提供:NHKエデュケーショナル

NHKすくすく子育て特番!すくすくアイデア大賞2016の「イヤイヤ写真館」とは?

12月24日21:00~放送された、Eテレ「すくすく子育て」の『すくすくアイデア大賞2016』はご覧になりましたか?子育てするママや家族、幼稚園の先生など、子育てに携わるたくさんの人たちから寄せられた子育てに関するアイデアを集め、今年のナンバー1を決める大賞。今年も目からウロコの素敵なアイデアが集まりました。赤ちゃんや子供たちへの愛にあふれたアイデアの数々は、明日から真似してみたいものばかり!その一部をご紹介します。

Eテレ「すくすく子育て」ってどんな番組?

すくすく子育てとは、毎週土曜日夜9:00~9:29まで、NHKのEテレで放送されている子育て情報番組です。1児のパパであるアンガールズの山根良顕さんと、1児のママで現在第2子妊娠中のタレント、優木まおみさんが司会を務めています。

毎週ママたちの育児に関する悩みを取りあげ、実際に悩んでいる一般のママの子育てシーンを見たり、スタジオで生の声を聞いたりしながら、専門家の先生とともに悩みを解決しています。「結論ありき」という情報バラエティではなく、一般のママたちのリアルな悩みを取り入れ、親身になって先生がアドバイスをくれることや、司会の山根さん、優木さんのパパやママとしての声が聴けるのも番組の大きな魅力のひとつです。

「すくすくアイデア大賞」とは?

すくすくアイデア大賞とは、すくすく子育てで毎年募集している「子育てに関するアイデア」の年間大賞を決める"育児アイデアの祭典"です。全国の視聴者から、子育ての悩みや困りごとを解決できるオリジナルの「子育てアイデア」を募集し、そのアイデアの中から「第1次審査」「第2次審査」を行い、「最終審査」に進むエントリー作品を決定します。

最終審査はNHKスタジオで収録を行い、大賞は放送で発表。今回のアイデア大賞は記念すべき10回目を迎えました。今回の審査員は、以前同番組で司会を務めていたタレントのつるの剛士さん、くわばたりえさん、お茶の水女子大学副学長で小児科医の榊原洋一先生、恵泉女学園大学学長で発達心理学の専門家の大日向雅美先生の4名です。審査は審査員と、スタジオに訪れたパパママたちの投票により行われました。

今年のノミネート作品はこんな作品!

すくすく子育て

今回のすくすくアイデア大賞は12月24日に放送され、最終選考に残った9つのアイデアが放送されました。ママだからこそ考えついた目からウロコのアイデアや、ママやおじいちゃん、おばあちゃんの世代まで繋がる家族のきずなを感じるアイデア、ちょっと笑えるアイデアまで...思わず今日から真似したくなるものばかり!

そんな素敵なアイデアの中から、ママリ編集部にて厳選したノミネートアイデアを3つご紹介させていただきます。

1:泣く子もにっこり!愛情パタパタ鳥

愛情パタパタ鳥

泣いてしまう赤ちゃんを泣き止ませたいときに活躍するアイデアです。パタパタ鳥とは、ボックスティッシュの横面に画用紙で羽を付けた「鳥形のおもちゃ」のこと。赤ちゃんが泣いているとき、たまたまこのおもちゃでお兄ちゃんが遊んだところ、赤ちゃんが泣き止んだことで発見されました。

それ以来、この「パタパタ鳥」をお兄ちゃんがパタパタさせることで弟はすぐに泣き止むようになったのだそう。いつもはパパが抱っこするだけで泣いてしまうという赤ちゃんも、パパのお膝で「パタパタ鳥」を見てニッコリ。赤ちゃんだけでなく、家族みんながニコニコ笑顔になれるアイデアでした。

くわばたりえさんのコメント

大人だったら、世の中にいろんな情報が出ているから、泣き止ませ方など検索してしまうけど、子どもはいろんな発想からこういうものを作ってしまえるんですね、子どもはすごいと思います。 出典: www.nhk.or.jp

子供の発想から生まれた素晴らしいおもちゃアイデア。お兄ちゃんだからこそ、大人にはなかなか考え付かない発想で、このパタパタ鳥を作ることができたのかもしれません。

材料も少なく、今すぐ真似したくなる素敵な育児アイデアですね。

詳細はこちら(すくすく子育てHP)

2:魔法のめがね

保育士 すくすく子育て

保育士さんが考え付いた、集団行動がまだ難しい乳幼児に「なんとか言うことを聞いてもらいたい」という時に使える育児アイデアです。トイレットペーパーの芯を二つ並べ、透明のフィルムを穴部分に貼るだけで完成です。

子供たちに「なんとか静かに集中してほしい」という時に、このメガネを覗きながら「カッコいいお友だちがみえまーす」「〇〇ちゃんカッコいいね~」と声をかけます。すると「自分が一番かっこよく見られたい」と思う子供たちはたちまち静かになり、背筋を伸ばして座ることができるのだそうです。

保育士さんならではの、「1番になりたい!」「よく見られたい!」という子供心をくすぐる素敵なアイデアですね。

大日向先生のコメント

3歳児には、集団のルールはまだわかりません。自分中心の世界に生きています。めがねで自分にスポットを当ててもらえることが、うれしいんですね。また、めがねのレンズとしてフィルムを貼るだけでも、ファンタジーの世界に生きている子どもにとっては本当に魔法なんです。子ども心をくすぐる上手なアイデアです。 出典: www.nhk.or.jp

3歳の子どもたちにとって、トイレットペーパーの芯にフィルムを貼っただけでも、その先に見える世界はきっと魔法の世界。子供自身が「あのメガネで僕(わたし)はどんな風に映るのかな?」と考えることで、「かっこいい自分になろう」と前向きに良い行動に導いてくれるのですね。

子供たちの創造力や夢の世界を大切にしながら、ママの悩みを解消してくれる素敵なアイデアでした。

詳細はこちら(すくすく子育てHP)

3:真夜中でも「墨」やかにオムツがえ!

