実の両親との同居生活はどうなる?二世帯住宅に住むママに聞いた暮らしぶりと本音

実両親との同居を考えたときに気になることは、実際に同居を始めた後の暮らしですね。結婚前とは違い、夫と子供がいる中、両親と一つ屋根の下で暮らすとはどのような生活で、どのようなメリット、デメリットがあるのでしょうか。それぞれ異なった間取りの二世帯住宅に暮らす3人のママに聞いたリアルな暮らし方から、同居を成功させるコツを考えました。実両親との関係の中では「甘えすぎないこと」がキーワードになりそうです。

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実両親との同居は、どのような暮らしになる?

結婚後は離れて生活する可能性が高くなる「実両親」。お嫁に出たとすればなおさら、別々に暮らしている場合が多いかと思います。

しかし、家庭のさまざまな事情の中で、実両親との同居を検討する家庭があるようです。同居について心配する部分は実両親との関係性によって異なるようですが、インターネット上では同居に関してさまざまな疑問の声があがっています。

義実家が県外&弟の彼女が両親との同居拒否のため、ゆくゆくは私達が両親と同居する話が出ています。
共働きなので、私は実の両親が近くなるのは大歓迎です。
が、実の両親ということもありたまーに意見が合わないとお互い譲らずに衝突します(´-ω-`)

もし同居するとしたら、実家を二世帯住宅にリフォームする予定です。お風呂や台所まで全部わけた完全二世帯住宅にするか、ある程度は共有でやるか話し合っても答えが出ません。
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実両親との二世帯で、玄関のみ共有・他は分離っていう方、いらっしゃいますか?
来月から二世帯生活が始まります。家の中に入れば顔を合わせず生活出来るようにしてますが、楽しみと不安でごちゃ混ぜです
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実両親は「気兼ねない」というイメージをしやすいですが、実際には実両親だからこその衝突や、トラブルを心配する方がいるようです。

暮らし方が変わる、3種類の二世帯住宅

間取り PIXTA

二世帯住宅の間取りによって、日々どのくらいの時間を両親と一緒に過ごすかが変わってきます。生活パターンや予算によって、家族で話し合いをしておきましょう。

二世帯住宅には3種類あり、水回りや生活スペースの分け方に応じて以下のパターンがあります。

  • 住宅設備を全て共有する「完全同居型 」
  • 住宅設備や部屋を一部共有する「部分共有型」
  • 玄関から全てが別になっている「完全分離型」

どの二世帯住宅も外から見ると1軒の家に見えますが、中の間取りによって分類されます。共有スペースが少ないほど独立した暮らしができますが、建築費が高くなるというデメリットがあります。

同居中の先輩ママに聞いた、同居の現状と本音

二世帯住宅は、中の間取りによって生活にかなり違いがあると思われます。そこで、現在それぞれ違った間取りで実の両親と同居しているママたちに、実際に同居して感じていることや、生活事情について聞きました。

それぞれのママの悩みや、二世帯同居での生活のコツについて、参考にしてくださいね。

トイレ、洗面台以外は全て共同「完全同居」のももよさん

和室 家族 PIXTA

  • 家族構成:実父、実母、夫、自分、子供(6歳、3歳)
  • 同居歴:11年
  • 間取り:5LDK、玄関、お風呂、キッチンは共同。1Fが親世帯、2Fが子世帯の生活スペース。トイレと洗面台はそれぞれにある

きっかけは、毎週末母の料理を食べに行っていたこと

結婚してすぐは夫と賃貸アパートで暮らしていたというももよさん。勤務先が実家と離れていたため、勤務先に通いやすい場所に住んでいたそうです。しかし、毎週末に実家の母の手料理を食べたくなって帰省していた時から、しだいに「同居するか」という話になったといいます。

結婚しても母の手料理は恋しいもの。毎週通いたくなるとは、料理が得意なお母さんなのですね。

プライベートの時間は、子供を任せないように配慮する

リビング 子供 PIXTA

基本は1階が親世帯、2階が子世帯の生活スペース。ももよさんの家庭ではまだ子供が小さいため、食事や食後に1階のリビングや親世帯の部屋で遊んでいることが多いそう。しかし、両親が休みたい時はなるべく2階で過ごさせるようにしているそうです。

子供の遊ぶ声や音は、パパとママにとっては自然な生活音ですが、両親にとっては「静かにしていたい」という時間があるかもしれません。こうした面での気遣いは必要ですね。

家事は「当番制」、育児面では実母のサポートがある

洗濯 干す PIXTA

夫が仕事の時は、夫以外の家族で一緒に食事をするというももよさん一家。

食事の準備はももよさんのお父さんとももよさんが、曜日別の当番制にしているのだそうです。片付けはももよさんのお母さんが担当されているとか。家族で食事の担当を当番制にする方法は、とても素敵ですね。夫が帰宅したら、ももよさんが簡単に準備をしてリビングで食べ、片付けを行っているといいます。

