悩みを分析!カウンセラー流、義母との関係に悩んだ時に使える「心の断捨離術」

ママにとって悩みの種になりやすい、義母との関係。子供にとっての母であるママと、祖母である義母。お互いに主張が異なってしまったり、思いがすれ違ってしまったりすると、関係がギクシャクしてしまうことがあります。初めのきっかけがあるにせよ、気づけば「どこが嫌かわからないけれど姑が嫌」という状況になるかも。そんなストレスを少しでも和らげたいときに使える「心の整理術」をカウンセラーの朴澤(ほおざわ)和歌子さんに聞きました。

PIXTA

義母との付き合いに、悩んでいる?

夫と結婚すると同時に家族になる「義母」。義理の家族でありつつも、子供が生まれると子供にとっては「祖母」であり、血がつながった家族なので、より付き合い方が濃くなる場合があるでしょう。

義母と気が合い、うまく付き合っていければよいのですが、すべての家庭がうまくいくわけではありません。人間同士のため合う、合わないがありますよね。

インターネット上には義母との関係に悩んでいるというママたちの投稿が寄せられています。

義母のことが嫌いで
ストレスに感じてる方いますか?
どのように接していますか?
我慢?それとも言いたいことは言ってますか?

旦那と結婚する前から
変わった親だな。とは感じてました!
昔から好きにはなれなくて
一度関係がギクシャクし
謝りたくないけど丸く収まるからって
仕方なく謝ったこともありました。
いつも嫌味をちょいちょい言ってきて
ストレス感じてました。
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あーイライラ

義母からまたLINE。なんでこんな義理なのに頻繁に連絡くんの〜〜やだ〜〜つかれる〜

オムツ買ってくれるとかなんとかでサイズ聞かれる。
私じゃなくてそんなん息子(旦那)に聞いてくれよ(;-ω-)ゞ

それか買うのは後日に持ち越して夜に旦那に連絡してくれ〜
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義母との関係に関する悩みは、付き合いが長くなるにつれて積み重なっていくもの。初めはちょっとしたことがきっかけでも、ひとたび「嫌いかも」と思うと、ありとあらゆる部分が嫌になることがあります。

時間が経ったときにはもはや「どこが嫌なのかわからないけれど、義母に会うとイライラする」という状態になっているかもしれません。それでもできる限り関係を良くしていきたいと思うとき、どのように対処すればよいのでしょうか。

カウンセラーに聞く、義母との関係に悩んだ時に使える「心の断捨離術」

カウンセラー PIXTA

カウンセラーの朴澤和歌子さんによると、義母との関係に悩んだときには、自分がどのようなことについて、どう悩んでいるのかをきちんと整理して考えることが大切だといいます。

そこで、朴澤さんがストレスコントロールとしておすすめしている方法を使って、義母に対する悩みを分析し、対策を考えてみました。ご自身の悩みにも当てはめて、ぜひ試してくださいね。

1:義母に対する悩みを挙げる

メモ 女性 PIXTA

  • 子供にすぐお菓子を与える
  • SNSに子供の写真を勝手に載せる
  • 頻繁にLINEなどで連絡がくる
  • 育児論を語りたがる

家庭によっていろいろな悩みがあると思いますが、ここでは悩みの例を挙げてみました。まずは、自分がどのようなことに悩んでいるかをリストにしてみましょう。

小さな悩みから大きな悩みまで、あまり考え込まずにリストにします。「なんとなく義母に対してイライラする」と考えていた中身が、このリストで明らかになるはずです。

家の片づけと同じように、自分の中にどのような悩みが眠っているのかを見えるようにすることが大切なのだそうですよ。

2:悩みを4つのエリアに分ける

編集部撮影

悩みをリストアップしたら、その悩みを以下の4つのエリアに分けてみましょう。

  1. 重要で、コントロールできるもの
  2. 重要なものの、コントロールできないもの
  3. 重要ではなく、コントロールできること
  4. 重要ではなく、コントロールできないもの

この段階では、ママにとってどれくらい大切な項目か。また、その事柄がコントロールできるかどうかを考えることが大切だと朴澤さんはいいます。

例えば、義母が育児論を語りたがる気持ちは、ママがコントロールできないでしょう。しかし、それを語られること自体がママの悩みの中であまり大きなものではないなら、4番の「重要ではなく、コントロールできないもの」となります。

逆に、義母がSNSに子供の写真を載せる行動は、必要性をきちんと話したうえでやめてもらえるかもしれません。また、ママによってはとても重要だと考えているでしょう。この場合は「重要で、コントロールできるもの」に入ります。

3.エリアごとに対処法を考える

順位 PIXTA

悩みをエリア分けした後には、エリアごとに対処法を考えるそう。エリアごとに自分の中の優先順位は違うはず。朴澤さんは、重要度を考えながら、一つずつ対処していくことがこのやり方のカギだといいます。

すべての悩みを一気に解決できなくても、エリア分けした悩みを一つずつ考えていくと、解決策が見えてくるかもしれません。

重要で、コントロールできるものは「I(アイ)メッセージ」で思いを伝える

義母 PIXTA

ママの大きな悩みの種になっていて、かつ方法によってはコントロールできそうなことは、第一優先の課題。どのように対処できるかを考えてみましょう。

例えば子供の写真のSNS掲載をやめてほしい場合は、その思いを伝えてみるとよいと朴澤さんはいいます。

朴澤さんがおすすめする伝え方は、理由を添えて、ママや夫の気持ちをそっと伝えてみる方法。思いを伝えるときは、相手の行動を批判するのではなく、自分の思いを落ち着いて伝えるようにします。これをI(アイ)メッセージといいます。

