育休期間が最大2年に延長!あなたは賛成ですか?反対ですか?

政府が育休期間を現行の最大1年半から最大2年へ延長を検討しているというニュースをご覧になった方は多いかと思います。育休期間が延長となる理由の一つとして待機児童問題の解消が掲げられていますが、TVや新聞でニュースが報道されてからネット上では賛成・反対の声が日々上がっています。検討が進み、早ければ来年度中にも導入されるというこの制度、あなたは育休期間が2年になることに賛成ですか?それとも、反対ですか?

今度は実現するの?「育児休業期間が最長2年」へ

働いていた女性が働いている時に妊娠した場合、出産の際に取得できるのが産休・育休制度。この制度を利用されて出産・育児をされているママは非常に多いと思いますし、育休を取得し育休明けの復職のために保活をされているママを多いと思います。

しかしながら、地域によっては出産前から保活をしていても子供を預ける保育園が決まらない、いわゆる「待機児童」の問題が起こっていますよね。育休が終わるまでに子供を預ける保育園が決まらずに育休を延長している方、育休延長したけれども保育園が決まらない方も珍しくありません。

現在の育児休業期間は原則1年

育児

現在施行されている育児休業の期間は原則1年で、子供が1歳に達する日、つまり、誕生日の前日までの間でママが申し出た期間で育児休業を取得することができます。

但し、子供が1歳を超えても休業が必要と認められた場合は、子供が1歳に達した日の翌日から1歳半になるまでの間で育児休業期間を延長する事が可能です。

育休延長が認められるのはどんな時?

保育園

最大1年半まで育休延長が認められるケースは次にあげる項目のいずれかに当てはまる場合です。

  • 保育所の利用を希望・申込を行っているが、子供が1歳に達する日後の期間までに利用できない場合
  • 子供の養育をしているパパまたはママが、子供が1歳に達する日後に死亡・負傷・疾病等、または離婚等によって、子供の養育ができなくなった場合

育休には特例がある

育休にはパパ・ママ育休プラスという特例制度があり、パパ・ママがともに育児休業する場合、次の3つの条件いずれにも当てはまると育児休業の対象となる子供が原則1歳2ヶ月になるまで育休を延長することができます。

  • 育児休業を取得しようとする人の配偶者(パパまたはママ)が、子供が1歳に達する日以前に育児休業をしていること
  • 育児休業を取得しようとする人の育児休業開始予定日が、子供の1歳の誕生日以前であること
  • 育児休業を取得しようとする人の育児休業開始予定日が、配偶者(パパまたはママ)がしている育児休業の初日以降であること

ちなみに、育児休業の取得可能な期間(ママの場合は子供の出生日以後の産前・産後休業期間を含む)は1年間となっています。

また、ここで使われている「配偶者」というのは、法律上の配偶者だけではなく、事実上婚姻関係にあるのと同様の事情にある人も含まれることをご存知の方は少ないかもしれません。

育休を最大1年半から2年へ延長する事を検討

新聞

ところで、約ひと月前にTVや新聞で報じられた育児休業に関するニュースを皆さんはご覧になりましたか?

2016年7月15日にニュースで報じられた情報によると、育児休業の期間を現行の最大1年半から2年間へと延長することを検討していることが明らかになりました。

現在は最長1年半にわたって給付金を受けられる育児休業期間を、最長2年程度まで延長する方針を固めた。厚生労働相の諮問機関である労働政策審議会で延長幅などを決め、来年の通常国会に関係する改正法案を提出する予定。政府は保育所に子どもを預けられない親が育児休業を長く取得できるようにすることで、待機児童の解消を目指す。 出典: mainichi.jp

今後、さらに専門の諮問機関で育休の延長幅などの検討が行われ、関係機関等の調整が図られた上で2017年度中の実現を目指しているそうです。

育児休業期間の延長の狙いは待機児童解消

待機児童

育休が2年になるということで、パッと見は良い事のようにも思えるのですが、育休が2年へ延長される背景としては待機児童の問題がありました。

政府の考えとして、保育所に子供を預けることができない親が育児休業を長く取得できるようにすることによって、待機児童の解消ができるとしているんです。

2013年にも安部首相による「育児休業3年」表明がされていた

親子

実は、育児休業の期間の見直しは以前にも行われていて、2013年には育児休業を3歳まで延長して待機児童をゼロにするという表明をしていました。

安倍晋三首相は子供が1歳半になるまで認められている育児休業を3歳まで延ばし、5年間で待機児童ゼロをめざす方針を決めた。19日の経済3団体トップとの会談で協力を要請する。 出典: www.nikkei.com

表明後、政府内で議論されていたようで翌2014年度の導入を目標としていたようですが、実際には導入されませんでした。

育児休業期間の2年まで延長にみんなの反応は?

