認可保育園が入園予約可能に!?厚生労働省が待機児童解消策を発表

8月24日、厚生労働省は待機児童を減らすため、認可保育園に「予約制度」を導入することを決めました。今、0歳児を育てるママたちは1歳枠での保育園への入園がむずかしいため、0歳から復帰して働き始めることも多いです。その一方、子供が1歳までは自宅で育てたいと考えているママもたくさんいますね。予約制度が取り入れられると、生まれ月にかかわらず年度途中で入園できるしくみとなることから、ママ達からは期待の声が上がっています。

厚生労働省が、認可保育園に「予約制」を導入することを発表

8月24日、厚生労働省は待機児童をなるべく早く解消するため、全国の認可保育園などで「入園予約制」を取り入れるようにうながすことを決定しました。今、保育園の1歳児枠がほとんど0歳クラスからの持ち上がりとなってしまい、生まれ月によって保育園の入園に有利・不利が出ていることなどから、子供が1歳まで仕事を休んでも、年度途中で入園できるしくみとします。

入園予約制は「年度途中であっても」子どもが1歳になった時に入園できるという制度。0歳児のうちに予約申し込みをして、保育園の予約枠を取っておくことで、安心して1歳まで仕事を休み、赤ちゃんと過ごすという選択ができるのです。

1歳枠の”激戦”に悩みつづけてきた母たち

悩む

全国的には東京都品川区などが先行して予約制度を取り入れていますが、ほとんどの自治体には予約制度はありません。そのため、多くのママ達は1歳枠の激戦に悩みつづけてきたのです。

早生まれには圧倒的に不利

新生児

早生まれでこんなに不公平感を味わうなんて、考えたことがなかったというママも多いのではないでしょうか。

早生まれの子は4月までに0歳クラスに入園できる月齢に達しないこともありますよね。その場合、0歳クラスの年度中、もしくは1歳クラスからしか保育園に入園する事はできません。

もちろん4月の段階で0歳クラスの枠はいっぱいになってしまうため、0歳児クラスの途中からの入園は難しく、しかも1歳クラスは0歳からの持ち上がりがいるため、募集人数はわずか...。「早生まれで産んだがために...」と後悔してしまうママも。

最近では「早生まれは不利」という知識が広まり、早生まれを避けて妊娠しようとするママも多くなっています。

0歳でほとんどの定員枠が埋まってしまう

保育園

0~2歳クラスは、まだ幼稚園に入れない年齢の子で、両親が仕事をしている家庭すべてが応募してくるため毎年激戦になる地域が多いですね。

とにかく応募枠の大きい0歳枠で入園させないと、その後2年間は入園できない可能性がある状況。「1歳までは家で育てたい」と思っていても、保育園問題の為に育休を切り上げざるをえない家庭も多いのです。

社会制度や会社のしくみでは仕事を休むことができても、保育園に入れるまで永久に休めるわけではありません。その結果として0歳でほとんどの定員枠が埋まってしまい、その後の入園は絶望的になってしまっています。

もしかしたら復職できないかもしれないという不安

バッグ

0歳児枠で保育園に入れない場合「もしかしたらずっと復職できないのでは」という不安に駆られてしまうママもたくさんいます。その不安は自分ではどうしても解消できない不安。「働けない」ということは、その後の生活を左右する重大な問題ですよね。

とくに育児休業給付金の給付が終わってしまう1歳6ヶ月以降は、家計に大きな影響が出てきます。それを想像しただけで胃痛に悩まされてしまう保活中のママもたくさんいるのです。

予約制で保活はどう変わる?ポイント別でご紹介

疑問

では、認可保育園に予約制度が取り入れられた場合、今までの保活とはどう変わっていくのでしょうか。ママ達が気になるポイント別でご紹介します。

早生まれでも入園に希望が持てる!

