子連れ避難は相当の覚悟が必要です!子連れ防災手帳はママ必携バイブル

2011年に発生した東日本大震災や今年4月に発生した熊本地震。この間にも自然災害で避難を余儀なくされた地域があります。大人世代が避難をすることは想像ができますが、小さい子供を連れての避難は想像を絶することばかり。東日本大震災の避難経験を生かしてママたちが防災手帳を作りました。子育て世代のママ必見の書籍をご紹介します。

ライフラインの寸断、大人以上に子供は耐えられません

天災などで家屋が倒壊した、大雨や台風によるライフラインの寸断はもはや他人事ではありません。

皆さんもご存知の通り、2011年3月には東日本大震災が東北と北関東を襲いました。そして、2016年4月に起こった熊本地震は1ヶ月を経過した今でも避難を余儀なくされている方がいます。

2016年5月15日現在、家屋の倒壊判定が遅れている状態です。熊本県内でも被害が大きい地域の住人は、倒壊家屋の撤去が行えず、テント生活や避難所での生活が続いています。

学生たちはゴールデンウィーク明けより学校が再開されましたが、学校そのものが使えないといった理由から、教室以外の施設を利用して授業を行っているところも見られます。これにより、他地域への転居・転校を考えているご家族も増えているようです。

ライフラインが寸断された状態で、乳幼児を始め、中学生未満の子供と避難をするのは容易ではありません。避難所・自宅避難共に「大変なこと・困ったこと」が浮き彫りになります。もちろんその困りごとは「人それぞれ」です。

楽しそうに見えても、子供の心にはキズが刻まれている

子供は適応力がある、柔軟性があるといわれていますが、これまでに経験したことがない恐怖を体験することでトラウマが生まれてしまうことが多くあります。東日本大震災では、子供たちの心のケアが今現在も必要とされています。

大人以上に子供は避難生活に対する「気持ちのキャパシティー」が限られてくるのです。

「明日は我が身」これは誰でも覚えておいてほしい

先ほども触れましたが、天災による自宅の壊滅、ライフラインの寸断や長期的な避難生活は、ママリ読者さんが「明日経験する事」かもしれません。

過敏になる必要はありませんが、東日本大震災で被災し、子連れでのライフラインの寸断を経験した私にとっては、毎日の生活と天災は背中合わせの状態なのです。関東や東海で大きな地震が起きるかもしれない確率が高いと報じられている今、「明日は我が身」であることを認識してほしいと思います。

もしもの時には、大人が「安心であること」を伝えてください!

もしもの時、大人がオロオロしてしまっては、子供が極度の不安に陥ってしまいます。子供にとって頼りにできる大人が「お母さんとお父さん」です。

もちろん、これから先が見えない毎日が突然襲ってきたら、大人だって不安な気持ちに押しつぶされてしまいます。泣きたくなります。でも、子供には「安心していいよ」と必ず伝えてください。

「安心だよ」という言葉に根拠がなくても構わないんです。それだけで、子供だけではなく大人だって救われることがあります。これは、被災経験があるからこそ言える言葉です。

けれどちょっとした安心材料を子供に与えるために、日頃から防災グッズを用意することを心がけましょう。

日頃から準備しておきたい防災グッズ!

  • ペットボトル水 1人1日3リットル×三日分  
  • アルファ米等の食糧1人3食×三日分
  • ティッシュ・ウェットティッシュ・ハンカチ・マスク類
  • トイレ関連用品(簡易トイレや処理剤など)×数日分
  • おやつ(甘い物・飴やチョコ)
  • 常備薬・ばんそうこう・滅菌ガーゼ・歯ブラシ・歯みがき粉
  • 照明器具・ラジオ・乾電池・携帯電話簡易充電器
  • そのほか、育児用品・粉ミルクや離乳食など

この他にも、生理用品やおむつ、トイレットペーパーなどは普段からちょっと多めにストックしておきましょう。

子育てママなら、毎日持ち歩いてほしいグッズがあります!

おうちでは、先にあげたグッズを持ちだせるリュックやふた付きバケツの中に入れておきましょう。

でも、天災は外出中でも容赦なく襲ってきます。毎日持ち歩くマザーズバッグのなかに忍ばせて欲しいものをピックアップしました。

  • 防災用ホイッスル
  • レジ袋などのビニール袋数枚
  • 母子手帳・保険証
  • お子さんにアレルギーや病気がある場合はそれを知らせるための情報メモ(母子手帳に貼っておくのがべスト!)

スマホには「インターネットラジオ」にアクセスできるショートカットを登録!

インターネットラジオの存在をご存知ですか?

地域のコミュニティFMなどでは、インターネットラジオでも受信可能な仕組みを整えているところがあります。万一の天災の場合、地元AM・FMラジオ局の情報より、コミュニティFMの情報の方がリアルで確実という場合があります。

毎日持ち歩くスマホには、コミュニティラジオや地元ラジオ局につながるインターネットラジオのURLを登録しておくのも一案です!