洗濯は家庭ごとに別としているそうです。完全同居でも洗濯物が分かれていると、お互いに相手の負担を気にせずに洗濯ができて良いですね。

同居のメリットは、父と母による育児のサポート

2人の育児に奮闘しているももよさんにとって、同居生活でありがたいのは育児のサポート。普段の育児はほぼももよさんが行いつつ、両親がフォローしてくれているそう。子供2人のうち片方を見ていてくれたり、幼稚園のお迎えに行ったりしてくれるといいます。

仕事が忙しい夫ではサポートできない部分を、両親が支えてくれることは二世帯住宅の大きなメリットと言えそうです。

水回りが共有のため、インテリアや収納は勝手に変えられない

インテリア キッチン PIXTA

同居生活でデメリットだと感じていることは、家具や収納の自由がないことだそう。キッチンや玄関回りなどは、1階の親世帯の生活スペースにあるため、インテリアや収納を勝手に変えることができないといいます。

また、洗濯機が1台のみのため、順番待ちになることがあるようです。共同スペースがあると、どうしてもお互いに自由がきかないと思う場面があるものですね。

二世帯同居のアドバイス「夫と両親の間を、さりげなく取り持つことが大切」

元々夫が養子に入っているというももよさん一家。同居すること自体に違和感はなかったそうですが、やはり夫と両親は血のつながりがなく、考えが合わなくてもうまく言い出せないことがあるようです。

そのような時は、さり気なくお互いの間を取り持つように気を付けているというももよさん。同居生活をうまく進めていくために、夫と両親の良好な関係は欠かしたくないものですね。

玄関のみ共有で水回りの設備は別「部分共有」で生活する、はなさん

庭 おばあちゃん amana images

  • 家族構成:実母、夫、はなさん、子供5歳、子供0歳
  • 同居歴:4年
  • 間取り:玄関のみ共用、1階の2部屋は実母の生活スペース、2階は3部屋ではなさん一家の生活スペース

母の病気をきっかけに同居

元々はなさんの実母は1人暮らしをしていたそうですが、当時からあまり体調が良くなく家も古かったため、老後はどうするか悩んでいたそうです。

その折、東日本大震災が起こり、実母はパニック障害を患ってしまったそう。1人で生活をさせるのは心配になり、実家の建替えと同時に同居をすることにしたといいます。

プライベートを保つポイントは「水回り」

お風呂 家族 PIXTA

玄関は共有しつつも、その他の生活スペースはきっちり分けた間取りとなっているはなさん宅。特にプライベートの確保について気にしなくても、お互いの生活は切り分けられているようです。

特にお風呂やトイレ、キッチンがバラバラになっていると、生活する時間も自由にできるため、同居のストレスは生まれにくいのかもしれません。

家事はそれぞれに分けつつ、夕食やお弁当は助け合い

お弁当 PIXTA

はなさん一家では、家事はそれぞれの家で別に行っているそう。

ただし、はなさんには最近2人目の赤ちゃんが生まれ、思うように動くことができないため、はなさんの実母が上の子の幼稚園送迎などを行ってくれるのだとか。また、日曜の夕食と週1回の幼稚園のお弁当も作ってくれることがあるといいます。

赤ちゃんがいると、家事や上の子の育児が思うようにいかないもの。そういったときのサポートは嬉しいですね。

食事は、朝、昼は別々ですが、夕食は、はなさんが作りできるだけ家族みんなで食べるようにしているそうです。その際の片付けもはなさんが行います。夕食のみなら負担を感じずに、家族団らんの時間を作れそうですね。

買い物に行くときや、体調不良の時に子供を任せられることがメリット

上の子の育児面でサポートする以外にも、買い物に行きたいときや、はなさんの体調が思わしくない時に、子供たちの世話を任せられることが同居の大きなメリットだそう。

当日の急な体調不良は、子供を任せられる人が居ない状況ではとてもつらいもの。同じ家に住んでいるからこそ、ママ自身の体調の変化に気づき、サポートしてくれる人がいてくれて、助かりますよね。

子世帯が2階の場合、振動や騒音に気を遣うことがある

リビング 子供 PIXTA

はなさん宅の場合、2階がはなさん一家が住んでいるスペースのため、子供が飛び跳ねる振動や騒音が1階に響かないか気になるといいます。

親世帯が休んでいる時間では特に、子供が騒いでしまうとストレスを与えてしまうのではと感じますよね。同居する場合は、お互いが見えやすくサポートしやすい反面、双方の生活リズムを気遣って生活する必要があるのかもしれません。

二世帯同居のアドバイス「あえて離れる時間を作ることで、期待しすぎやイライラを防ぐ」

意識して、夕食以外はあまり実母と一緒にいないようにしているというはなさん。多少の距離を保つことで、甘えすぎや、期待のし過ぎでイライラしてしまうことを防いでいるそうです。

自分の親だからこそ「このくらいはして欲しい」という無意識の期待をしてしまうもの。お互いに自立して生活していくためには、ある程度意識をして離れる時間があると良いのかもしれません。