赤ちゃん 保育園

今までは早生まれの赤ちゃんは、生まれた時点で0歳児枠での入園がほぼ絶望となっていました。0歳児の枠が4月で全て埋まってしまうからです。

しかし、入園予約制度を使用できるようになれば、1歳になる月以降に、年度途中でも入園できる可能性があります。「育児休業は1年間」とされている会社に勤めているママの場合、選考を通過できれば、早生まれでも仕事にきちんと戻れることを約束してくれるこの制度は嬉しいですよね。

「復職できないかもしれない」という不安が解消

仕事

すでに保育園の予約制度を導入している品川区では、赤ちゃんの誕生月の翌月末までに1歳での入園先行予約を申し込むと、その数か月後には入園できるかどうかのお知らせが届くのだそう。

今までは1歳児枠で入園できるかどうか確認ができるのは、入園直前の2月ごろになってからという自治体も多く、ママたちはギリギリまで「復職できないかもしれない」という不安に襲われつづけてきました。

今回の施策で、少しでも不安を感じ続けるママが減っていくといいですよね。

前もって入園グッズの準備が可能に

入園グッズ

4月入園ギリギリになってからの入園グッズの準備は大変。保育園とはいえ手作り品が多い保育園もあり、生地を買ったり採寸したりと大忙しです。復職の準備とかさなって、ママはもうヘトヘトになってしまいますよね。

認可保育園の入園予約制度が始まれば、0歳児のうちから入園する保育園が決まっているため、入園グッズの準備も早めに進めていくことができます。

入園前の時期はママも復職に向けて忙しい時期なので、余裕ができると嬉しいですよね。

Twitterでは早くも期待と疑問の声があがっています

声

入園予約制度のことが発表されると、Twitterでは多くの反響がありました。

同時に保育園の増設もするべき

園舎

NPO団体で保育園を経営している駒崎弘樹氏は、制度そのものは良いとしながらも、保育園が不足していることはこれまでと変わっていないので、保育園を増やす施策も行わなくては、問題の解決にはならないとコメントしました。

今予約制度を取り入れている品川区でも、予約の枠がまだまだ少ないため待機児童は存在しています。予約枠を増やすためには保育園数や、今不足している保育士さんも増員しなくてはいけませんよね。

この施策で終わることなく、どんどん待機児童問題の解消にむけて進んでいかなくてはなりません!

早生まれ救済措置として期待

予約制度があれば1歳まで育休と取りたかったというママも。予約枠の数をしっかり確保して、早生まれで悩んでいるママを1人でも多く救済してくれる措置であってほしいと思います。

早生まれを避けるママが減ることは、ゆくゆく少子化問題の改善にもつながっていくのではないでしょうか。

申し込み方法はママの負担にならない形に...

予約の方法にも注目ですね。現在予約が行われている地域では「先着順」「通常の選考と同じポイント制」など、色々なやり方があるようです。

不公平感がなく、生まれたての赤ちゃんを抱えたママでもなるべく負担を少なく申し込める方法を取ってほしいですね。

「保育園に入れるか不安」という悩みを解消できる制度作りを

親子 背中

待機児童解消のためのしくみとして期待されている、認可保育園の入園予約制度。まだまだ制度の運用方法は明らかになっておらず、どんなしくみで保育園を予約できる制度になるのかはわかっていません。

しかし、これまで長い間ママたちが苦しんできた「もしかしたら仕事を続けられないかもしれない」という不安を少しでも解消できるような、有効な制度になっていくことを期待したいですね。

一方、予約制度でどれだけの子供たちが保育園に入園できるのか、受け皿の大きさを心配する声もあがっています。入園予約制度自体が激戦になり、ただママたちの「戦場」が増えるだけでは意味がありませんよね。形だけではなく、本来の意味での待機児童を解消し、働きたいママみんなが安心して育休を取った後、当たり前のように復職できる制度作りに取り組んでほしいと思います。

「保育園」「入園予約」 についてもっと詳しく知る

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