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住民同士のつながりに癒される団地暮らしは子育て世代におすすめ!私の体験談

団地って聞くとどんな印象がありますか?独自のルールがあって自由がなさそう。少しの物音も気がひける。などあまり良いイメージを持たない人も多いのではないでしょうか。私も実際の団地に住むまではそうでした。ご近所づきあいやルールなどは一軒家に住んでいても最低限あるものです。面倒くさそうと思っていたけれど、いざ住んでみたら良いところもある!とおすすめしたくなりました。実際どうなの?という団地のあれこれをご紹介いたします。

PIXTA

団地はどうやって入るの?

団地にも種類がありますが、私が今住んでいるのは北海道内の道営住宅です。基本的に空きの部屋ができると入居希望者を募集して集まれば抽選し審査をして決定します。

私は小さい町に住んでいますが町営住宅と道営住宅があり、町営住宅は2ヶ月に1度の募集と抽選、道営住宅は年に2度の募集と抽選(いずれも空きがなければ募集も抽選もありません)があります。

町の広報で情報を簡単に手にすることができますが急ぐ場合は直接問い合わせてみましょう。

町営・市営の住宅と道営・都営の住宅は決定までの流れが違う場合があります。私が住む道営住宅の場合は北海道が募集し審査するのですが町役場が橋渡し役をしています。

また各地域や自治体によって団地の仕組みはさまざまです。一個人の体験談ですので詳しい詳細はぜひ該当する自治体や役所にお問い合わせください。

募集から審査まで

書類 PIXTA

募集している公営住宅に入居希望するときは、管理する自治体(役場や市役所)に行き必要書類をもらい説明を聞きます。期日までに必要書類を用意し、記入して提出します。

主に入居を希望する趣旨の申請書や納税証明書、源泉徴収、住民票などの他に保証人のサインが必要な場合があります。

抽選は基本的には自分で引くことができます。私は前日からドキドキして寝られませんでした。

当たりが確定すると提出した書類の審査が始まりますので決定の通知がくるまでは10日前後待つことになります。

審査から入居まで

引っ越し PIXTA

決定の通知がきたら入居する部屋がどこなのか、駐車場はどこなのか、いつから入居できるのかがわかります。それまではわかりませんので、間取りも不明、荷造りや新たな家具の購入など動けないですよね。

また決定の通知と一緒に家の鍵をもらうためのいうなれば引換券的な用紙が入っていますので役所にて提出し鍵をもらいましょう。

これでやっと部屋の間取りや内装の確認などができます。私も入居ギリギリまで何もわからなかったので、新しいカーテンや家具を購入しておくこともできず不便でした。

団地住まいスタートのコツはこれ!

引っ越し PIXTA

団地への引っ越しはご近所のことや班に分かれて管理されていたり、役所でも把握していなかったりすることも多くあります。

知っていると安心な団地住まいを始めるコツをご紹介します!

挨拶用の贈り物は自分でも使うものを複数用意!

お隣さんへの挨拶はもちろんですが団地となると班長さんに挨拶ということも。団地によっては管理者さんや班長さんが複数いる場合もあります。

急な挨拶になっても慌てないように少し多めに用意すると安心です。しかも自宅でよく使う物や使ってみたい物にすると余っても困りません。

入浴剤 amaiwanna バスキャンディー 3粒ミックスギフトセット

かわいらしいキャンディ形ですが、しっかり炭酸の入浴剤です。家族で楽しめる入浴剤で、団らんのリラックスタイムがおすすめです。

実際に入浴剤として使わなくても、香りを楽しんだり、置いておくだけでもお部屋の雰囲気が明るくなったりするので、贈り物にぴったりです。

団地の細かい情報は自分から入手!

団地それぞれに独自の決まり事があります。共有部分の清掃や班長の順番、ゴミ出しや除雪についても決まりがある場合もあります。

しかし役所が把握していることはごくわずかで、団地の管理人さんや班長さんに聞かなければ手に入らない大切な情報もたくさんあります。

挨拶の訪問ももちろんですが初めての人を見かけたらこちらから声をかけて団地の情報を教えてもらいましょう。そこでコミュニケーションをとっていれば困ったときに助けてもらえます!