玄関から全て別「完全分離」で生活する、はるさん

庭 おばあちゃん amana images

  • 家族構成:実父、実母、夫、はるさん、子供4歳、子供2歳
  • 同居歴:1年
  • 間取り:親世帯2LDK+ウォークインクローゼット+サンルーム、子世帯3LDK+書斎+ウォークインクローゼット

子供が2人になり、賃貸マンションから引っ越すタイミングで二世帯住宅に

結婚から9年間は賃貸マンションに住んでいたはるさん。子供が2人になり引越しを考えていた際、はるさんの実家を建て替えして、二世帯で住む案が浮上したそうです。

当初は分譲マンションの購入も考えていたものの、夫が一戸建てに住むことを理想としていたことから、近所で古くなっていたはるさんの実家の建て替えが良いという話になり、家族で話し合いをして決定したといいます。

プライベートを守る「玄関別」で、夫も気兼ねない

玄関  PIXTA

完全分離型の二世帯のため、全ての生活空間において共有スペースはありません。しかし、子世帯のエントランスクロークに親世帯とのコネクティングドアがついており、子供たちは玄関の中から自由に行き来できるそう。

玄関ドアを別にしたことで、夫が深夜に帰宅したときや、来客がある時も気を遣わなくて良いことがメリットだといいます。

家事面で夫が甘えすぎないことは分離型の良いところ

孫 amana images

完全分離の間取りのため、家事についてはそれぞれが行っているというはるさん一家。共有部分の庭の水やりは1階部分で生活する両親が行ってくれるようです。

子世帯の家事ははるさんが中心ですが、夫も育児に関してはとても積極的だそう。分離型の間取りでは、夫も家事を行う一人として甘えすぎずに行ってくれるのかもしれません。

実母には、長女の幼稚園の行事などで次女を連れて行けない時や、お迎えの時に次女が寝てしまっている時に子守を依頼することがあるといいます。

また、時には昼食や夕食も一緒に食べることがあるそうで、料理は実母が作り、子供用の食事作りははるさんが行っています。片づけやテーブルセットは共同で行います。

休日など、夫も含めて予定が合う日の夕食は、家族みんなで外食することもあるようです。食事の用意や片付けは家庭の中でも大きな家事の一つ。親世帯と上手にシェアできたら、とても快適ですよね。

自分が病気になった時、同居のありがたさを感じた

はるさんにとって同居のメリットは「常に誰かがいる」という安心感。

先日はるさんが病気にかかり、子供の世話ができずに寝込んでしまった時も、実母が子供の世話をこなしてくれ「同居していて本当に良かった」と思ったといいます。

逆にはるさんがそばにいることで、両親の体調も常に確認できる面も安心だと感じるようです。また、日々の調味料の貸し出し合いも「同居ならでは」と感じるそう。家族が支え合って暮らせることは、二世帯住宅の強さですね。

子供たちがわがままになってしまうのが心配だが、文句は言いにくい

おやつ amana images

同居の強さを感じる一方、はるさんが心配に思うのは、子供たちがわがままになるのではないかということ。両親は孫の可愛さや、静かにしてほしいという思いから、お菓子やアイスをすぐに出してしまうそう。こうした面で、はるさんは「人の手が多ければ多いほど甘えが生じる」と痛感したといいます。

しかし、助かることの方が多いため、両親に文句は言いにくいと感じているよう。「今後は話し合いながら解決していきたいですね」と話します。

二世帯同居のアドバイス:「プライバシーを意識しつつ、気軽に行き来できる環境に」

ドア 子供 PIXTA

はるさんが完全分離の二世帯住宅で良かったと感じるポイントは、お互いのプライバシーを保ちつつ、行き来しやすい環境になったこと。

行き来のしやすさから、子供たちはすぐに親世帯の家に遊びに行きたがるといいますが、小さな子供2人の世話は両親にとって負担になることがあるといいます。両親が疲れていそうなときには「2階にいようね」と説得するなど、両親の休む時間を尊重するように気をつけているそうです。

優しい祖父母に孫がべったりになってしまうのはよくあることですが、両親の疲れも見極めて対応することが大切なのですね。

両親の体調を気遣いながら、ちょうど良い距離で同居生活

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3人のママの、両親との同居生活をそれぞれ聞いてみましたが、すべてのママに共通して言えることは「甘えすぎない」ということを意識しているという点でした。子育てをしていると特に手を借りたい場面が多くなり、意識していないとついつい両親に頼り過ぎてしまうのかもしれません。

両親は高齢になっている場合があり、一生懸命力になってくれようとする一方で、休みたいこともあるでしょう。そうした体調の変化に早めに気がつき、そっと距離を取る時間を作ることが同居を成功させるカギのようです。

お互いに気遣いあい、ちょうどよい距離を保って、気持ちの良い同居生活にしたいものですね。

「同居」「二世帯住宅」「実両親」 についてもっと詳しく知る

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