「魔法が使えるようになりたい!」真剣な6歳男子が相談した図書館の司書がほっこり対応

魔法使いになりたい」と相談にやってきた6歳の男の子の気持ちに寄り添ったのは、図書館司書さんでした。この話題が、「ほっこりする」とインターネット上を駆け巡りました。この男の子とお母さん、図書館司書さんとの間にどんなエピソードがあったのでしょうか。男の子が一生懸命読んだも併せてご紹介します!

「魔法使いになりたい」と相談に来たのは図書館でした。

2016年2月。愛知県蒲郡市にある蒲郡市立図書館に親子連れがやってきました。

児童書のカウンターを担当する司書さんに対し、男の子が質問したのは「魔法の本ありますか?」との一言でした。

お母さんも、困ってた。けれど…。

魔法が使えるようになりたい、という男の子。でも、普通に考えると「魔法なんて存在しない」につきますよね。

お母さんは我が子の「本気」を踏みにじる一言が言えなかったようです。だから、ヒントを得るために親子で図書館に向かったみたいですね。

そんなお母さんの気持ちと、男の子の気持ちを汲んだ図書館司書さんはこの親子と話をしています。

難しい本でも読む!という男の子の気持ちに寄り添って本を選ぶことに

詳しいことまでは分かりませんが、多分「魔法使いになる本は、君には難しい内容の本が多いかもよ?」という問いかけがあったのかもしれません。

その子は6歳。多分小学校入学前のお子さんだったのでしょう。

児童書で幼稚園~小学校低学年向きの「まほうつかい」に関する本って、既に「主人公が魔法使い」というようなストーリーが多く、「魔法使いになるためには?」といった趣旨のストーリーは少ないかもしれません。

けれど「ちょっと難しい本でもがんばって読む」と頼もしいお返事が来たので、司書さんもこの親子に寄り添ってくれました。

風俗習慣. 民俗学. 民族学等のコーナーへ

司書さんはいわば「本のソムリエ」です。この6歳の男の子が探している「魔法使いになれる本」を探すために、風俗習慣や民俗学等を中心に分類したコーナーへ案内しました。

その中でも、魔女や妖精に関する本が集中するコーナーで親子と一緒に本を探すことにしました。

ここで紹介したのは3冊の本!

男の子の年齢や読みたい内容を汲んで3冊の本を紹介した図書館司書さん。

男の子に紹介した3冊とは…?

1.魔女図鑑 : 魔女になるための11のレッスン.

魔女図鑑 魔女になるための11のレッスン
魔女図鑑 魔女になるための11のレッスン

¥2,441

マルカム・バード/作・絵 岡部史/訳■種別:本 [児童]■出版社:金の星社■出版年月:1992年08月■ISBN:9784323012544
販売サイトへ

魔女になるためのプロセスが掲載されています。児童書としてはロングセラーです。

2.魔女・魔法使い大図鑑 魔女からの招待状

魔女・魔法使い大図鑑 魔女からの招待状/ 平林知子/文・絵
魔女・魔法使い大図鑑 魔女からの招待状/ 平林知子/文・絵

¥4,104

2012/11発売■本/雑誌商品詳細
販売サイトへ

現代の少女ミサのもとに、魔女見習いのイリーナから招待状が届きます。そこには、「魔女学校」にミサを正式に招待すること。そして、イリーナの家の地図が描かれていました。

約束の日。無事にイリーナと出会えたミサは、魔法の世界で1日を過ごすことになったのですが…。

3.魔法使いの秘密パーティー

ジャニス・イートン・キルビー/著 テリー・テイラー/著 マーラ・バゲッタ/イラスト 井口智子/訳

ISBN:978-4-7741-2193-2 技術評論社

「魔法の世界を作ってみんなで遊ぼう」という副題がついています。

購入サイト

この他にも何冊か紹介をしています☆

司書さんは、「超心理学. 心霊研究」の本を分類した棚へも案内し、魔術学に関する本も紹介していたようです。

児童書であったことや読みやすさを優先して、こちらの3冊の中から「魔女図鑑 魔女になるための11のレッスン」と「魔女・魔法使い大図鑑 魔女からの招待状」の2冊を選んで借りていきました。

試し読みをして、気持ちが前向きになったようです

それらの本には「魔法を使うためには修行が必要」ということが書いてありました。

本の中には「魔法のつかいかた」という項目もありましたが、そこだけをかいつまんだだけでは話の前後がわからない内容でした。

結論を急がず、一番初めのページから順に読んでいき、項目の順にできるようになったら魔法が使えるようになる、という本の構成内容だったようです。

男の子と母親、司書はこういった内容までしっかり確認しています。

貸出し時に男の子が言った言葉が印象的!

