監修:齋木啓子 先生

しつこいせきが特徴のマイコプラズマ肺炎とは?原因、症状、治療法

つらいせきが特徴的なマイコプラズマ肺炎。小さな子供が通う幼稚園や保育園、小学校でも大流行する場合があります。せきがしつこく続き発熱を伴います。症状が重い場合は入院治療が必要になることもあります。すでにぜんそくと診断されている子供の場合、マイコプラズマ肺炎にかかることで発作を誘発することがあるため、特に注意が必要です。マイコプラズマ肺炎の原因や症状、治療法についてお伝えします。

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マイコプラズマ肺炎とは?

マイコプラズマ肺炎とは、マイコプラズマという病原体に感染して起こります。感染してから2~3週間後が潜伏期間と言われており、発熱としつこいせきが特徴です。

7~8歳の間の感染が多く、学校などの集団で流行しやすい病気で、重症化すると入院による治療が必要になることがあります。

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マイコプラズマ肺炎の原因

感染症 PIXTA

「マイコプラズマ」という病原体への感染が原因となって引き起こされる病気です。マイコプラズマは熱に弱く、界面活性剤によっても活動できなくなります。

感染様式は飛沫感染と接触感染によるため、患者やそう思われる人と接触した場合には、念入りに手洗いを行いましょう。

マイコプラズマ肺炎の症状

発熱 子供 PIXTA

  • 発熱
  • しつこいせき
  • 全身の倦怠感

発熱し、しつこいせきがでることが特徴です。感染当初は乾いたせきですが、後期には痰を伴うことが多いです。もともとぜんそくの既往がある子がかかった場合には、ぜんそくの発作を誘発する可能性があります。

症状が重い場合は入院治療が必要になることがあります。また、解熱しても、3~4週間と長い期間せきが続くのもマイコプラズマ肺炎の特徴です。

潜伏期間

潜伏期間は長く、だいたい2週間~3週間といわれています。患者と接触してすぐに症状が出なくても、期間をおいてから症状が出てくることがあるため、流行期には特に体調の変化に注意が必要です。

発症する場合、先に熱やだるさが出て、せきは遅れて出てくることが多いです。かかり始めはマイコプラズマ肺炎を疑わないかもしれませんが、特徴的なせきがでたら病院を受診しましょう。

マイコプラズマ肺炎の検査と治療法

検査 小児科 PIXTA

マイコプラズマ肺炎の確定診断には、咽頭のぬぐい液や痰(たん)からマイコプラズマを分離することが必要ですが、培養検査は時間がかかるため、検査をしてもその場で診断できません。

採血や咽頭のぬぐい液を用いた迅速検査もありますが、実施可能な施設が限られていたり、偽陽性の問題などがあったりするため、実際は症状や周囲の流行状況を見て医師が判断します。

治療が必要と判断された場合には抗生物質が処方されます。しかし、最近では抗生物質のひとつであるマクロライド系の抗生剤に耐性があるマイコプラズマが発見されています。処方薬は医師の説明に従って服用しましょう。

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子供がマイコプラズマ肺炎にかかった方の体験談

咳 子供 PIXTA

実際に、お子さんがマイコプラズマ感染症にかかったことがある先輩ママの体験談をご紹介します。

就寝前のせきがひどかった

一昨年、次男がマイコプラズマ肺炎で入院しました。
とにかく咳が止まりませんでした。特に体が温まると余計出るので就寝前がひどかったですね。
肺炎になれば熱が続くはずなので、4日たっても下がらなければ可能性を考えたほうがいいかも。
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就寝するときにせきがひどくなったという声です。なかなか眠れないのは、子供にとってつらいことですね。熱が続いて下がらないときは、医師の診断を受けて、症状が落ち着くように治療を受けましょう。

ママに感染して大変だった

ウチの子もこの間マイコプラズマになりました、高熱と咳で翌日病院行ったら流行ってるからってレントゲン撮って、すぐ分かったので、マイコプラズマに効く抗生物質を処方されました。すぐに症状は落ちついてきましたよ☆それから私も咳が止まらなくなり、検診のタイミングで産科の先生に風邪薬を貰いましたが効かず…子供と同じ病院へ行きました。レントゲンは撮れないけどうつったのかもねと、熱が出なくてもなるらしいです。マイコプラズマにはマイコプラズマに効く抗生物質を飲まないと意味が無いので、妊娠してても大丈夫だという薬を貰ったら1週間程で落ちつきました
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子供が感染したあと、ママに感染してしまって大変だったという体験談があります。ママは妊婦さんだったため、なおさら大変だったでしょう。

妊婦さんでも飲める薬を処方してもらったところ、すぐに症状が落ち着いたとのこと。もしもママが感染してしまった場合は、妊婦さんであっても我慢せず、医師に相談するようにしましょう。

ぜんそく持ちで、せきが長引いた

息子が1歳3ヶ月の時にマイコプラズマ肺炎になりました(>_<)なかなか熱が下がらず、結果1週間の入院になり、完治までに2週間程かかりました。飲み薬はなかなか効いてくれなくて点滴ですぐに良くなりましたが、喘息持ちだったので咳は長引いていたと思います(>_<)
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子供がぜんそくと診断されている場合、せきが長引いたという声です。1週間入院し、完全に治るまで2週間とは、本人はもちろんママも大変でしたね。

治療は長い目でみて、治るまで焦らずに状態を見ていきましょう。気になる症状が出た場合は、医師に相談してください。

急な発熱としつこいせきは医師に相談を

せき PIXTA

マイコプラズマ肺炎は、発熱としつこいせきが特徴の感染症です。潜伏期間が長く、感染してもしばらく気がつかないかもしれません。また、熱やせき、倦怠感といった症状は風邪と区別がつきにくいものです。

せきが激しくなってきたり長く続いたりする場合は、病院を受診し医師の診断を受けることが大切です。特にぜんそくのある子供では、マイコプラズマ肺炎になることで発作を起こしてしまう可能性があるため、悪化する前に早めに治療を始めましょう。

記事の監修

ふれあいファミリークリニック 院長

齋木啓子 先生

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