「助かるよ」が魔法の言葉!保育士がすすめる段階別お手伝いとは?

生まれたばかりの頃は自分のことだけで精一杯だった子供たちも、成長してくると「ぼく(わたし)もママのお手伝いがしたい」と声をかけてくれることがあります。ママとしてはとても嬉しいことですよね。せっかく育ってきた小さな自立心を大切に、小さな子供たちにどのようなお手伝いをおまかせするのが良いのでしょうか?今回は1~7歳のママに聞いたお手伝いに関する声と、保育士に取材して聞いたお手伝いに関するアドバイスをご紹介します。

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ママ達はどうしてる?家庭で子供に任せる「お手伝い」

子供が成長してくると気になる「お手伝い」。小さいながらも、何かママやパパの役に立つことをしたいと思ってくれる子供の気持ちはとても嬉しいものですね。そして、家庭という小さな組織の中で自分の役割を持つことは、子供たちにとっても自信につながることでしょう。

しかし、まだまだ小さい子供にどんなお手伝いをしてもらうのが良いのか、悩んでいるママも多いのではないでしょうか。今回は、1歳~7歳の子供を育てるママ達に、お手伝いについて聞いてみました。

お手伝いはさせている?

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13人のママにお話を聞いたところ、9人のママは週に2~3回以上子供にお手伝いをさせているという声がありました。毎日ではなくても、ちょっとしたことを手伝ってくれるだけで成長を感じますね。

その他、気が向いたときに声をかけてやってもらう程度や、子供が自分からやりたいと言った時に、今できることを都度お願いしているという声もありました。まだ1歳代の子供の中では「まだしていません」という家庭もありました。

どんなお手伝いをしている?

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では実際にママたちはどんなお手伝いをさせているのでしょうか?4歳ごろの子供がいるママは「ピーラーを使った皮むき」や「サラダを混ぜる」など調理のお手伝いをさせているという方も。もう少し小さな子供では、食卓に食器を出す、食べた食器は重ねる、食事の前にはテーブルを拭くなど、刃物や器具を使わないお手伝いが目立ちました。

その他では洗濯機に洗濯物を入れる、洗濯物をたたむなどの洗濯系のお手伝いや、フローリング用ワイパーをかける、ゴミを捨てるなどの掃除系のお手伝いも多くの子供たちがトライしていました。

また「自分のおもちゃを片づける」「保育園のカバンを運ぶ」など、自分のことは自分でするようにしているという声も。ママにとっては自分のことをしてくれるだけでもとても助かるものです。

難易度の高いものでなくても、子供の年齢に応じた難易度で本人が「できた!」と感じてくれるお手伝いを任せてあげるのがよいようですね。

お手伝いに関するママの悩み

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お手伝いをしてくれることは本当に嬉しいことなのですが、子供たちはまだまだ小さいので、お願いできることも限られていますよね。さらにそばでじっと見ていないと危ないことも。そこで、お手伝いに関する悩みをママ達に聞いてみました。

お手伝いをしたがるけど手伝いされない方がはかどる...

ママの毎日はとても多忙です。「ぼく(わたし)もやりたい~」と言われても、ちょっと今は急いでいる...という場面も多いですよね。せっかくの子供の思いをムダにしないように手伝ってもらうけれど、次の予定の時間が迫ってしまいイライラしてしまうことも。

やってもらわないと自主性が育たないとは思うけれど、急いでいる時は勘弁してほしいと思う時、どうすれば良いのか悩みますよね。

気まぐれ...

「お手伝いしたい!」と情熱を燃やしているときと、そうではない時との差が激しくて困るという声もありました。子供はどうしても気まぐれなもの。お手伝い用の作業を残していても、全然やる気がない場合もあるのですよね。

しかも「今日はやらないのかな」と思ってママが片づけると「ぼく(わたし)がやりたかったのに!」と大泣きしてしまうことも。「じゃあどうすれば良かったのよ~...」とママは頭を抱えてしまいます。

お料理には危険がいっぱい...

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おままごとに興味を持つとやりたがるのが「お料理」のお手伝い。しかしお料理には危険がつきものです。包丁、ピーラーなどの刃物や、ガスレンジやポットなどの熱いものなど、ママが気を付けなくてはいけないポイントがたくさん。

おまけにあまり広さもない場所なので、引き出しを開けたりガスコンロに手を近づけたりして「もう~!」となってしまうこともありますね。やりたい気持ちを尊重しながら上手におまかせする方法が知りたいですね。

子供にお手伝いをさせるメリットは?

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子供たちがチャレンジしたがる「お手伝い」には、どのような良い面があるのでしょうか。

今回は、子供にお手伝いをさせるメリットについて保育士さんにお話を聞きました。お話を聞いたのは親子カフェで見守りスタッフとして活動している保育士のトマトさんと、メ―さん(お店の方針によりニックネームでご紹介させていただきます)です。

保育の現場でも、子供たちにエンドウ豆のスジ取りを手伝ってもらうなど、お手伝いをさせることがあるそうです。お手伝いをすると、子供たちは「役に立った」という自信を持つのだそう。自分にもできた!そして周りの人に喜ばれた!という経験が、子供を大きく成長させてくれるのだといいます。

