子供は案外強いもの?小児科の先生に受診目安を聞いてみた

初めての子育てとなると、子供の少しの変化に敏感に反応してしまいますよね。私も子供が0〜1歳前後までは、何かあったらすぐに病院へ受診していたのを覚えています。しかし、小児科はいつ行っても混んでいるように思います。症状の重い子供や、仕事で頻繁には病院へ行けない家族もいるなか、この混雑を少しでも解消できないか、と思い小児科のばば先生へ受診目安を聞いて来ました。ぜひ、参考にしてみてくださいね。

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どの程度で受診するべき?悩めるママの声

受診目安をママが判断するのはとても難しいもの。初めての子供であれば、なおさらではないでしょうか。ママはどのような時に迷っているのでしょうか。

小児科で保湿剤もらうために受診するのってありですか?
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便秘の受診の目安は何日出なかったらですか??
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先ほど、生後8ヵ月の息子が転倒して、
後ろ頭を打ったんですが、大丈夫でしょうか?
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娘が下痢気味です。受診目安のアドバイスが欲しいです(>_<)
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今回ばば先生にお伺いした乳幼児の受診内容で多い症状で、最も多いのは「発熱」、続いて「咳」「嘔吐」「下痢」とのこと。

平熱より高いと焦ってしまいますが、発熱があっても実はそんなに心配することではないと言います。どういうことなのでしょうか。便秘や下痢、湿疹など子供に多い症状の受診目安について詳しくお伺いしてきました。

ママでも見極めることができる方法を教えてもらいました!

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ばば先生に、子供の受診に多い症状の受診目安を聞いて見ました。ママが判断できることが増えると安心できますね。

発熱

生後0ヶ月〜2ヶ月までは熱があれば受診、生後3ヶ月以降は食欲がなくても母乳やミルク、その他の水分が摂れていれば、1〜4日間の熱でも受診しなくても大丈夫だとばば先生は言います。基本的には37.5度以上が発熱の扱いですが、38度前半までは微熱と思って問題ありません。

また、生後0ヶ月〜6ヶ月の間はあまり表情に変化がなく動きも少ないので、元気があるの判断が難しいと思いますが、先ほども述べた通り、ミルクや母乳の水分がとれているかどうかで判断して欲しいとのことです。

生後6ヶ月以降は、おもちゃなどのモノに興味を示す頃なので、その行動がなければ元気がないと判断して良いようです。年齢が上がっていくと、熱があるのにすごく元気!ということが多々あると思いますが、その場合は特に心配しなくても大丈夫のようです。

肌トラブル

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冒頭のママが心配する声で「保湿剤を処方してもらうために受診してもよいのか。」とありました。最近では小児科も皮膚科も保湿を重要視するようになってきており、毎日の保湿でアトピーやアレルギー予防になると証明されていると言います。保湿はそれだけ重要になるので、受診してもらって大丈夫です。市販の保湿剤も効果は変わらないので、子供に合うものを見つけておくと同時に、時間がある時に受診して処方してもらうと良いでしょう。

湿疹はアレルギーやアトピー、あせも、かぶれなど区別することが難しいので、どのような湿疹であっても本人がかゆがっていなければ、保湿で様子を見て問題ありません。

蕁麻疹は、原因の分からないことが多いと言います。アレルギーなどではなく、風邪の引き終わりなど疲労が溜まっている場合に発症するものが多く、体を休めるだけで引く場合がほとんど。かゆみがあり眠れないときは、市販のかゆみ止めもしくは、受診してかゆみ止めを処方してもらっても大丈夫なのだそうです。

また、夏に多い虫刺されですが腫れがひどく、水泡ができている状態であれば、虫刺されでも受診すべきだと言います。虫刺されは、かきすぎるととびひになることがあるので、注意したいですね。

夏にとびひが多いのは虫刺されと比例しているのですが、夏バテなどでいつもの食事が摂れていない状態の時に起こりやすく、冬でも栄養が摂れていないと、とびひになってしまうようです。

目の炎症

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ばば先生は鼻水が出ている時、必然的に目ヤニが出やすい状況にあると言います。そのため、風邪などで鼻水が出ている場合の目ヤニであれば、受診しなくても問題ありません。

0歳~1歳児だと目薬自体を嫌がることが多く、点眼後に目をいじって、不潔になってしまう場合もあるため、目ヤニを拭き取り清潔にしておくだけで大丈夫です。

かゆみのある場合は炎症やものもらい等の可能性があるので、受診するとようにしましょう。また目の充血が発熱と同時にある場合も病気の可能性が高いため、受診するように、とばば先生は言います。

充血していても熱がない場合は、2~3日様子を見て大丈夫なようですね。

排便の異変

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排便は基本的に1日1回が理想ですが、個人的な差が大きいこともあると言います。