用意をしていても「心構え」ってなかなか難しいもの

防災グッズを用意したから大丈夫!ということはありません。でも、幼い子供を連れての被災はどんなに辛いものか、そして想定外の事ばかりが待ち受けていて、途方に暮れてしまうか…。被災を経験していないママにとって、想像できないと思います。

もしもの地震、洪水等の被災でどうしたらよいかわからない!と焦らないよう、そして「子供に大丈夫だよと自身を持って伝えられるよう是非読んで欲しい書籍があります。

被災ママ812人が作った「子連れ防災手帖」はママ必携のバイブルになるはず!

東日本大震災を期に発足した、ALL JAPANで日本を元気にしていこう!というプロジェクト「つながる.com」が編集した「被災ママ812人が作った 子連れ防災手帳」をご存知でしょうか。

「まさか自分が被災者になるとは思っていなかった」というママたちの体験談をもとに「自分の家庭だったらどういう備えが必要なのか」について考えられる内容になっています。

妊婦から10歳くらいのお子さんを持つ方の体験談をまとめています。ママリ読者さんとも層が重なっていますね。

このくらいの年齢を持つお子さんのいるご家庭では、必要な備えがそれぞれに異なります。「我が家だったら、どうする?これならできるかもしれない!」という心構えにもつながります。

書籍は現在販売中です☆

この本は、現在主要書店やamazonだけの取扱いになっています。

2012年発行なので、書店ではお取り寄せになる可能性もありますが、「被災ママ812人が作った子連れ防災手帖 発行者:つながる.com編」と書店に伝えると取り寄せ可能だと思います。

amazon 購入ページ

防災知識や、教訓が盛りだくさん!4つのおすすめポイント!

この本には、おすすめポイントがたっぷり詰まっています。812人のママたちが体験した「極限状態」を振り返っているので、読み終えた後は「自分の身にも天災は起こりうること」だと実感できるでしょう。

ここではおすすめできるポイントを4つ、ご紹介いたします!

①温かいイラストで受け入れやすく仕上がっています☆

この本では、被災を体験したママたちの率直な感想や「その時どうした?」にまで言及されています。東日本大震災のときは無我夢中だったけど「ああすればよかったかも。こうしていれば安全だった」などという様々なコラムが、ママ目線で綴られています。

熊本に向けたツイートで話題となった、宮城県在住のイラストレーター・アベナオミさんが描く温かみがあるイラストで、目をそむけたくなる震災当時の話題も、ママが受け入れやすい内容に仕上がっています。

イラストで分かりやすい!アベナオミさんが語る震災時に本当に必要なもの!

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東日本大震災から5年が経過しました。2016年4月には熊本で大地震が起こりま…

②出産前後のママたちにも触れられています

子連れ被災の中でも一番大きな不安にかられたのは、まぎれもなく出産を間近に控えた妊婦さんや、出産を終えて入院中の妊婦さんだったかもしれません。

被災による妊婦受け入れ中止など、出産難民に陥った方の話題にも触れられています。その時どうしたか、どう凌いだかなどもまとめられています。

③家族・夫婦の変化についても赤裸々に描かれています

子連れだからこそ、避難生活ではより一層極限状態を味わってしまいます。食糧難や水不足、ストレスなど…。

また、地震や津波で家族を失ってしまったことによって訪れる家族の変化もまとめられています。

転職や離婚危機、流産など…。被災した誰もが「家族一丸となって力を合わせて乗りきろう!」というわけではなかったのです。

④子供との防災についてたっぷりまとめられています!

家庭で防災について話し合ったことはありますか?家の中で地震が来たら、どうする?学校の行き帰りで地震が来たら?

普段から話し合っておくことで、もしもの時に家族が離散してしまっても落ち着いた行動を取ることができます。

家族の防災ルールを作ることの大切さも説いていますし、小さな子供でも実践できる防災訓練などのレクチャー記事もありますので参考にしてください。

熊本の子供達は今どうしているの?

5月5日にくまモンが活動再開をし、子供達に笑顔が戻ってきました。

ゴールデンウィーク明けの5月11日には、地震以降休校となっていた熊本県内の学校がすべて授業再開となりました。

学校の設備など地震の余波で制限を受けている部分も否めませんし、家庭の被災事情によって思い通りに学校へ通えなくなった子供もいます。

少しずつライフラインも元通りになり、地元の大人たちが子供達を励ますべくイベントを開催するなどの活動が始まっています。

長期化する避難生活を送る子供達もいます。大きな余震におびえる子供も少なくありません。その中でも友達同士で一緒にいられる「学校での時間」は何よりもの癒しになることでしょう。

「#くまモン頑張れ絵」ネット上で、熊本を応援するイラストが広がる!

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熊本県などで続く強い地震。余震も震度が大きく油断できな状況です。そんな…

「我が子のママ」はあなただけ☆知識を身につけておきましょう!

万が一の時は、周りの大人があなたの子供を助けてくれるはずですが、できるだけ我が子は自分の力で守りたい!と思うのが自然ですよね。

でも、大きな災害に対する知識がゼロの状態では、あなた自身の命を失ってしまう可能性だってあるのです。

お子さんのママはあなた一人。今からでも遅くありません!子連れ防災に対する知識を深めてほしいと思います。

そして、知識を得たらお子さんと一緒に「地震に遭ったらどうする?どうやって命を守る?」というように話し合いをしたり、ノートにまとめて家族ルールを作ってくださいね。

「子連れ防災手帖」 についてもっと詳しく知る

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