長時間の陣痛に耐えられず緊急帝王切開で出産、ママの本音と励ましの言葉

どんな出産も尊いものだけど…帝王切開を経験したママの本音とは

出産は、ママにとって命をかけた大仕事です。自然分娩、帝王切開、無痛分娩など、分娩の方法は様々ですが、痛みの大きい小さいにかかわらず、どんな出産も命をかけたとても尊いものです。

でも、日本ではまだ自然分娩が偉いとされる風潮が残っており、その選択をしなかった、またはできなかったママたちが、周りの心ない反応に心を痛ませたり、自分を責めたりしてしまうことがあります。

ママリQにも、緊急帝王切開で出産をしたママから、次のような質問が投稿されていました。ママリQとは、家族の毎日の疑問と悩みを解決するママ専用のQ&Aアプリのことです。妊娠・出産・子育てから、お金や教育、美容の悩みまで、ママやプレママが抱える日常の疑問を、匿名で相談できる満足度98.5%の女性限定アプリです。

長時間の陣痛に耐えられず緊急帝王切開で出産した私をどう思う？

質問者は、14時間の陣痛の末、緊急帝王切開での出産を選びました。

病院も、出産に挑む本人も、一番優先するべきは、「母子ともに健康であること」。陣痛が長引き、母子の命に危険が伴うのであれば、自然分娩にこだわる必要はないのではないでしょうか。

ご本人も、医師の意見や体力的な問題から、帝王切開で産んだことを後悔しているわけではありません。しかし、自然分娩を期待していた旦那さんに対して、気持ちを裏切ってしまったのではという罪悪感を持ってしまっています。

実際に出産を経験した先輩ママたちは、母子ともに安全に出産を行うために帝王切開を選んだこのママのことを、どのように感じているのでしょうか。

どんな出産でもママは頑張った！先輩ママからの声をご紹介

先ほどの質問に対して、ママリQの先輩ママからも、励ましや共感の声が多数届いていました。

どんな形であっても出産は尊いものであり、出産を乗り越えたことは賞賛に値すべきこと。それは、出産の痛みや苦しみを経験したママだからこそ実感していることなのかもしれませんね。

どんな出産にもママが主役のドラマがある

どんな出産にも、そのママが主役のドラマがあります。愛しい我が子に出会うまでのストーリー、一つとして同じものはありません。新しい命をこの世に生み出すために、どんなママも、最善の方法を考えて選んだはずです。

陣痛時間が短かったから、長かったからすごいとか、自然分娩だから、帝王切開だからどうとか、本来であればそこで比較するべきものではないんですよね。

他のママに「自信持って良いですよ！」と言われると、気分が明るくなりますね。

帝王切開は産んだ後がつらい…ママは頑張った！

帝王切開を経験したママが、看護師さんにかけられた素敵な言葉を紹介してくれました。「自然分娩は産まれる前が辛い、帝王切開は産んだ後が辛い、お母さんはどっちでも頑張ったんだよ」と。

傷の痛みが1ヶ月間続くとは、自然分娩で出産したママからは想像できないことかもしれません。

「母子ともに健康が一番」わかってはいても、もともと自然分娩を希望していたママであれば、自然分娩ができたら良かったな…と思う気持ちもあるかもしれません。その何とも言えないモヤモヤした気持ちに寄り添ってくれるコメントもとても素敵ですね。

傷を見てシュンとすることもあるけど、子供が元気なのが一番！

帝王切開をしたママの気持ちは、経験者でないと分からないところもあります。このママは、帝王切開で残ったお腹の傷を見て、何とも言えない気持ちになることもあると言っています。

それでもやはり、子供が元気でいてくれることが一番！元気で走り回っている娘さんを見て、それがいかに大切で幸せなことかを実感するようです。モヤモヤとした気持ちを抱いてしまうときは、すくすく育っているお子さんに意識を向けてみると、気分が晴れるかもしれませんね。

男性には出産の痛みはわからない…もっと誇りを持って！

確かに、出産の痛みは、男性には一生経験できないもの。出産という大仕事を成し遂げるのはそれだけですごいことなんです。

質問者は、自然分娩を期待していた旦那さんに対して「申し訳ない」という気持ちを抱いてしまっています。でも、出産の痛みや大変さは、実際に経験した人でないとわかりません。

だから、旦那さんに対してそんな気持ちを持つ必要はないのかもしれませんね。質問者のママが、無事にお子さんを産めたことをもっと胸を張って誇れると良いですね。

14時間の陣痛…頑張った！としか思えない！

陣痛って、痛みの強さはもちろんですが、「産まれるまで長く続き先が見えない痛みに耐えなければならないこと」これがママにとって一番つらいのではないかと思います。

14時間陣痛の痛みに耐えた、これだけで、本当に素晴らしいですし、「よく耐えた！」とママを褒めたいですよね。

弱気になっている質問者に対して、「頑張りましたね！としか思いません」ととても心強い言葉。質問者も救われた気持ちになったのではないでしょうか。

帝王切開の傷は勲章！どんな出産もママが頑張った証

帝王切開の傷は頑張った証…。本当にそうかもしれません。帝王切開は、先ほどのコメントにもあったように、自然分娩よりも産後がつらいといいます。

出産でできた傷はママの勲章ですね。長く陣痛に耐えたからえらいということではありませんが、どんな出産だって、ママはみんな頑張ったのです。

出産は、当たり前のことではなく、奇跡の連続です。「新しい命をこの世に生み出した」という事実が、出産を経験したことのあるママ以外からも、もっともっと認められるようになったら良いですね。

赤ちゃんに「ごめんね」なんて思わないで

帝王切開ではなかったママからも、質問者に対して賞賛の声があがっていました。

どんな出産も本当に命がけなんです。質問者は、旦那さんだけでなく赤ちゃんにも「ごめんね」と言っていますが、赤ちゃんは、絶対にそんなことは思っていないですよね。むしろ、無事に産んでくれてありがとう、と、ママの選択に感謝しているのではないでしょうか。

だから、ママにも、しっかりと出産を成し遂げたことに自信を持ってほしいですね。

どんな出産も尊いもの。新しい命を生み出したことに誇りを持って

どんな形でも、出産はとても尊いもの。そして、どんな出産でも、ママは人生の大仕事を成し遂げたのです。

「母子ともに健康であること」が一番だとわかってはいても、周りの方、特に旦那さんが自然分娩を望んでいた場合、帝王切開を選んでしまったことを気にしてしまうママもいるかもしれません。

そんな時には、元気にすくすくと育っているお子さんに意識を向けてみてはいかがでしょうか？新しい命を生み出したということに自信と誇りを持ってくださいね。