1週間排便のない子でも、お腹の張りがなく食欲があり、排便時に苦しそうでなければ問題ありません。一方で、2日出なくてもお腹が張っていて食欲のない場合は、便秘と判断しても良いようです。

浣腸や綿棒でつつくことはくせになるものではないので、うんちが出ずに苦しんでいるようであれば気にせず、使用して問題ありません。

下痢は、本人が元気であれば特に気にする必要はないようです。ミルクや母乳の時期は1日に数回排便しますが、その回数が8回以上で下痢の場合は、1度受診してみることをおすすめします。

またうんちの色が白かったり黄色かったりすると、びっくりするママもいらっしゃるのではないでしょうか。私の子供も、白に近い黄色いうんちが出て病院へ行ったのですが、元気なら問題ないと言われ、母子手帳に記載されている内容と違う、と驚いたことがあります。

ばば先生に話したところ、母子手帳に記載されている色の目安は生まれつきの病気を見つけるためのものであり、生後2ヶ月経てば気にする必要はないとのこと。

便は腸への滞在する時間によって色が変わります。短ければ色が白〜黄色っぽく、長ければ緑〜黒っぽい便になるようです。本人が嘔吐などなく元気で、便の回数が7回以下であれば、ロタウイルスやノロウイルスなどの心配は少ないです。

排尿の異変

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夏の暑い時期は汗をかきやすいため、それ以外の時期に比べて量が減っても問題ありません。汗として水分は外に出ているので、ミルクや母乳、その他の水分をたくさんとらせてあげましょう。

また発熱していて、水分がとれずに排尿していない場合や、1日の排尿が2~3回、量がいつもの3分の1以下の量であれば一度受診する方がよいでしょう。

排尿の量が少ない場合は、体がむくんでいないかを確認してあげるとよいと言います。

誤飲・嘔吐

おもちゃ PIXTA

目を離している隙に、誤飲されることがあると思います。ばば先生はおもちゃに多い、プラスチック製の物であればレントゲンに映ることがないので、出てくるまで待つしかないと言います。その場合、問題なければ4日ほどで便と一緒に出てきます。4日以上経っても出てこないようであれば、1度受診しましょう。

赤ちゃんは、母子手帳にもあるように半径2〜3cm以内の物しか喉を通りません。家族が服用している薬やタバコ、ボタン電池、使用前の乾電池などの置き場所には十分注意しておきましょう。

嘔吐は、「1回大量に吐いた」という受診が多いようですが、1度で子供の具合が悪そうでなければ問題なく、続けて吐く、毎回大量に吐くようであれば受診するようにと言います。

頭を打つ

自転車 PIXTA

子供が椅子やベッドから落下して頭を打ってしまう、など経験したことある方もいらっしゃるのではないでしょうか。その場合、本人がいつも通り元気で嘔吐などが見られなければ、問題ないようです。

しかし子供乗せ自転車から落下してしまったなどの自転車事故は、高エネルギー外傷に注意が必要です。すぐに症状として出るだけではなく、事故2〜3週間後に具合が悪くなることがあるため、事故後1ヶ月は体調を気にしてあげるようにしましょう。

安心して利用できるサイト&ブログ

ネット PIXTA

子供のことは自分以上に心配になってしまいますよね。受診目安として心配な時は、以下のサイトも参考になりますよ。

こどもの救急

こどもの救急は、日本小児科学会が監修しているサイト。夜間・休日に、また仕事をなかなか休めない家族なども、子供の症状をチェックすることで、病院へ受診する判断をしてくれます。対象年齢は生後1ヶ月〜6歳までです。

こどもの救急

小児救急でんわ相談

電話 PIXTA

こちらも日本小児科学会が協力して行っている、夜間や休日の電話サービスになります。「#8000」をプッシュすると住んでいる地域の窓口に自動転送されるようになっています。

時間帯は病院が閉まっている夜〜朝方になりますが、自治体によって異なりますので以下のリンクより、ご自身の住んでいる地域を確認しておくとよいでしょう。

#8000

あわてなくても大丈夫

ご本人様より提供

正直、知らなかったことが多く、私自身驚くことばかりでした…。現在、子供の医療費は助成制度があるため、自治体によって差はありますがほとんど医療費はかからないので、お金の心配がいりませんよね。

特に0歳〜1歳前後は、言葉を発することがないので余計に心配してしまいます。気になる場合は受診しても大丈夫とのことですが、その前にある程度の症状を把握できるようにしておくだけでも、変わってくるかもしれません。

子供は私達、親が思っている以上に強いものなのかもしれません。あわてずに対応できると良いですね。

<取材協力:小児科医 ばば典子先生>
国立国際医療センター(現:国立国際医療研究センター)、大阪市立総合医療センターなどで診療した後、東京女子医科大学大学院で再生医療の研究。現在は、3人の子育てをしながら、東京衛生病院で小児科医として働いている。「休めないママができるだけ安心して仕事と育児の両立ができるように」とブログを通じてママ向けに情報発信している。

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