夜中におむつ替えをしたいとき「電気をつけたいけれど、明るくしたら赤ちゃんが起きてしまう...」と、真っ暗な中で手探りでおむつ替えをした経験のあるママもいるのではないでしょうか。そんな時に役に立つのがこのアイデアなのです。

段ボールを赤ちゃんの頭を覆える大きさにカットし、赤ちゃんの胴体が出る側にフエルトでカーテンをつけるだけ。あとはママのセンスで可愛らしくタコ風にデコレーション。

これを頭にかぶせてから電気をつければ、ママの手元は明るいのに、赤ちゃんがスヤスヤ快適に夢の中。まさに"墨"やかにおむつ替えができてしまうのですね。さらにママは、段ボールの断面が布団にこすれて音が出ないよう、断面は透明テープでツルツルに覆ったのだそうです。さすがママ。愛情たっぷり、ユーモアもたっぷりの素敵なアイデアでした。

大日向先生のコメント

どこにでもあるものを使って、これだけ効果があるものを作れるのはすばらしいと思います。 出典: www.nhk.or.jp

家庭で簡単に手に入る材料で、ママにとっての「不便だけど仕方ないな」とあきらめていた部分を便利にしてくれる育児アイデア。まさにママだからこそ"かゆいところに手が届く!"すばらしいアイデアでした。

不便なことを我慢するだけで終わらせず、アイデアを絞って便利に、しかもクスッと笑える楽しさを作るなんて、実はとても難しいこと。本当に素敵なママですね。

動画はこちらから

大賞は「イヤイヤ写真館」!ママの愛に溢れたアイデアでした

すくすく子育て イヤイヤ写真館

すくすくアイデア大賞2016の大賞アイデアは「イヤイヤ写真館」。イヤイヤ期の子供や反抗期の子供を持つママたちにとって、目からウロコで、さらに心がほっこりと温かくなるアイデアでした。

「イヤイヤ!」と地面に寝そべる子供の気をそらし、起き上がらせる

すくすく子育て イヤイヤ写真館

そのアイデアとは、子供がイヤイヤをして困ったとき、その様子を写真に収めるだけ、というもの。「公園から帰りたくない」「抱っこしてほしい!」と、地面に寝そべってイヤイヤしている子供を「はい、写真撮るよ~」と笑顔で写真に収めるママ。すると、立ち上がって「写真を見せて」と子供が近づいてきました。

こうして写真を見たいと思わせることで「イヤイヤ」から気をそらし、さらに寝そべるのをやめさせることができるのです。写真を見て気持ちを切り替えることで、その場で過熱した「イヤイヤ」が収まりやすくなり、ママも子供も笑顔になれるアイデアです。

さらにその写真が集まったら、思い出のアルバム「イヤイヤ写真館」に

すくすく子育て イヤイヤ写真館

さらに携帯電話のアルバムにたまった「イヤイヤ写真」は定期的にアルバムにしているのだそう。写真の横には「抱っこしてほしくて」「スーパーで買ってほしくて」などの理由が書き込まれ、なんとも思い出深いアルバムに。

その場ではママも気持ちが沈んだりイライラしてしまいがちな「イヤイヤシーン」ですが、子供が大きくなった時にこのアルバムを見返すと「こんなことで必死に泣いていたなあ...」と懐かしく、育児の日常を思い出すきっかけになるのではないでしょうか。どんなシーンも後から思い返すと、愛しいわが子との大切な時間。そんなことを思い出させてくれる「イヤイヤ写真館」ですね。

つるの剛士さんのコメント

イヤイヤ期って人前だと特に困りますよね。それでも、いったん気持ちをクールダウンさせて、客観的に楽しんで、写真を撮るというのはステキなアイデアだと思います。 出典: www.nhk.or.jp

5児のパパであるつるのさんも、このようにコメントしました。人前で子供がひっくり返ってイヤイヤを始めたとき、ママはつい気が動転してしまいます。つい「立ちなさい!」と怒鳴ったり「𠮟りつけなくては周りに恥ずかしい」と思ったりしてしまうこともあるのではないでしょうか。

そんな時にママの気持ちをいったん落ち着かせることや、子供の気持ちを興奮状態からいったん逸らす意味でも、写真を撮るアイデアは有効ですね。そしてさらにそれをアルバムにすることで、ママと子供との毎日の「攻防戦」ですら大切な思い出として輝きだすのが、何よりも大きなこのアイデアの魅力ですね。

動画はこちらから

今日から真似したい!素敵な育児アイデアはすくすく子育てのホームページで

すくすく子育て

「すくすくアイデア大賞」に紹介されたアイデアは、どれもママや保育士など、子供にかかわる人たちのリアルな悩みから考え出されたアイデアばかりでした。本気で子供と向き合うからこそ、うまくいかないことや、ママ自身が「よいママ」でいられなくてもどかしい気持ちになる場面があるものです。そんな場面をたくさん経験してきたからこそ見つかるアイデアは、どれも本当に素晴らしいものでした。

「すくすく子育て」のホームページでは、最終選考に残ったアイデア以外も含め、15の応募アイデアを30秒ほどですぐに分かる動画として紹介しています。「仕上げ磨きをさせてくれない」「いたずらをやめてくれない」「トイレに行きたがらない」などのママの悩みを解消してくれる素敵なアイデアばかり。育児の合い間にササッとチェックして、今日から活用してみましょう!

すくすく子育て「すくすくアイデア大賞」