた。熊本へ「液体ミルク」の無償提供が決定!

被災地のママの声が届いた。熊本へ「液体ミルク」の無償提供が決定!

4月14日に発生した熊本県を震源地とする地震では、相次ぐ余震により十分に支援物資が届かず、粉ミルクや飲料水、湯の不足により十分ミルクを与えることができない、ママ達のストレスによる母乳不足などが懸念されます。そこで、今回緊急時や災害時でもセットするだけで授乳できる、液体ミルクについてまとめました。

PIXTA

熊本の震災後、初めて「液体ミルク」が届けられることに!

フィンランド友好議員連盟が2016年4月22日、「熊本地震緊急支援 フィンランド乳幼児用液体ミルク提供プロジェクト」を発表し、

フィンランドの乳製品メーカー「ヴァリオ社」から液体ミルクの無償提供を行うことが決定しました。

フィンランド企業から協力を申し出。大使館の参事官からもコメントが

私自身も小さな子どもが2人います。フィンランド企業の小さな行為が被災者の方々のお役に少しでも立てればうれしいです。 出典: news.mynavi.jp

フィンランドは東日本大震災の際にも液体ミルクの提供を行いました。個人輸入ではコストもかかるため、こうして大きな連盟が動いてくれることは本当にありがたいですね。

また、今回液体ミルクを提供してくれた「ヴァリオ社」の液体ミルクは常温保存が可能で、日本で通常市販されている粉ミルクと違い水は不要。そのまま乳児に与えることができるものです。

  • 0ヶ月~6ヶ月用のミルク(200ml)が2,880個
  • 6ヶ月~12ヶ月用のミルク(200ml)2,310個

4月23日にフィンランド航空機で成田空港へ輸入し、熊本県へ日本航空機で運ばれました。

熊本に届けられた液体ミルクに、ママから感謝の声が

アレルギーのミルクなどが不足しています。

子供にとってミルクは必要なので
水を使わないミルクなどは、嬉しいですね!

皆さんに本当助けられてます。ありがとうございます。
熊本頑張ります! 出典: ameblo.jp

水が出なければどれだけ粉ミルクがあっても結局は子供に飲ませることができません。ママにとって子供にミルクをあげられないこと、満足させられないことは本当に苦痛だったと思います。

ようやく子供にミルクを飲ませられることが出来たこのママは本当にこの支援に対して感謝の思いを口にしています。まだまだ大変な日々が続いているとは思いますがぜひ頑張って欲しいですね。

液体ミルクって?

液体ミルクとは紙パックやペットボトルに入った液状の乳児用ミルクのことで、アメリカや欧米諸国ではスーパーやドラックストアでも簡単に手に入り、ごく一般的に用いられています。

日本でも阪神淡路大震災・東日本大震災の際にも液体ミルクの必要性について話題になりましたが、残念ながら現在も厚生労働省の認可が下りておらず、製造されていない状況です。

液体ミルクのメリットとは?

粉ミルクを使用するママにとって、ミルク作りや授乳には必要物品や工程も多く手間が非常にかかります。液体ミルクのようにすでに出来上がっているものがあれば、簡単で便利ですよね。

災害時に関わらず、旅行や外出時、急に誰かに預けることになった場合などでも安心です。

「日本でも液体ミルクの普及を!」被災したママ達の声を紹介します。

実際に被災したママ達の声をご紹介します。みんなずっと液体ミルクを待っていたのです。みんなの声が届いて、今回の支援だけではなくこれからは日本で販売されるのを期待したいですね。

こんな時に液体ミルクがあれば…

私の地域は水は止まっていませんが、濁ってきました。最初は気付かず双子に飲ませてしまいました。水も手に入らなくなってきています。こんな時に液体ミルクがあれば… 出典: ameblo.jp

日本は海外と違い、水道をひねるだけで安全で清潔な水が手に入る環境も液体ミルクが普及しにくい要因の一つなのでしょうか?

気温の上昇に伴い脱水も心配になる時期なので、安全な飲料水が早急に支給されることを願います。

液体ミルクが普及しますよう願ってます

地震が起きてすぐは断水し避難場所にも水が無く、ミルクが作れなくて本当に困りました
母乳や離乳食でなんとかごまかしながら乗り切りましたが、やっぱり物足りないせいか泣いてました。
今回、自分が被災者になり、地震に対しての備えが甘かったなと反省しています。
どうか液体ミルクが普及しますよう願ってます 出典: ameblo.jp

まだミルクや白湯・お茶などしか飲めない赤ちゃんにとって、ミルクが飲めない環境は本当に辛いですね。
お世話をするママの気持ちが痛いほどわかります…

衛生面が心配…感染症などの不安もあります

わたしは2歳の息子と避難所にいます。同じ避難所には生後1ヶ月の赤ちゃんもいて、実際ミルクを、沸かしたお湯で作っていらっしゃいます。たしかに、清潔かどうかでは、不安な面もあるとおもいますが、生きるためにあるもので耐えています。このような便利はものがもっと周知されていれば…。と感じました。 出典: ameblo.jp

