陣痛はどうやって乗り越えるの?助産師に聞いた7つの方法

出産が間近に迫ってくると、大きくなったお腹を見て「こんなに大きなものをどうやって産むの…?」と不安になることもありますよね。陣痛は痛いというけれど、自分は耐えられるのかと悩んでしまうのではないでしょうか。しかし、初めての出産で不安は当たり前のこと。陣痛は練習できませんが、心の準備はできますよ。いくつもの出産に立ち会ってきた助産師の中原千晶さんに、陣痛を乗り越えるための7つの方法を聞きました。

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出産が怖い...未知の「陣痛」への恐怖心

出産が近づき、お腹が大きくなるにつれて赤ちゃんに会える日が楽しみになりますね。大切にお腹の中で育ててきた赤ちゃんが、自分の腕の中にやってくる日を考えるととても幸せな気持ちになるのではないでしょうか。

しかしその前に乗り越えるべき最大の試練は「陣痛」。「鼻からスイカ」などと表現されるほど激痛といわれ、いったいどのくらい痛いのだろうと不安に思いますよね。

インターネット上では妊婦さんたちの不安の声がたくさん投稿されています。

経験者は「大丈夫」というけれど...

実家 妊婦 PIXTA

出産怖いと言うと、経験した人はみんな、なんとかなるけん大丈夫よって言います。 
なにが大丈夫なんでしょーか?(。>_<。)
初めてなんでほんとに怖くてしょーがないです。
こーやって耐えたらよかったよとかあったら教えて下さい(>_<)
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出産について先輩ママに相談すると「大丈夫、なんとかなる」と答えられることが多いですね。実際は陣痛がきたら「どうにかする」というよりも、ひたすら痛みに耐えて成り行きを待つしかない場合が多く、先輩ママたちはこうしたアドバイスをするのかもしれません。

しかし、まだ実際に体験したことがない妊婦さんにとっては「どうすることもできないの?怖い!」と考えてしまうものです。

痛みに弱いので不安です

妊婦 不安 PIXTA

痛みにめっちゃ弱いんですが出産はなんとかなりますか?
母になんとかなるけん考えんさんなって言われました。
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「自分は痛みに弱い」と考えている妊婦さんにとって、出産の痛みはとても怖いでしょう。

相談を受けたお母さんにとっては「考えても仕方ないこと」なのかもしれませんが、出産が近づいてきた妊婦さんたちは陣痛のことを考えないなんてできませんよね...。

陣痛にはどうやって耐えるの?

妊婦 不安 PIXTA

陣痛ってどーやって耐えたらいんですか?
生理痛がひどくてすぐ薬飲むあたしでも耐えれますかねー?
周りの友達からはなんとなるとか大丈夫って言われますが、なにが大丈夫なのかわかりません。恐怖しかなくて日に日に怖さが増してきてます。
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陣痛がきたらどうやって耐えたらいいのかは、妊婦さんにとって最大の課題でしょう。陣痛は「12時間続いた」という声や「夜中に陣痛がきて翌日の夜に生まれた」という話も耳にすることがあり、それほど長い陣痛に、どう向き合ったらいいのかわからないですよね。

陣痛は自分でコントロールできないため待つしかないのに、焦る気持ちが膨らんでしまうのもわかります。

助産師さんがすすめる7つの陣痛対策

産婦人科 PIXTA

陣痛の痛みの強さや場所は妊婦さんによってさまざまです。そのため、陣痛を乗り越えるための方法も1つではありません。

そこで、多くの出産のそばに立ち会い、陣痛に耐える方法をたくさん見てきた助産師の中原千晶さんに、陣痛に耐えるためにおすすめの方法を聞きました。

まずは自分が楽な体勢を見つける

陣痛がきたら、まずは自分が楽な体勢を見つけるのが最良の手段だと中原さんはいいます。座っているのが楽な人や四つん這いがよい人、ゆらゆら揺れる陣痛イスにまたがるのが楽な人など、体勢の好みはさまざまです。まだ陣痛に耐える余裕があるうちに、できるだけ楽に感じる体勢を見つけておきましょう。