ママ1人で子供のお世話をしている時間はなかなか余裕がなく、お手伝いしてもらうタイミングを逃しやすいものですが、先生たちによると、余裕のない時間に無理をしてお手伝いをさせる必要はないのだそう。また大きなお手伝いにこだわる必要はないのだといいます。気張らずにできる小さなお手伝いの引き出しをたくさん持っておけば、「やりたい」と言われたときに気軽にお願いすることができるのでおすすめだそうですよ。

ぜひ「小さなお手伝い」のレパートリーをたくさん用意しておきましょう。

「ママ、助かったよ」が魔法の言葉

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お手伝いをしてもらったとき「ありがとう」と声をかけるママは多いと思いますが、保育士さんがおすすめするのはさらに「ママ、助かったよ」と付け足すこと。

ママが1人でやると大変だけど、あなたが手伝ってくれてママは助かったということを伝えてあげると、子供にとって大きな自信になるのだそうです。たとえ手伝ってもらうことがママにとって余計に大変なことだったとしても、頑張ってくれた子供には「助かったよ」と伝えてあげましょう。

ママを助けるということは、ママが想像するよりずっと、子供の心の中では大きなことなのですね。ぜひこの魔法の言葉を子供にかけてあげてください。

これなら安心!保育士さんおすすめの子供向けお手伝い

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トマトさんとメーさんに、小さな子供でもできるお手伝いのアイデアとポイントを聞いてみました。お手伝いをお願いする時に大切なのはその子のレベルに合った内容で、さらにママが負担を感じないことです。

そこで、ママの負担を減らして子供も達成感を得られるお手伝いをご紹介します。「わが子に何をお願いしようかな?」と迷った時、ぜひ参考にしてみてくださいね。

1.よちよち歩きでもできる!物を持ち運ぶお手伝い

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小さいながらもお手伝いしたい気持ちが芽生えてくる1~2歳の子供に、保育士さんたちがおすすめするのは、何かを持ち運ぶお手伝い。「食器をテーブルまで運んでね」「これをゴミ箱に捨ててね」など、物を持ち歩くお手伝いをおまかせしてみましょう。

よちよち歩きの1~2歳では、1ヶ所で集中して1つのことをするのは難しく、刃物はもちろん無理ですよね。ご飯の準備中にキッチンでうろうろされてしまった困った...という時には「これをお部屋に運んでね」と次々スプーンなどを渡して運んでもらいましょう。

運んでくれたら「ありがとう、助かったよ!」と褒めてあげましょう。

2.子供がハマる?拭き掃除のお手伝い

テーブル 2歳 amana images

子供たちが大好きなのが、拭き掃除のお手伝いだといいます。例えばテーブルを拭くふきんを渡して「ここをきれいにしてね」と言うと、いつまでもキュッキュと掃除してくれる子もいるそうです。アンケートでも「テーブル拭き」をお手伝いにあげているママがいました。

拭き掃除ならやればやるほどピカピカになるので、本人がやりがいを見出してくれたらママはとても助かりますよね。プロのテーブル拭き名人になってもらいましょう!自分で拭いたテーブルは汚したくなくて、食事もこぼさないように頑張ってくれるかもしれませんね。

3.ちょっと大人気分が味わえる?料理のお手伝い

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3~4歳ごろの幼児クラスになると、保育園で給食づくりのお手伝いをさせる園もあります。玉ねぎの皮むきや豆のスジ取りなど簡単なものですが、こうしたお手伝いをきっかけに家庭でも「ぼく(わたし)もやってみたい!」となることがあるかもしれません。

そんな時にトマトさんとメーさんがおすすめするのは、安全に料理ができるお手伝い。たとえばキャベツを手でたくさんちぎってもらったり、キュウリを塩もみしてもらったりなどのお手伝いです。キャベツはやりすぎてしまっても袋に入れて保管できますし、キュウリはやりすぎても味が染みておいしくなるのが良い点なのだそう。

その日の煮物などに使う野菜を任せてしまうと「お手伝いが終わるまで料理が進まない!」とママも焦ってしまうので、子供のお手伝いは終わらなくても食事に影響がないメニューをお任せするとよいでしょう。

刃物にチャレンジするときには目を離さないで

料理のお手伝いの中でも、包丁やピーラーを使うお手伝いには注意が必要です。保育士のトマトさんでさえ、自宅でお子さんにピーラーを使ったお手伝いを任せていたところ、お子さんが指を切ってしまって救急病院にかかったことがあるのだそうです。

刃物を使ったお手伝いをさせるときには、絶対に目を離さないようにしましょう。急いでいる時など、集中してみていることができない日は「今日はちょっと時間がないんだ」と伝えて、別のお手伝いをお願いするか、野菜1片だけなど、少ない量をお願いするとよいそうです。

小さくても家族の一員!役割を持たせることで自信につなげてあげて

お手伝い PIXTA

子供が家族の1人として役割を持って生活していくことは、とても感慨深いことですね。そして子供にとっても、ママやパパを助けることや誰かの役に立つことは、大きな自信になるでしょう。

周囲に認められることは子供にとって嬉しいことで、「またやろう」という前向きな気持ちにつながります。「まだ小さいから」「手伝われない方が早く終わるから」とすべてママがやってしまうのではなく、ちょっとした余裕のある時間に、小さなことでもお手伝いにチャレンジをさせてみましょう。

思ったよりも前向きに頑張る姿に、ママもビックリするかもしれませんよ。そして最後には「助かったよ」の魔法の言葉を忘れずに、かけてあげてくださいね。

<取材協力:親子カフェHedgehog the Rainbow>

親子カフェHtR

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