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子供の「もしも」の時に備えて、小児救命講習を受けよう

子育てをする中で、子供が危険な目に遭ってヒヤリとした経験はありませんか?子供の成長はとても早く、昨日手の届かなかったところに今日は手が届いたり、少し前までは登れなかったところから自慢げにこちらを見ていたりという経験をしたことがある方は少なくないと思います。子供の成長はうれしいものですが、それが大きな事故につながることもあるでしょう。もしも子供が大怪我を負ってしまったら…そういった「もしも」のときにパニックにならないよう、「小児救命講習」を受講してみませんか?

PIXTA

乳幼児、小児だからこその危険がたくさんある

厚生労働省が出している「健やか親子21」のパンフレットによると、1~4歳に起こりやすいのは以下のような事故です。

  • 転落・転倒:ベランダや階段などからの転落
  • やけど:炊飯器や加湿器の上記、ポットや鍋をひっくり返す
  • 溺れる:浴槽に落ちる、水遊び
  • 誤飲・中毒・窒息:医薬品や化粧品、洗剤、コインなどを誤って飲む
  • 交通事故:道路への飛び出し

このような事故は、子供がいる親であれば普段から注意しているとは思いますが、どんなに気を付けていても起きてしまう可能性は少なからずあるものです。

実際にママが体験したヒヤリハットをご紹介します。

ママが体験したヒヤリハット

つかまり立ち PIXTA

ブレスレットを作る際の糸?を落としており下の子が誤って飲み込みました。すぐに消防士を呼んで背中を叩いたりお腹を持ち上げたりしたものの、すんなり取れず、ちょうど消防士が来てくれたので吐き出させてくれました。その後、念のため病院いきましたよ。
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息子が網戸につかまり立ちした時に
網戸が破け外のコンクリートに転落。目の腫れ、骨にヒビ、擦り傷、たんこぶができました。
洗濯を干していて目を離した隙に
落ちてしまいました💦
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目を放した時に、息子が昨日ガスヒーターを触ってしまったようで手のひらに赤く2本線のような跡がありやけどをしてしまいました。
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子供が生まれたときやハイハイなどで動き回るようになったことをきっかけに、子供が誤飲する可能性があるものを手の届かないところにしまったり、ベビーゲートを設置したりするご家庭は少なくないと思います。

子供はいろいろなものを口に入れたり高いところに登ろうとしたり、成長するにつれてどんどん動きが激しくなっていきますよね。いくら親が目を離さないようにしていても、子供の周りには危険がたくさんあるのです。ご紹介したお子さんは幸い大事に至らなかったようですが、万が一子供の意識がなくなってしまったら…。想像するだけで胸がつまります。

東京消防庁のホームページには、応急手当の重要性が記載されています。平成27年中にバイスタンダー(その場に居合わせた人)によって目撃された心停止の傷病者は4,522人、そのうち約41%である1,863人に応急手当がされています。応急手当がされた場合、されなかった場合に比べて病院収容前の心拍再開率が約2倍、また1ヶ月生存率は約3倍の差が生じています。

平成28年12月に総務省から発表された「平成28年版 救急・救助の現況」によると、救急車を呼んでから現場に到着するまでにかかった時間の平均は8.6分。この間に適切な対応ができるかどうかが、命にかかわることがあるのです。

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小児救命講習とは?

消防署 PIXTA

救命講習というものをご存知ですか?呼び方は異なる場合がありますが、以下のような内容を学ぶ講習のことで、一般的には成人を対象とした「普通救命講習」を指します。

  • AEDの使用方法
  • 心肺蘇生法
  • 止血法
  • 異物除去法

成人に対しての心臓マッサージや人工呼吸については、学生時代に習った記憶があるという方や、自動車の運転免許を取る際に講義の一環で学んだ方もいるかもしれません。しかし、記憶があいまいで、いざという時に適切に行動できる自信がある方がどれだけいるでしょうか。

過去に講習を受けたことがある方であっても、体の小さな子供に対して大人と同じ処置でよいのか、そもそもAEDは使えるのか、わからないことがたくさんありますよね。「小児救命講習」では、「普通救命講習」のなかでも、特に小児・乳児、新生児についての心肺蘇生法やAEDの使用方法を学びます。

「小児救命講習」という名称で、成人向けの処置と子供への処置を両方学べる講習を行っている場合と、子供への処置だけに限定している場合もあります。講習の案内は各自治体のホームページや消防局のホームページに出ていますので、ご自身に合った内容の講習を探してみましょう。

また、日本赤十字社の病院では、病院内で講習や、献血ルームを利用して子供の事故予防や手当の仕方についての講習会を行っています。お近くの病院を調べてみてもよいですね。

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もしもの時のために、「小児救命講習」を受けよう

親子 amana images

子供が生まれると、親はいろいろなことに注意を払い、対策を練ります。家の中に危険な場所はないか、子供が間違って口にしてしまうようなものが手の届くところにないか…。外出する際でも、一瞬たりとも油断はできませんね。しかし、親の心配をよそに、子供は興味のあることに一直線。危険かどうかの判断よりも先に手や足が出てしまうこともあるでしょう。

もしも子供が大きな怪我を負ってしまったら…もしも子供の呼吸が止まってしまったら…。そのようなことは考えたくありませんが、誰にでも起こる可能性があるというのが事実です。

救急車を呼んでから現場に到着するまでにかかる時間の平均は8.6分。その間にパニックにならずに適切な行動がとれるよう、「小児救命講習」を受講してみませんか?

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本記事は必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて、医師その他の専門家に相談するなどご自身の責任と判断により適切に対応くださいますようお願いいたします。なお、記事内の写真・動画は編集部にて撮影したもの、または掲載許可をいただいたものです。

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