あなたは大丈夫?働くお母さんに対する「育児ハラスメント」の現状

近年、定着しつつある「ハラスメント(いじめ、人を困らせること)」という言葉。現在は「マタニティハラスメント」「モラルハラスメント」「パタニティハラスメント」など様々な種類がありますが、先日「育児ハラスメント」についてニュースで取り上げられていました。実は今、この「育児ハラスメント」にあった女性が会社を相手に裁判を起こしているのです。

「育児ハラスメント」とは

困る

近年、共働きの親が増える中で問題になっていることの一つ、「育児ハラスメント」をご存知ですか?

ハラスメントは「いじめ、人を困らせること」を指し、育児をする人に対してのいじめや、育児をすることに困難な環境のことなどをいいます。

このほかにもハラスメントに関しては様々なものがあります。

ハラスメントの種類

  • マタニティハラスメント・・・働く妊婦さんに対するいじめ、いやがらせ
  • パワーハラスメント・・・職場の圧力で人権、尊厳を侵害すること
  • セクシャルハラスメント・・・働く異性や同性に対し、性的な言動のいやがらせ
  • モラルハラスメント・・・相手の人格否定などのいやがらせ
  • パタニティハラスメント・・・男性の育児参加を妨げる言動

残念なことに、実はこんなにもハラスメントの種類が存在しているのです。

昔よりも育児に参加する男性が増えてきているのに対し「育児ハラスメント」や「パタニティハラスメント」というものが同じように増えていることは悲しい現実です。

「育児ハラスメント」と戦う女性

今まさに、この「育児ハラスメント」と戦う女性がいるのをご存知でしょうか?

写真中央の女性はアクセサリー輸入・販売を行う株式会社クレアーズ日本(イオン子会社)で19年間と長きにわたって仕事をしてきました。

しかし結婚、出産後、二人の子供を育てながら働く彼女に不当な処分が降されました。

年3回の降格処分

給料

子供がいると、やはり体調を崩して休まないといけない状況になるお母さんも多いです。彼女も同じように会社を休むことが増えました。

そのことがあってか、彼女は2014(平成26)年5月から、わずか1年の間に育児ハラスメントとしての降格処分を3回も受けたのです。

その結果、年俸は568万円から304万円と大幅に減額してしまいました。

勤務地も配慮されず

通勤

彼女は離婚により母子家庭という環境になり、育児をするにあたって厳しい状況になりました。女手一つで子供を育てるのは本当に大変なことです。

そんな状況にもかかわらず会社は、自宅近くの店舗ではなく通勤に1時間30分もかかる店舗へ配属させ続けたそうです。

子供たちの学童保育、保育園の時間内のことを考えると6時間という時短勤務で働かなくてはなりませんでした。その上、今年の4月には、他店の店長同様に早番、遅番、土日出勤もできるようにと要求。

子育て中の母親に対する配慮のかけらのない対応に女性は頭をかかえました。

生活保護を受けるまでに

時短勤務でしか働けないため、毎月の手取りは14~15万ほど。生活費は足りず、不足している分は生活保護の受給で補っている状況。

この状況を改善するために、自宅から30分以内の店舗が4つはあるので配属店舗の変更を希望しているそうです。

彼女は『自宅近くの店舗になれば時短勤務ではなく長時間勤務が出来る上、生活保護を受給しなくて済む。早く普通の生活がしたい。』と語っています。

女性を支援する署名が1万件以上!Twitterでも話題に

署名

彼女を支援しようと、オンライン署名サイト『change.org』では1ヶ月ほどで約1万3000件もの署名があつまりました。

ツイッターでも彼女を応援する多くのリツイートがつぶやかれているのです。

賛同を呼びかける声

抗議

このツイートが多くの人によりリツイートされ、彼女の背中を押しているのです。働くお母さんにとってなんとも心強い応援なんでしょう。

育児休暇だけで子供が育つわけではない

ワーキングマザー

ハラスメントで同じように苦しんで働いているお母さんも少なくないのではないでしょうか。一刻も早い改善を望みます。

働くお母さん、お父さんへの配慮を

育児

筆者もパートではありますが、長女が1歳になったばかりのころに働き始めました。家事・育児・仕事の両立は本当に大変で毎日必死に過ごしていました。

そんな中でも職場の方たちに助けられ、働くことができ、本当にありがたかったです。

私たち親が少しでも職場や子供が育つ環境を整えていくことで、将来、親になる子供たちの未来を変えていくことが出来るのではないでしょうか。

すべてを解決することはともて困難です。ですが、声をあげることにより少しでも育児のしやすい日本にすることは可能です。

いつか「ハラスメント」という言葉が無くなる日がくることを願います。

「育児ハラスメント」 についてもっと詳しく知る

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