産後クライシスを経験した私が、夫に当時の気持ちを聞いてみた

産後ママは腫れ物に触るようで、何をしてもイライラしてしまいます。妊娠中はそんなことを思わなかったのに、なぜか夫にイライラする…という方もいらっしゃるのではないでしょうか。産後クライシスという造語が生まれるほど、世間で出産後の夫婦関係が注目されているようです。私も今思い返せば、産後の夫婦関係がもしかしたら危なかったかもしれない…と感じています。夫に当時の気持ちを聞いてみることで、見えてきたことがありました。

PIXTA

出産後、どうしても夫と喧嘩が増えてしまう…

ママたちの思いや行動は産後どのように変更したのでしょうか。ママの声を集めてみました。

産後から旦那と喧嘩ばかりします。

日頃から仕事で家にいなく休みの日も仕事、と出掛け育児や家事は全て私1人。
いい加減、自分の時間が欲しいと思うのはわがままでしょうか?
ママリQ|家族の毎日を笑顔にする、女性限定Q&Aアプリ
産後から夫との喧嘩が増え、離婚が頭をよぎります。

出産前は夫が大好きで仕方なかったのですが、今は息子に全ての愛情が向いています。

夫と合いません。価値観や感じ方、物の捉え方が合いません。
息子に悪影響で、喧嘩をしたくないのに毎日毎日、口を開けば喧嘩になります。

どうするべきでしょうか。
ママリQ|家族の毎日を笑顔にする、女性限定Q&Aアプリ

産後はなぜか、夫の行動にイライラすることが増えるようですね…。喧嘩が増えたことも理解できます。

厚生労働省が平成23年に「ひとり親世帯」について行われた調査の結果では、末っ子にあたる子供の年齢0〜2歳が最も多く、3〜5歳の時に離婚している家庭が次に多いことがわかりました。

また、リクルートが2016年3月25日〜29日に、20代から60代の男女2,000人に「離婚理由」について調査したところ、人生観・金銭面での価値観の違いに次いで、「家事・育児に協力的でない」と結果が出ています。

つまり産後5年以内の離婚が多く、原因として「家事・育児」が含まれているのです。

家事や育児はどちらも夫婦2人のことであるのに、どうしても女性に偏ってしまうのでしょう。加えて、産後の女性は心も体もかなり敏感な状態です。私も産後1年ほど、3日に1回は夫と喧嘩、というか私が夫に八つ当たりしていた記憶があります。

産後に限らず、結婚期間はお互いの思いやりが第一と考えられているかと思います。それを「産後はどう思いやると良いのか」考えてみました。

出典元:

子供を産んだママの気持ち

紅茶 PIXTA

妊娠・出産は喜ばしいことですが、楽しみや嬉しい気持ちと同時に、初めての場合は不安や心配が日々増していくものではないでしょうか。

育児での疲労に加えて、妊娠中から産後にかけて体内のホルモンバランスが崩れてしまうと、イライラしたり落ち込んだりと、精神的に不安定になってしまいます。いつまでこの気持ちが続くのか、終わりが見えずに不安な毎日を送ることがあります。

私もそうでした。どれだけあやしても、ひたすら泣き続ける我が子を見て、自分も一緒に泣いて、たまにしか遊ばないパパやおじいちゃん、おばあちゃんが抱っこするときに笑う我が子を見ては泣いて。それでも、自分が望んだ子を目の前に、誰にも愚痴を言えなかったことがあります。

その時は、「子育てをしている間、ずっとこの負の連鎖から抜け出せないのかもしれない」と思っていました。

夫も夫なりに一生懸命頑張っていたのかもしれません。しかし目の前の育児で精一杯の私には、それすら気づいていませんでした。

言わなくてもこのくらい分かるはず、という私の価値観でしかなかったと思えることはたくさんあります。例えば…

  • おむつを替えてくれるのはありがたいけど、ごみは外に捨てて欲しい
  • 寝かしつけしている時、寝室に入って来ないで欲しい
  • お風呂は入れるだけじゃない…入れる前の準備から入れた後もたくさんやることがある
  • 出掛ける準備は2人分あるのに、この人はなぜ涼しい顔で先に靴を履いているのか

