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トイレトレーニングは冬でもできる!寒い時期のメリットや対策

トイトレを検討中のママさん!「トイトレ=夏」と思い込んでいませんか?確かに夏は洗濯物がよく乾くし、薄着で着替えの手間もかからず、トイトレに適した時期ではあります。でも、寒い冬だって工夫次第で上手におむつをはずすことができるんです!心身ともに子供の発達が整い、おしっこが出せるようになれば、秋や冬でも大丈夫。子供の準備が整った時が、始めどきです。冬にトイトレをするメリットや対策をご紹介しますね。

PIXTA

寒い冬だってトイトレできる!先輩ママ達の声

お子さんのトイトレを検討中のママさん、いつからはじめますか?トイトレは、ひとり歩き、言葉、おしっこの間隔など子供の心身の準備が整った頃から始めるのがよいと言われています。では季節は?

主婦の友社がトイトレに関するアンケートを行ったところ、開始したきっかけの1位は「季節がよかったから」。80%以上のママが、春・夏にトイトレをスタートさせています。

夏は洗濯物がよく乾くし、おもらししてしまっても寒くて風邪を引く心配も要りませんよね。夏がトイトレに適した時期あることは確か。でも、お子さんのトレーニングに適した時期が春夏に訪れるとは限りません。

それよりも、子供の心身の発達や関心が大切。もしお子さんのトイトレ開始のタイミングが秋冬にきても大丈夫です。スタートするのをためらわないで!冬には冬のメリットもありますよ。まずは冬にトイトレを始めたママさん達の声をご紹介します。

お出掛けの少ない冬でよかった!

うちの子は1歳8ヵ月の12月から始めました♪
北海道なので雪が降っているとどうしても家にこもりがちで、暖房ガンガンなのであったかいですし♪(笑)
出掛けるとついついオムツにしちゃうだろうし、そうすると失敗しそうだったので出かける回数の少ない時期にやって良かったと終わってから思いました(笑)
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真冬の北海道は寒さに加えて雪も降り、なかなかお出掛けするのが難しいものです。そのデメリットを見事トイトレのメリットにしてしまったママのご意見。

お家におこもりする時間が長いとリズムも把握しやすく、すぐトイレやおまるに連れていけることもいいですよね。部屋を暖かくして、ママと楽しみながらトイトレをするのもいいですね。

布パンツの上から紙おむつ!

「冬に始めたのはいいけれど、おもらしで洗濯物は山積みに。しかも、布パンツや着替えがなかなか乾かなくて大変でした。そこで、布パンツの上に紙パンツを重ねてはかせるワザを実行!これなら布パンツはぬれて「おしっこが出た」という感覚はわかるけど、ズボンまではぬれません。おかげで洗濯物がだいぶ減ってママは大助かりでした(2歳5ヶ月・女の子)」『GO!GO!トイレトレーニング』(主婦の友社)P53より

洗濯物が増えるトイトレ。でも冬は洗濯物が乾きにくいし、最低限におさえたいのがママの本音。その点、これはとてもいいアイディア!

紙おむつがあれば、外出先でもおもらしを気にせずトイトレを続けられそうです。紙おむつが冬のトイトレ安心グッズに。

おまるならあたたかい部屋でできる!

おまる PIXTA

「これから寒くなる、という時期にトレーニングをスタート。トイレでするのは寒いかな?と思ったので、おまるを購入しました。暖房のついたあたたかいリビングに置いておいたので、ゆっくりすわっておしっこできるのがよかったみたい。トレーニング中はずっとそばでついていることになるので、ママにとっても冬はおまるのほうがおすすめかも!(2歳4ヶ月・男の子)」『GO!GO!トイレトレーニング』(主婦の友社)P53より

おまるは場所を移動できるのがメリットですよね。トイレが寒い、寂しいなどの理由でトイレに行きたがらない場合には、部屋でおまるを活用するのも手!

あたたかい部屋でママに見守られながらトイトレできれば、排泄にストレスを感じなくて済みそうですね。また、ママにとっては、子供のサインに気づいたらすぐに連れていってあげられるというメリットも。

出典元:
  • Baby-mo特別編集「GO!GO!トイレトレーニング 」P14、P55(主婦の友社,平成28年5月10日)
  • たまひよこっこ特別編集「短期速攻おむつはずれ」P20(ベネッセコーポレーション,2009年6月30日)

冬にトイトレするメリットはある?

寒い PIXTA

冬にトイトレしているママ達がいるのは分かったけれど、トイレが寒い、おしっこの回数が増える、洗濯物が乾かない…など、やっぱりハードルが高そうな冬のトイトレ。だけど、ものは考えよう!デメリットが逆にトイトレ成功への鍵になることもありそうです。

冬にトイトレ、具体的にどんなメリットがあるのか詳しく見てみましょう!

