息子たちにパパの死を伝えるため。セリーヌ・ディオンが頼ったディズニーの力

「タイタニック」主題歌でおなじみのセリーヌ・ディオンは2014年から夫の看病に専念するために、歌手活動を休止しました。15年のがん闘病の末、2016年の1月に最愛の夫レネ・アンジェリルは帰らぬ人となりました。悲しみを負いながら、幼い二人の息子たちにセリーヌはあるディズニー映画を観せて、パパの死を伝えました。

日本でタイタニック主題歌「My Heart Will Go On」で一世風靡したセリーヌ・ディオン

1997年公開された「タイタニック」映画は日本のみならず、世界的な大ヒットを記録しました。

カナダケベック出身のセリーヌ・ディオンは映画主題歌の「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン(My Heart Will Go On)」で一気に世界的な歌姫になりました。

彼女は1981年にデビューし、多数のヒット曲を歌い、日本でもたくさんのファンを獲得していました。4度の来日公演を記録し、2008年の4度目来日は東京と大阪で全4公演のドームツアーでした。ラスベガスのロングラン公演も毎晩完売していました。

2014年来日公演を急遽中止

そんな彼女は2014年に5度目の来日を計画し、再び東京・名古屋・大阪でドームツアーを行う予定でしたが、急遽公演をすべてキャンセルしました。

その原因は咽頭がん闘病中の夫レネ・アンジェリルの看病に尽くし、できるだけそばにいてあげたかったからです。

セリーヌ・ディオン本人からのコメント

「今は夫の回復のために全力を尽くしたい、それには今この時間を彼と私たちの子供のために専念することを決めました。東京、大阪、名古屋のファンの皆様には申し訳ない気持ちでいっぱいです。日本で過ごす時間、特にファンと一緒に過ごす時間はいつも楽しいです。ファンの皆様に迷惑をかけてしまいますが、一日も早く日本に戻れることを祈っています。皆様のたくさんの愛とサポートに大変感謝しています。」 出典: www.tfm.co.jp

セリーヌはコンサートに楽しみにしていたファンのみなさんにこのようなコメントを送りました。

2016年1月に夫の死去

セリーヌは公演懸命な看病をしていたのですが、2016年1月14日にレネは帰らぬ人となりました。

自分がデビューした当時からずっとマネージャーとして、その後夫として支えてくれたレネを失ってしまったセリーヌは悲しみを負い、しばらくはメディアにコメントを控えていました。

5月18日に初めてアメリカの「People」誌に、夫を失った悲しみとどのように幼い双子の息子たちにパパの「死」を伝えたのかを明かしました。

まだ幼い双子の息子たちにパパの死去を伝えるために。。。

セリーヌとレネの間は15歳のレネ・チャールズ、5歳のネルソン、エディの双子の三人の息子がいます。

まだ幼い双子の息子たちにとって「死」とはどういう意味を説明するために、ディズニー映画の「カールじいさんの空飛ぶ家」を観せました。

ディズニー映画「カールじいさんの空飛ぶ家」

ディズニー映画「カールじいさんの空飛ぶ家」は2009年公開されたディズニー・ピクサーのアニメ映画です。

主人公のカールは少年時代冒険家チャールズ・マンツに憧れ、同じく冒険好きの少女エリーと出会い、やがて二人は恋して結婚しました。二人には子供を授からなかったものの、いつか二人で伝説の滝「パラダイス・フォール」に一緒に行くと約束しました。しかし、エリーは病に倒れ、先立ってしまいました。

その後カールは自分の思い出が詰まった家をたくさんの風船を付けて、少年ラッセルと一緒にエリーとずっと行きたかったパラダイス・フォールへ目指して冒険に出かけました。

冒頭5分間で、観客を感動させた

映画が公開された際に、もちろんカールじいさんと少年ラッセルの冒険が中心になっている物語のはずでしたが、ファンの中で一番印象的と語られているのがやはりカールとエリーのシーン。

映画冒頭の5分間だけで、観客を感動させたということも話題になりました。

セリーヌが幼い息子たちに言った言葉は

セリーヌは夫レネの葬式の前に、カールじいさんの空飛ぶ家のようにカラフルな風船で会場をいっぱいにした盛大なパーティーを開きました。そして5歳の双子にこう言いました。

「カールじいさんの空飛ぶ家の映画にエリーが風船と一緒に空に登って、カールのところから離れたよね?パパも同じように風船とお空に昇って行って、もう帰ってこないのよ。」

セリーヌは夫の死を子供たちに怖い思いをさせたくないと思い、お医者さんや病気と結び付けたくなかったのです。彼女はこのように子供たちでも理解できそうなアニメ映画の内容を利用して、怖い思いをさせないままパパの死を説明しました。

子供たち思いのセリーヌを応援したい

まだ5歳の子供に、大人でも時々理解できない「死」をうまく説明するには、本当に親としての一大難題です。

セリーヌはこのように子供たちでも理解できる方法で、「死」に対する平和なイメージを与え、子供たちを怖がらせないのは実に素晴らしい方法です。

世の中にある悲しみを子供たちに説明し、受け止めてもらえるのに、セリーヌはディズニーの力を借りました。

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