「妬むより妬まれろ」 主夫だった蜷川幸雄が、娘・実花に叩き込んだ10カ条

2016年5月12日、「世界のニナガワ」として国内外で高く評価されている舞台演出家の蜷川幸雄さんが80歳で亡くなりました。蜷川さんの娘が写真家の蜷川実花さんであることは有名ですが、実花さんが5歳まで「主夫」だった幸雄さんに育てられたと知っている人は少ないのでは?まだ小さい娘に幸雄さんが叩きこんだこと。それは自立した女であるための10カ条でした。

演出家の蜷川幸雄さんが死去

2016年5月12日、国際的に有名な舞台演出家の蜷川幸雄さん(80)が、肺炎による多臓器不全のために亡くなったというニュースが世界中に伝えられました。

娘の蜷川実花さんは、写真家で映画監督。映画「ヘルタースケルター」や色彩が迫ってくるような個性的な写真で有名ですよね。

最後まで父親の復帰を願っていたという実花さんですが、実は子供の頃、「主夫」だった幸雄さんに育てられていたといいます。

実は主夫でイクメンだった…?

蜷川幸雄さんと奥さまの間に実花さんが生まれた当時、幸雄さんはほとんど無収入状態。

当時女優として活躍していた奥さまが家計を支え、幸雄さんが「主夫」として実花さんの子育てを行っていたそうです。

2015年の父の日には、実花さんのインスタグラムにこんな投稿コメントも。

私は5歳まで父に育てられたのよね、、w
母が女優で外でバリバリ稼ぎ、父が家庭に入って育ててくれてた。
なので、父の思うかっこいい女性像を徹底的に叩き込まれたわけ( ̄^ ̄)ゞ 出典: www.instagram.com

この「父の思うかっこいい女性像」が表れているのが、幸雄さんが幼い実花さんに教えたという10カ条です。

父から娘へ、型破りな10カ条

実花さんのインスタグラムの写真と共に、幸雄さんが実花さんに教えたという10カ条を見てみましょう。

1:いつでもどこでも男を捨てられる女であれ

男性に依存しなくても生きていける女性であってほしい。そんなメッセージを感じますね。

2:経済的にも精神的にも自立せよ

自分がやりたいと思ったことを実際にやろうと思った時、精神的にも経済的にも自立していれば、できることが格段に増えますよね。

3:出来るだけたくさんの男と付き合え

男性を見る目を養うには、多くの人と接することが必要なのかもしれません。

4:なにしてもいいけど妊娠だけはするな

望まない妊娠をして後悔しないように…との父親からのメッセージのように感じます。

5:従順なだけの女にはなるな

「女性はおとなしくあるべき」「男から3歩下がって歩くべき」という考えは過去のもの。

従順なだけでなく、自分の意志を貫く気概を持つ女性こそが幸雄さんの理想像だったのかもしれません。

6:男に騙(だま)されるな、騙せ

男性に振りまわされるくらいなら振りまわした方がいい、ということでしょうか?過激です。

7:なにより、かっこいい女になれ

2人の子供のママでありながらパワフルに活躍する実花さんは、幸雄さんのこの言葉を体現していますよね。

8:自分が正しいと思ったら、なにがなんでも突き進め

実花さんが3歳だった時、幸雄さんは実花さんを新宿駅西口の改札へ連れていき、たくさんの人を見せてこう言ったといいます。

「いろんな考えの人がいる。だから、みんながあっちへ行くと言っても、実花が本当に正しいと思ったら、私はこっちの方向へ行きますという人間になってほしい」

時には演劇界で孤立しながらも自らの演劇スタイルを貫いた幸雄さんらしい言葉です。

9:過激に生きろ

幸雄さんの真骨頂ともいえる言葉ですね。

10:妬(ねた)むより妬まれろ

「いいなぁ」と誰かをうらやむくらいなら、自分で努力して羨ましがられる人になる。深いです…

自分の手で幸せを掴みとれる子になってほしい

父からの教えについて

まあ、どれも自立した女であれ、という教えな訳だけど、三つ子の魂百までというか、、本当そんな感じに育っちゃってねw
出典: www.instagram.com

と語っている実花さん。

幸雄さんの10カ条を読んでいると、自分で考えて行動し、自分の手で自分の生き方を勝ち取るような強い女性こそが、本当に美しい女性なのかも…という気がしてきます。

当時はまだ知名度がなかった幸雄さんですが、娘に語った独特な世界観はまさに世界のニナガワ。

この後、実花さんは一流写真家へと成長するのですから、父が娘に与えた影響は大きかったように思います。

今日、父が逝ってしまいました。
最期まで闘い続けたかっこいい父でした。
父の娘でいられたことを誇りに思います。 出典: www.instagram.com

5月12日、父親の死をうけて実花さんはインスタグラムでコメントを発表しました。

偉大な演出家、そして偉大な父親として生きた蜷川幸雄さん。ご冥福をお祈りします。

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