痛み自体を弱めることができなくても、耐えやすい姿勢が見つかるだけで気持ちの面でもとても楽になるでしょう。

お尻を何かで押す

テニスボール amana images

テニスボールやゴルフボールを準備している産院も多いですが、いきみたい感覚が出てくるとお尻を押さえることで楽になる場合があります。「まだいきまないで」と言われても難しい場合には、お尻を何かで押さえてみるのも有効です。

中原さん自身が出産した時には、丸めた布団をお尻の下に敷いて座り、ベッド柵を掴んで陣痛に耐えたのだそうです。座る体勢なら自分の体重でお尻を押さえることができるので1人で居るときにも試すことができますね。

入浴や湯たんぽで温める

お産を進めるために腰や全身を温めることがあるのだそうです。まだ破水していなければ入浴することができるので、分娩設備によってはお風呂にお湯を張って、妊婦さんに入浴してもらうこともあるといいます。

病院側で陣痛用に体を温めるものを用意してくれている場合もあるので、事前に確認しておくと安心ですね。もしない場合には持ち込み可能かどうか聞いてみましょう。

短く済ませたいなら階段昇降がよい

階段 amana images

中原さんいわく「どうせ痛いなら短いほうがいい」と思うのなら階段上り下りがおすすめなのだそうです。階段を昇降するときの力の入り方がお産をすすめるのに有効なため、なかなかお産が進まない妊婦さんや「早く進めたい」と考える妊婦さんにはよい方法だといいます。

お産が進むということは陣痛が強くなるということ。痛くなることは怖いものですが、早く出産を終わらせるには痛みを受け入れるしかありません。お産を進めたいときは試してみてはいかがでしょうか。

最後まで排泄はしっかりと

陣痛中にはきちんとトイレにいっておきましょう。便や尿はなるべく出してお腹を空にすることで、お産が進みやすくなるそうです。

陣痛がきているときはトイレで排便、排尿することすら辛く、一度いきむと止まらなくなってしまうような感覚もありますが、できる限りギリギリまできちんと排泄しましょう。

パパも予行練習を

パパ 妊婦 PIXTA

中原さんは「パパの立ち会いが決まっている場合には、パパと一緒に「協力」の予行練習をしておきましょう」と産前にパパと予行練習をすることをすすめています。腰をさすってもらうのが楽に感じる人、骨盤を内側に向かって押してもらうと痛みが和らぐ人など、パパに協力してもらいたいやり方は千差万別です。

妊娠中でもどの部分をさすったり押したりしてもらうと楽に感じるかわかる場合もあるため、パパと一緒によいスポットを見つけておくとよいようです。パパ自身も少し打ち合わせをするだけで、当日やるべきことがわかって落ち着けるかもしれませんね。

気分をあげるには音楽や明るさ調整

音楽 妊婦 PIXTA

陣痛に直接影響して痛みが和らぐものではありませんが、産婦さん自身の気分を少しでもよくするために、好きな音楽をかけたり部屋の明るさを調整したりする場合もあるようです。

「薄暗い方が落ち着く」「激しい曲を聴いて気分を盛り上げたい」など人によって思いはさまざまです。病院によっては音楽をかけられない場合や、調光する設備がない場合もありますが、あらかじめ確認してみるとよいでしょう。

陣痛は予行練習できないけれど、心の準備はできる

妊婦 臨月 PIXTA

陣痛はどのように、どこが痛くなるのかは気になるものですが、実際に予行練習することはできず、想像すら難しいですよね。しかし、陣痛に向かっていく自分の心は準備しておくことができるでしょう。

助産師さんに教えていただいた7つの方法を覚えておき、ぜひ陣痛がきたときに試してみてください。そして効果があった方法は、後から出産する妊婦さんに伝えてあげましょう。

<取材協力:助産師 中原千晶さん>

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