この「育休2年延長」については、TVや新聞で報道されてから各方面から様々な意見が上がっています。

朝の情報番組のコメンテーターなどでもお馴染みで、2人のお子さんのママでもある医師の宋美玄さんは自身のTwitterで次のようなコメントを綴っています。

ため息しかない。

宋美玄さんが指摘されているように、育休が取れているママもいる一方で、仕事や生活環境などによってはやむを得ず産休のみの取得で職場復帰しているママも少なくはありません。

育休延長のニュースがメディアで報じられてから、SNS等では多方面から様々な反応が日々寄せられています。ここからは、Twitter上でつぶやかれた育休延長に関するツイートを賛成派と反対派に分けてご紹介したいと思います。

賛成派の意見

OK

それでは、まず育休延長を歓迎している人の方の意見からです。

延長を容易くできるような社会に

働く ママ

育休延長が国として色々な面で保障されることで、働いているママがもっと育休を取りやすくなれば、ということですよね。

子供を産み・育てやすい国になれば、ママも安心して子育てができるようになりますし、総じて出生率や政府が目標としている女性の活躍にも自然と反映されるような気がしますよね。

延長することで待機児童が減るかも

待機児童

育休延長に賛成している方の中の意見の中で多くつぶやかれているのが「育休延長=待機児童が減る」というものでした。

ただし、単に期間を延長というのではなくてそれに付随する子育て支援を充実させた上で、という意味での話という考えの方が多いようです。

育休延長早くしてほしい!

お願い

出産前は産休明けにすぐに職場復帰と考えていた人でも、子供を産んで一緒に居てみると子供への愛情が芽生えてもっと一緒に居たいという心境の変化を感じる人も少なくないと思います。

初めての寝返りや初めてのハイハイなど、「はじめての行動」を見ることができるのは赤ちゃんの時期だけ。そういう意味ではある程度子供が成長する2歳ぐらいまでは一緒にいれるのも良いのかもしれませんね。

現行の制度よりは良い

OK

現状の育休制度では、最大1歳半まで育休を取得することができますが、1歳になっても保育園が決まらない場合、年度途中に保育園に入れる確率が少ないという待機児童が深刻な地域も少なくありません。

育休を半年延長しても保育園に入れるという保証は無く、育休延長分の消化を前に「まだ保育園が決まらない」と焦っていらっしゃるママも実際多いのではないでしょうか。

そういう意味では、更に半年分増えることで保育園に入れる可能性が増え、職場復帰ができるなら、育休を延長するという考え方はありなのかもしれませんね。

反対派の意見

反対

逆に、育休延長に否定的な方々はどんな意見を持っているのでしょうか。

企業には逆効果になるのでは?

不安

育休期間の延長が制度として確立されても、それによって女性が企業に雇用されづらくなってしまったら、今まで以上に働きながら子育てというのは難しくなってしまいますよね。

子育てしやすい仕組み作りが早く進んでほしいのが本音ですが、なかなかそれも出来ないのが日本の現状なのでしょうか。

おざなりな質の悪い事とかされそう

心配

子供を預ける立場としては、子供を安心して安全なところ、伸び伸びと過ごせるようなところに預けたいというのが本音ですよね。

そういう意味でも、保育園も「ただ増やせばいい」訳ではなくて、しっかり子供を見ていただける保育者さんが保育園に居てもらいたい訳で、その辺を実際どう考えているのかというのが気になりますよね。

延長したところで待機児童は減るの?

疑問

出産前に就いていた職種によっても、また、ママ本人の考えですぐに仕事復帰したいと考えているママも多いですから、問題を先延ばしするのではなくて、早急に対応してもらいたいという意見の方が多いはずです。

現状は育休延長をすると計算上は待機児童は減るのかもしれませんが、実際子供が保育園に入れるようになるかまでは確たる保証が無いので、ママとしては結局不安要素でしかないですよね。

支給期間延長よりも…

考える

本当にその通りですよね。保育園に入れることができても今度は時短勤務で以前よりも収入が減ってしまうというママもいらっしゃるでしょうから、何かと経済的にもかかる時期に辛いんですよね。

大学全入時代がやってくると言われていますが、その前に保育園全入時代がやってきてほしいと思うのは私だけではないはずです。

入園する保証がないなら意味がない

怒る

「来年までに待機児童をゼロにします」と宣言されていても、蓋を開けてみれば宣言通りに待機児童がゼロになった自治体は少ないのではないかと思います。

うちの地域もゼロになると聞いていましたけれど、うちはまだ待機児童ですし、前よりも深刻化しているように感じるのは私だけでしょうか。

育休の期間だけが延びて保育園に入れるという絶対的な保証が無いなら、延長の期間も半年長くなるだけですし、今とあまり状況は変わらないような気がしちゃいますよね。

あなたはどう思いますか?

選ぶ

今回、育休期間の2年への延長について、賛成派・反対派それぞれの意見をいろいろ見てきましたが、将来的には仕事に復帰したいママとしての本音で言わせてもらうと、「期間が延長することでホントに子供が保育園に入れるのだろうか」という不安がやっぱり拭い切れないです。

政府内でどのような議論がなされているのか、その議論がある程度まとまるまでは私達への情報の公開は無いのかもしれませんが、パパやママが安心できる保証等が確証された上での制度改革、そして、きちんと公平に利用できる制度だと嬉しいなと思いました。

育休期間の期間延長について、あなたはどう考えますか?

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本記事は必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて、医師その他の専門家に相談するなどご自身の責任と判断により適切に対応いただきますようお願いいたします。なお、ママリ編集部のコンテンツに対する考え方(または取り組み)についてはこちらもご覧ください。

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