男の子は、本を借りる時に、「お母さんと一緒に修行して、できるようになったら見せるね」と司書さんと約束しています。

お家に帰って、ページを早く開きたくてわくわくしている気持ちがこの言葉からもうかがえます。

これには後日談があります

本の返却に来た時、男の子が司書さんに、修行を頑張ったという報告をしてくれました。

男の子の報告とは…?

  • おうちで魔女のほうきをつくったよ
  • 2秒くらいとべたんだよ

この二つの出来事を照れくさそうに教えてくれたそうです☆

実は、この「飛べた」という報告は母親からのもの。男の子は恥ずかしくなってすねちゃったようです。

この男の子には、これからも夢を持っていろいろなことにチャレンジして欲しいですね。

拡散後、SNSでの反応は?

上記の国立国会図書館の公式ツイッターが取り上げてから、じわじわと拡散されていったこの話題。

SNSでの反応を拾ってみました。

私もこうなりたい。

私も思うのですが、今回は母親と司書が男の子の気持ちを尊重したことがうれしいですよね。

私も、こういう母親になりたいと思いました。

今は、ファンタジーの世界を尊重してあげて☆

大きくなるにつれて「ファンタジーと現実の区別がつかない子」は浮世離れ等と揶揄されてしまいますが、彼はまだ6歳。

こういう気持ちを尊重してあげることで、きちんと現実世界と空想世界の区別がつけられる子に成長します☆

大人になった今でも魔女になりたい…

魔女図鑑は20代~30代の女性の愛読書だったのかもしれませんね。そして、世代を問わず「魔女になりたい」と考える子が多い事も分かります。

ハリー・ポッターのようになって欲しい

揶揄でもあおりでも何でもなく、本当にこの男の子が努力によって魔法の力を得るような気がします。これからも修行を続けてほしいです☆

子供のなぜ?に向き合って一緒に考えることの大切さを教えられた

子どもがいま3歳。なんで?なぜ?なぜ?どうして?攻撃が多い年齢で正直答えられない質問も多々…

答えるのが面倒に思えるときもあるけど、今一度子どものなぜ?に向き合って一緒に考えてみることの大切さを感じた記事ですね。

一緒になって調べる、大切にしたいです 出典: headlines.yahoo.co.jp

「魔法使いにはなれないんだよ」「魔法は存在しないんだよ」といってしまえば簡単です。けれど、やっぱりその答えでは納得できないですよね。

一緒に図書館へ行って本で調べてみるといったように、子供と向き合うことの大切さを痛感した方の意見です。

私も見習いたいです!

司書さんは「我が子と重なった」そうです

『ツチノコが見たい』とか『戦隊ものの悪役が、なぜ地球に来たのか知りたい』といった質問をされることがあります。

でも、『そんなのわかりません』『探せません』というのは違うと思うんです。夢を壊すことなく一緒に調べたいって

私にも同じぐらいの息子がいて、よく同じような質問をされたことがあったんです。だから何とかしてあげたいって思いました 出典: headlines.yahoo.co.jp

後日「神対応」と評価された司書さんが、この事案を振り返ってインタビューを受けています。

我が子と、魔法使いになりたい男の子の姿が重なったから、なんとかしてあげたいという気持ちを持った、これはどんな母親でも同じです。

お母さん目線で男の子の気持ちに寄り添ったことで、男の子のお母さんの気持ちも落ち着いたことと思います。

本は心の栄養!お子さんの気持ちを尊重してください

長女が幼稚園の年長だった頃、幼稚園の先生に「本は心の栄養です」と教えていただいてから、この言葉を大切にしています。

テレビやネットなど情報が氾濫している今ですが、深く広く知識を得られる図書館に目を向けてみるのもいいですね。

司書さんは本の整理をしているだけではなく、「本のソムリエ」としておすすめの本を紹介してくれたり、一緒に本を探してくれることもありますよ♪

また好奇心や探究心に対し否定することなく、子供の気持ちを尊重して一緒に向き合ってみることで、子供の成長も促されると思います!

私も、今回のニュース記事を見て気付かされました。

「魔法」「本」 についてもっと詳しく知る

リファレンス一覧 ※外部サイトに飛びます

本記事は必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて、医師その他の専門家に相談するなどご自身の責任と判断により適切に対応いただきますようお願いいたします。なお、ママリ編集部のコンテンツに対する考え方(または取り組み)についてはこちらもご覧ください。

カテゴリ一覧

フォローすると公式アカウントから、最新の情報をいち早くお届けしています!