突然、相手(you)を主語にして「○○しないでください」「どうして△△するんですか」と伝えると、言われた方は批判されたと感じて、抵抗、反撃したくなるなど嫌な感情が沸き起こるもの。そうならないために、Iメッセージが有効だそうです。

IメッセージでSNSの掲載をやめてほしいことを伝えるときは、以下のような言い方はいかがでしょうか。

「SNSに写真を載せると、意図しない所で写真が勝手に使われたり、他人の目に触れたりするので、私はとても不安に思っています。子供たちのことを可愛がってもらっているなあ…と感じて、とても嬉しいのですが、お義母さんのスマホの中に留めていただけませんか?」

他にも言い方はいろいろありますが、自分の思いを中心としたメッセージにすることが、相手に伝えるときのコツですよ。

重要なものの、コントロールできないものは「代替えを考える」

おばあちゃん 孫 PIXTA

ママにとって大きな悩みではあるものの、コントロールできない悩みもあります。例えば義母が子供に対してお菓子を与えてしまう場面。子供が欲しがれば義母はついおやつを与えてしまい、コントロールは難しいかもしれません。

朴澤さんによると、そのような悩みは、代替えを考えるとよいそう。例えば、祖母の家ではおやつを食べてしまうことはある程度あきらめて、帰宅後はしっかり歯磨きをすることを子供たちと約束したり、翌日のおやつの量を減らして調整したりするなどです。

その他、もし可能なら子供と一緒にあらかじめおやつを用意して、好きなお弁当箱に入れて持っていき「今日はこれを食べるよ」と伝えるようにすれば、おやつの量や種類をママがコントロールできるようになりますね。

状況によりできる手段は異なりますが、何か代わりにならないか、問題を色々な角度から眺めてみると、思わぬ代替え案があるかもしれません。

重要ではなく、コントロールできることは「割り切る」

スマホ ママ PIXTA

例えば義母からのLINEが頻繁にくることは、他の項目と比べると、ママ自身が返信のスピードなどでコントロールしやすい問題です。「面倒」と感じながらも、他の悩みと比べるとあまり大きな問題だと感じないかもしれません。

このような問題について、朴澤さんは「まあいっか、と割り切る姿勢も必要」といいます。すべての問題に全力で対処しては、ママ自身が疲れるでしょう。とりあえず今は大問題ではないものからは、少し目を離しておき、どうしても気になるようなら再度対処を考えてもよいかもしれませんね。

重要ではなく、コントロールできないことは「いったん捨てる」

姑 PIXTA

「義母が育児論を語りたがる」など、相手の感情が引き金となることがほとんどで、相手にそれを制限させるのが難しい悩みがあります。朴澤さんは、その中でも、他の悩みと比べるとあまり重要ではないと感じるものについて「思い切って『今は気にしない」と考えましょう』といいます。

対人関係の悩みで一番やっかいなことは「相手を変えるのは難しい」ということ。自分が悩んでいる部分について、相手を変えようとしたり、すべての悩みを解決しようとしたりするのは、現実として困難だと朴澤さんはいいます。悩みをエリア分けして考えた時、このエリアにくる悩みについては、対処が難しいうえに考え込まなくてもよいと考え、いったん捨ててみましょう。

自分の中で悩みの断捨離ができると、頭の中が意外とすっきりするかもしれません。

相手は「変えられない」、自分の考え方や行動は「変えられる」

義母 amana images

人間関係の悩みはとても深く、いつの間にか相手のどこが嫌だったのかわからなくなってしまうもの。朴澤さんが語るのは「相手を変えるのは難しい。それでも自分の考え方は変えられる」ということです。

相手のどこに、自分がどのくらいイライラしているのか。そしてそれは自分の考え方とやり方で、少しでも解決できないか。そう考えることで一歩前進できると話す朴澤さん。自分の悩みを分解して考えられ、少し頭がすっきりとするかもしれません。

それでも解決しきれずにストレスが積もるときは、人に悩みを聞いてもらったり自分が好きなことをしたりするなど、リフレッシュをはかってみるとよいようです。「自分は頑張っている」と、義母との関係に悩んでいる自分の頑張りを、認めてあげましょうね。

人間関係のストレスは、分解して考えよう

メモ 女性 PIXTA

今回お話をお聞きした朴澤さん自身も、現在2人の男の子を育てるママ。ママたちが抱える悩みには深く共感し、親身になってアドバイスをしてくれました。

育児をしている過程では、義母以外にも家族、友人など多くの人との関わりが多くなるもの。人間関係でのストレスもたまりやすいかもしれません。

「どうもこの人にはイライラしてしまう」と思った時には、今回朴澤さんに聞いた「4つのエリア」で考え、何ができるか整理して考えられるとよいですね。「相手を変えずに自分の行動を変える」、そして一歩ずつ前進することが、ママ自身が楽になる道になりそうです。

<取材協力:心理士、キャリアカウンセラー 朴澤和歌子さん>

2006年から、産業カウンセラーとして企業の従業員・家族対象ストレスケアを担当。相談機関での青年期キャリアカウンセリングを通じて、幼少期に築かれた「自己肯定感= 自分は生きている価値がある、自分は自分で大丈夫!と思う気持ち」が、前向きなキャリア(人生)を生きるうえで何よりも大切であることを感じる。出産後は、子育て中のママがイライラを上手にコントロールし、子どもの「自己肯定感(自分も他人も愛せる感情)」と「ストレス耐性&自律力(自分で考えて失敗しながらも乗り越える力)」を育てる関わりをできるよう、カウンセリングでの相談を受けている。自身も男の子2人を育てるママ。

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