産後の私は、少しのことでイライラしていました。上記のことも、私にとっては全部当たり前で、普通に考えればできる行動と思っていたので、言われないとやらない夫にすごくイライラして、少しでもやり方が違ったりするとイライラして…自分で負のスパイラルを起こしていたのを覚えています。

私は出産後に、夫の気持ちを考えてことなんてありませんでした。考える暇がなかった、と言う方が正しいかもしれません。しかし、それも今では言い訳なのかもしれません。

出典元:

子供が生まれたパパの気持ち

青 PIXTA

では、その頃夫はどのような気持ちだったのでしょうか。あくまでも私の夫に聞いたことと私の見解にしか過ぎませんが、きっと「どうしよう、俺。」とばかり考えていたのではないかと思います。

生後間もない頃、朝から晩まで仕事をしている夫は、休日しか夜泣きせずに起きている子供の姿を見ることができません。平日に夜泣きをしている子供に気付いたころには、すでに私がおむつを替えて授乳をしていることが多くありました。その姿を見て何もすることができずに、自分の無力さに落ち込んでいたと、夫は言っていました。

きっと世のパパたちも自分なりにできることは何だろうか、何をして良いのだろうか、考えているのではないかと思います。

しかし、ママは産後のイライラと慣れない育児と、眠れずに溜まる疲労で、パパが何をやっても水を差すようなことを言ってしまいがちではないでしょうか。私も、「俺が何をやっても怒る」と夫に言われたことがあります。

夫に産後間もない頃、どうして欲しかったか聞いてみました。

  • なぜイライラしているのか、本当に分からないから言って欲しい
  • 俺の子供でもあるから、自分の考えも言わせて欲しい

この2点でした。

パパにも、子育てする気持ちは十分にあると思います。気持ちがあるから行動に移してみるけど、違うと言われてしまい、怒られるから見守るだけになってしまうと、怒られてしまう。パパもママと同じ負のスパイラルに陥っているのかもしれません。

相手の気持ちを考える5分

赤ちゃん PIXTA

私は、産後のママもパパもどちらも悪くない気がしています。ホルモンバランスが崩れているから、精神的に不安定な状態にある事実は避けられません。

産後のママのことをどれだけ調べて、その気持ちをパパが理解していたとしても、毎日いつ終わるか分からないイライラをぶつけられては、身が持たないかと思います。

なので、育児を優先して行うのはもちろんのことですが、その前に5分でもパートナーの気持ちを考える時間を作ってみてはどうか、と思います。

そんな余裕ないよ…と思ってしまいますが、ママだけが育児を背負うのではなく、パパも子供の親であることを自覚させるようにする必要があるのではないでしょうか。私もあの頃はなぜか必死で、1人でなんでもできると思い込んでいました。

当時、そんなこと気付きもせずに夫に当たってばかりいた私が、産後クライシスを逃れることができたのは、夫の精神力が強かったからではないかと今では思い、感謝しています。

冒頭にもあげた産後5年以内の家事・育児による離婚率を下げるには、毎日の5分が大切ではないかと産後クライシスを自ら体験して思いました。

記事の感想を教えてください

7月1日〜17日に記事の感想をご投稿くださった読者のみなさまの中から、抽選で10名様にギフト券500円分をプレゼントさせていただきます。なお、当選者の発表は賞品の発送をもってかえさせて頂きます。

「産後」「パパ」「ママ」 についてもっと詳しく知る

関連する記事

出典元一覧

本記事は必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて、医師その他の専門家に相談するなどご自身の責任と判断により適切に対応くださいますようお願いいたします。なお、記事内の写真・動画は編集部にて撮影したもの、または掲載許可をいただいたものです。ママリ編集部のコンテンツに対する考え方(または取り組み)についてはこちらもご覧ください。

カテゴリ一覧

フォローすると公式アカウントから、最新の情報をいち早くお届けしています!