団地暮らしのココには注意!3つのデメリット

一言で団地暮らしと言っても集団生活のようなめんどくささも確かにあります。私が実際団地暮らしの中で、ここはデメリットだと思うポイントを3つご紹介します。

先に知っておけば、先手必勝!デメリットを回避できるかもしれません。

1.生活音と生活必需品

騒音 PIXTA

マンションやアパートも同様ですが、団地も生活音にはものすごく気を使います。小さな子供がいれば余計に、走り回る音、甲高い声や泣き声、夜中なら特に気をつかいますよね。

私の家でも床に防音できるパネルやじゅうたんを敷き防音カーテンなどのアイテムを惜しみなく使って予防しています。その他にも、ドアの開閉の音はよく響くし、夜の洗濯機の音も思っているより響くので注意が必要です。

また公営住宅はストーブや照明器具など普通マンションやアパートならついていそうな生活必需品は一切ないので一からすべてを用意することになります。

2.必ず管理人か班長などの役目が回ってくる

回覧板 PIXTA

共働きの家庭だと本当に集金する時間もなくて大変ですよね。私のいる団地は班長が集金するのではなく、住民が班長の家に会費を持っていくシステムです。

その他にも新しく入居者が増えたら決まり事やルールのプリントを配布し、自治会で回ってくる回覧板の管理などもあります。

3.団地の清掃や駐車場の管理に気を使う

清掃 PIXTA

団地には入り口や階段、廊下など住んでいる人全員が使用する共有部分が必ずあります。共有部分の清掃はローテーションで担当します。

私のいる団地は共有部分の掃除を10日ごとに隣にバトンタッチ。北海道なので駐車場の除雪もあり共有部分は朝7時に集合して除雪。自家用車の駐車場は好きな時間にできますが年配の方は早くに終わらせてしまうので。こちらも早く終わらせねばと気を使います。

清掃しているところ、除雪しているところが見てすぐわかってしまう所が何より気をつかいますよね。

団地の暮らしのココが良い!3つのメリット

面倒なことばかりではなく、良い所ももちろんたくさんあります。私が思う団地ならではの良いポイントも3つご紹介します。

1.部屋が暖かい

ストーブ PIXTA

集合住宅あるあるですが、部屋がとにかく暖かいです!

私の住んでいる地域の場合、冬は雪が積もって最高気温が氷点下になることもあるので基本ストーブは一日中たきっぱなしになりますが、団地に住むようになってからは朝晩のみの使用でも暖かい部屋で過ごせます。

ストーブの灯油代が安く済むので一石二鳥ですね!

2.住民同士のつながり

井戸端会議 PIXTA

ご近所のお付き合いが面倒な人には良いポイントとは言えませんが、ご近所と会うたび挨拶や会話をすると、思わぬ情報を得たり家族が助けられたりします。

うちの家族はみんな人懐っこいので、毎朝学校に行くときにご近所とあいさつする声が廊下を響きます。駐車場の除雪に行った主人がお野菜をいただいてくることも。

そういったやりとりがいざ困ったときに大きな力となり助けられる場合もあります。深い付き合いはしなくても挨拶程度の交流はおすすめします。

3.家賃が安い!

明細 PIXTA

公営住宅は世帯の所得に応じてその年の家賃が決まります。家賃の計算方法は各自治体の広報やホームページに掲載されています。

共働きになると世帯収入が増えるため家賃は上がりますので、一軒家の月々の支払いと比較して引っ越しを考える世帯も多くいます。また小さい子供がいると世帯収入が多くても家賃が一定額以上上がらないなど様々な制度もありますので、気軽に各自治体に相談してみてください。

公営住宅といっても一般のマンションやアパートを自治体で長期借り入れし、借り入れ住宅と位置づけ公営住宅の家賃のままで提供している場合もあります。公営住宅への引っ越しを考えているなら、まずはよく調べて情報を入手してください。

近隣住民と助け合って生活できる!子育て世代におすすめの団地暮らし

団地 PIXTA

ご近所つきあいや自治体のルールは団地に限らず一軒家でも同じ。プライベートはしっかり守られているため安心ですし一斉清掃などは団地でも一軒家でもあるものです。

最近は高齢者が増えているため、高齢者のサービスを増やしている公営住宅や、一般世帯が高齢者世帯と暮らし助け合う公営住宅など色々なところがあります。

私が住む公営住宅はシルバーハウジングといって、高齢者世帯と一般世帯がともに暮らし、高齢者世帯に体調などを伺いに訪問するヘルパーさんが常駐しています。週に2度常設されている集会所でご飯を食べたり、手芸をしたり、お茶をしたりと交流できる日もあって、高齢者世帯には嬉しい公営住宅です。

生活音や共有部分の管理など自由にいかないこともありますが、お互い気を使いあい助け合って生活しているという面では子供達にも良い影響になり住んで良かったなと思っています。

私が住んでいる団地を例にしましたが地域によって様々な団地があります。その地域に合った仕組みやルール等もありますので詳しくは役所などで調べてみてください。実際に住んでいる私からも、団地暮らしおすすめします!

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本記事は必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて、医師その他の専門家に相談するなどご自身の責任と判断により適切に対応くださいますようお願いいたします。なお、記事内の写真・動画は編集部にて撮影したもの、または掲載許可をいただいたものです。

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