生きるために仕方がない…辛い現状です。

とある避難所ではノロウイルスが発生するなどしており、これから衛生面などの不安も出てきますね。

子供は常にお腹をすかせて…

配られる食事はお昼に一回ボランティアの方が持って来られたパンなどが一家庭に2、3個という状況。それも無くなれば後列の方は何ももらえず帰るしかありません。子供は常にお腹をすかせており、1歳の子供はぷっくりと出ていたお腹がへこんでシワがでてきてます。 出典: ameblo.jp

ニュースでも配給はパンやおにぎりが主で、炊き出しなども何時間も並ぶ必要があると報道されていました。
地震発生から1週間が経ちましたが、せめてお腹いっぱい食べられる環境を整えてあげたいです!

みんなの力で液体ミルクを日本にも!

こんなにも便利な液体ミルクですが、先述したように日本では製造販売されておらず、阪神淡路大震災・東日本大震災時には海外から輸入に頼るしかありませんでした。近年の度重なる地震・豪雨災害など、災害大国といっても過言ではない日本でなぜ製造されていないのでしょうか?

災害が起こるたびに防災グッズの見直しや紹介がされていますが、ぜひ各家庭でも気軽に液体ミルクを準備できる世の中になって欲しいものです。

液体ミルクが日本で製造されていない理由として、厚生労働省の認可が下りていないのが大きな原因ですが、需要がない・費用がかかるなども理由の一つのようです。

そこで、液体ミルクの日本での製造販売を求めて芸能人がブログを記載したり、署名活動が行われているので紹介します!

広がれみんなの声!!

未開封であれば長期常温保存可能、蓋をあけて乳首を付ければそのまま飲ませることが出来、
水やお湯も必要なし。

震災時にはかなり便利と思います。

哺乳瓶が消毒出来ずにいるとのコメントもあった…

認可されてほしい…

署名活動しているみたいです。
出典: ameblo.jp

ニューヨークで生活する里田まいさんは、第1子出産後液体ミルクを使用されており、その利便性についてブログでコメントされています。

東原亜希さんもブログで…

わたしも長女を海外で育てた時は

ミルクが作れない環境のとき

何度かお世話理なりました。

こんなに便利なのに。




たぶん

ミルクが必要な時期って

限られているから

声を上げ続ける人が

少ないのかもしれないですね。
出典: ameblo.jp

4人のお子さんを育てている東原亜希さんは、以前から日本での液体ミルクの普及についてブログでコメントされていました。

実際に使用した経験があるママの声は心強いですね。
どうか生の声を聞いて動いて欲しいです!

東原亜希驚き!赤ちゃん用の防災グッズに、海外では一般的な液体ミルクが日本では手に入らない…!

関連記事:

東原亜希驚き!赤ちゃん用の防災グッズに、海外では一般的な液体ミルクが日本…

7月に第3子・第4子となる双子の赤ちゃんを出産した、タレントの東原亜希さん…

みんなの力で手に入れよう!「液体ミルク」の署名活動

液体ミルクの署名活動をすべく立ち上がったママ・末永恵理さん。いま多くのママたちが末永恵理さんの思いに共感し、署名を行っております。あなたも液体ミルクについての考え、必要性について思う所があればぜひ署名してみましょう。

あなたの署名で、この日本に液体ミルクが普及する日がやってくるかもしれません。

お出かけや災害の時に赤ちゃんがすぐ飲める乳児用液体ミルクを、日本でも製造・販売してください!

赤ちゃんもママも安心して暮らせる環境を願って!

20数年前の阪神淡路大震災時から震災のたびに議論を巻き起こしてきた液体ミルク。その利点や必要性について理解していただけたでしょうか?

私たちがこうして暮らしている間にも、不安を抱えながらお世話をするママ達、お腹を空かせた子供たちがたくさんいます。

支援物資が行き届くようになり、生活が安定すれば記憶から忘れられるのではなく、また同じ思いを繰り返す人がいないよう、早急な検討をお願いしたいです。

液体ミルクについての署名活動は上記のサイトの他にも、ブログやフェイスブック等のSNSを通していつでも受け付けられています。赤ちゃんやママも安心して暮らせる環境になるよう、みなさんのご協力をお願いします!!

おすすめ記事

「液体ミルク」「提供」 についてもっと詳しく知る

リファレンス一覧

本記事は必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて、医師その他の専門家に相談するなどご自身の責任と判断により適切に対応くださいますようお願いいたします。なお、記事内の写真・動画は編集部にて撮影したもの、または掲載許可をいただいたものです。

カテゴリー一覧