おもらしの感覚が分かりやすい

トイトレのスタート時に大切なのは、おしっこが出る感覚をつかむこと。春夏と違い、冬はおもらしでパンツが濡れると冷たくなってすぐに分かります。不快感がすぐに伝わるので、おもらしやおしっこが出る感覚をつかみやすいでしょう。

ママも「パンツにおしっこすると気持ち悪いから、トイレでしようね」と、導くことができます。おもらしが嫌になって、事前報告をしてくれるようになった例もあるようです。

トイレの回数が増えてトレーニングしやすい

寒い日にトイレが近くなるのは大人も同じ。水分が汗になりにくいことや、おしっこを出そうとする交感神経が働きやすくなることが理由と言われています。

おしっこの回数が増えるとおもらしの回数も増えるのでは?と不安になるママもいるかと思いますが、トレーニングの場数を踏めるということでもありますよ!短期集中型でトレーニングできるということです。

何度もトイレに行って座っているうちに、おしっこのタイミングを自然とつかんでくれることでしょう。

外出が少なく家で過ごせる

暖房 PIXTA

冒頭の口コミにもありましたが、寒い冬は春夏と比べて家で過ごす時間が長いものです。トイトレ中は外出に何かと気を使うもの。子供がおしっこをしたがった時トイレが近くにあるとも限らず、おもらしを気にして行動が制限されたりしますよね。

そこへ比べて、家で過ごす時間が長い冬はペースが崩れにくく子供のペースでトイトレをできるというわけ。自宅でのトイトレだから、ママも子供も比較的リラックスできるのではないでしょうか。

出典元:
  • Baby-mo特別編集「GO!GO!トイレトレーニング」P52(主婦の友社,平成28年5月10日)
  • ベネッセ・コーポレーション「実は冬のほうがはかどる!?寒い時期のトイレトレーニングのコツ」(http://benesse.jp/kosodate/201602/20160211-2.html,2017年5月2日最終閲覧)
  • たまひよこっこクラブ特別編集「短期速攻おむつはずれ」P140(ベネッセ・コーポレーション,2009年2月20日)

寒い時期のトイトレ対策!3つの工夫

暖房 PIXTA

1.部屋・トイレ・便座をあたためよう!

寒い時期、冷たい便座に座ると、大人でも思わず「冷たい!」と声が出てしまいますよね。「トイレは嫌なもの」というイメージを植え付けないためにも、便座やトイレはあたたかくしておきましょう。

便座は暖房便座を活用したり、あたたかい素材のカバーをつけたり。トイレには小型のヒーターなどを用意し、空間自体もあたたかくしておくとよいでしょう。

トイレまでの移動が寒い、トイレが遠いなどの理由もあるでしょうから、冬はあたたかい部屋でおまるにするのもいいですね。部屋の暖房も少し高めに設定して、おしりを出した時に寒くないよう心がけて。

2.厚着せず、着脱しやすい服に

ついつい重ね着してしまう冬ですが、厚着にすると子供が「おしっこ!」と言っても脱がせるのに手間取りますよね。おしっこのサインも見逃しやすくなります。また、おもらししてしまった時の洗濯も多くなるので、なるべく薄着を心がけて。

着させる服は、ウエストがゴムになっている脱がせやすいズボン、女の子ならスカートだと素早く対応できそうすね。

3.着替えとパンツをたくさん用意

寒い時期はトイレが近くなるので、おもらしの回数も増えてしまいがち。それに加え、洗濯物が乾きにくくなるのでパンツやズボンなどの着替えを多めに用意しておきましょう。たっぷりあれば、少し洗濯物が溜まってしまっても気を揉まずに済みますよね。

どうせ汚れてしまうものだから、お下がりをもらっておく、手持ちのものから汚れてもいい服をあらかじめ選んでおくなどひと工夫してみて。

出典元:
  • Baby-mo特別編集「GO!GO!トイレトレーニング」P53(主婦の友社,平成28年5月10日)
  • ベネッセ・コーポレーション「実は冬のほうがはかどる!?寒い時期のトイレトレーニングのコツ」(http://benesse.jp/kosodate/201602/20160211-2.html,2017年5月2日最終閲覧)
  • タツミムック「トイレ上手な子どもになれる本」P37(辰巳出版,平成27年2月20日)

冬ならではの工夫で、冬のトイトレを乗り切って!

トイレ PIXTA

ハードルが高そうに思えた冬のトイトレも、寒さ対策とママのひと工夫があれば乗り越えられそう。

子供の準備が整ってトイレに関心を持ち始めたら、冬だってトレーニングをためらわないで!冬ならではのメリットや対策を知っておけば、自信を持ってトレーニングができるのではないでしょうか。

ご自宅であったか&マイペースに、冬のトイトレを進めてみてくださいね!

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出典元一覧

  • Baby-mo特別編集「GO!GO!トイレトレーニング 」P14、P55(主婦の友社,平成28年5月10日)
  • たまひよこっこ特別編集「短期速攻おむつはずれ」P20(ベネッセコーポレーション,2009年6月30日)
  • Baby-mo特別編集「GO!GO!トイレトレーニング」P52(主婦の友社,平成28年5月10日)
  • ベネッセ・コーポレーション「実は冬のほうがはかどる!?寒い時期のトイレトレーニングのコツ」(http://benesse.jp/kosodate/201602/20160211-2.html,2017年5月2日最終閲覧)
  • たまひよこっこクラブ特別編集「短期速攻おむつはずれ」P140(ベネッセ・コーポレーション,2009年2月20日)
  • タツミムック「トイレ上手な子どもになれる本」P37(辰巳出版,平成27年2月20日)

本記事は必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて、医師その他の専門家に相談するなどご自身の責任と判断により適切に対応くださいますようお願いいたします。なお、記事内の写真・動画は編集部にて撮影したもの、または掲載許可をいただいたものです。

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