2人目の出産・入院。初めての“離れ離れ”で気づいた私たち親子の成長

子供が1人の時には毎日べったり、お世話はもちろんママの仕事。そんな家庭で2人目の子供を妊娠したら?現在2人の娘を持つ筆者がまさに直面した問題です。家族が増えるのはうれしい一方、入院中のことを考えると「上の子のお世話をどうすればいいのか」「子供は寂しくないだろうか」と悩むママは少なくないのではないでしょうか。今回は私の体験から、出産前後の子供の成長と改めて感じた家族のきずなについてお話しします。

PIXTA

2人目を妊娠。その時長女は?主人は?我が家の日常

1人目の子育てが落ち着いてくると、そろそろ2人目を…そう思うご家庭もあると思います。我が家もそうでした。

すでに1度経験し、余裕ができていると思っていた2度目の妊娠。けれども育児というのは考えるより大変なもの。妊娠が分かってからも思い通りにいかないことが多く、このままで大丈夫かと不安になることもありました。

私にべったりの長女、自分からは動いてくれない夫。まずはそんな家族の、妊娠中ようすをつづってみます。

妊娠中に幼稚園へ入園。私にべったりだった長女

幼稚園 PIXTA

私には4歳離れた2人の娘がいます。今ではどちらも小学生になりましたが、下の娘を妊娠中、長女は幼稚園へ入園しました。

バス通園のため、乗り場までの送迎には私が行っていました。入園当初は登園しぶりが多く、長女はなかなかバスに乗ってくれず。毎日先生に抱きかかえられて乗せられるという困った状況が続いていました。

人見知りが強いタイプだったので、家に帰ってくるとそれまで以上に私にべったり。夫のことも大好きでしたが、特に入園当時は私の方へ甘えてくることが多かったです。新しい環境が不安だったのと、今思えば妊娠中の私自身にも不安を覚えていたのかもしれません。

とにかく毎日手がかかり、これなら1〜2歳当時の方がましだと思うほど。2人目の子をおなかに抱え、思うように動かない身体もあって、いらだちが募る毎日でした。

育児は「お手伝い」だった主人

パパ 育児 PIXTA

長女が産まれた時、こっそり涙を流すくらい喜んでくれた主人は、私の育児もよく手伝ってくれました。けれどやっぱり基本は「お手伝い」の域を出ず。

子供をお風呂に入れてくれたり、遊んでくれたりはしていましたが、食事や就寝など日常生活の段取りや、幼稚園の支度などは私が取り仕切らないと何も始まりません。声をかければ手を貸してくれますが、子供のことに関しては、こちらの指示がない限り動いてくれませんでした。さらに子供が泣いてしまうとお手上げ状態。あやすのはまず私の役目でした。

急に私がいなくなったら、夫はきっと子供の着替えすらできないだろうという当時の状況。今思うと、私ももっと教えてあげることがあったはずだと猛反省するほどです。

予定日まで2ヶ月を残し、まさかの切迫早産。子供と一緒に実家へ

安静 PIXTA

少しトラブルが多かった2度目の妊娠中、何とか自宅で過ごしていたものの、予定日の2ヶ月前には切迫早産との診断が下ってしまいました。長女がいるので入院は免れたものの、何もせず安静にしているようにとの指示がありました。

その後、長女を連れて私の実家へ。父や母に頼りっぱなしの生活が始まり、それまでの生活が一変することになりました。

切迫早産で安静が必要。実家で過ごした出産前の2ヶ月

実家 PIXTA

長女の妊娠はとても経過が良かったのに比べ、2度目の妊娠時にはトラブルが多かった私。予定日の2ヶ月前には切迫早産との診断が下り、できれば入院するように言われてしまいました。とはいえ、幼稚園に通い始めて少し不安定な長女のことも心配です。病院に事情を話すと、実家で安静にしているという条件で経過を見ることになりました。

長女は実家から幼稚園へ通うことに。実家は同じ市内にあるので、ルートの違うバスを利用させてもらい、通園は問題なくできるようになりました。

バス乗り場までは父や母が送迎してくれ、食事の支度なども全部お任せ。私は本当に長女の横についているだけの2ヶ月間でした。何もできないことが情けなかった私ですが、長女にとっては恐らくこの期間が、祖父母との関係を深める時間になったと思います。

無事に臨月を迎えいよいよ入院、長女はそのまま実家に

入院 PIXTA

妊娠36週までひたすら安静にしていたおかげで、無事に臨月を迎えることができました。しかし、落ちついたのもつかの間、37週からはいきなり動け動けと、先生の指示内容に変化が。驚きつつも、ようやく長女の相手をしてあげられるようになりました。

体を動かすための散歩にもたくさん付き合ってもらいました。体が重くそれまであまり動かなかった私より、いつの間にか早く歩けるようになっていた長女の姿が印象に残っています。何より楽しそうにしてくれていたのが私もうれしく、今もしみじみと思い出します。

38週の診察で子宮口が開き始めているのを確認。母に付き添ってもらい、その日のうちに入院となりました。長女は父に任せることになりましたが、2ヶ月の信頼関係があったのか、それほど不安そうにはしていませんでした。

入院中には毎日お見舞いに来てくれた長女

病院 家族 PIXTA

自然分娩で産むことができた次女。入院は5日間でしたが、その間は父が毎日、幼稚園まで長女を迎えに行って病院へ連れてきてくれました。

生まれたばかりの妹が、並んでいる中で一番かわいいと言ってくれた長女。家に帰ったらお世話する気満々のようすでした。出生届も夫と一緒に提出へ行ってもらいました。次女の名前を、私と夫が考えた候補の中から選んでくれたのも長女です。次女の出生にはたくさんたくさん関わってもらいました。

離れて初めて気づく家族のいとおしさ。そして感じる子供の成長

親子 PIXTA

思いもかけず自宅から離れて過ごすことになった長女と私。一方、夫は週末しか長女に会えない日々が続きます。無事に出産を迎えるための最善策のつもりでしたが、長女や夫にはやはり寂しく不便な思いをさせていたと思います。

けれどこの経験こそが、長女とそして夫にも変化をもたらしてくれるものとなりました。

違う環境で過ごした2ヶ月、長女は我慢を覚え穏やかに

子供 優しい PIXTA

慕っていたとはいえ、生まれたときから毎日一緒に過ごす父や母とは違う存在。祖父母の前ではもしかすると、一生懸命に我慢を重ねていたのかもしれません。実家ではあまり長女のわがままを聞かなくなりました。

入園当初は人見知りが激しく、登園しぶりで毎日泣いていたのに、実家に移ってからは祖父母に手を引いてもらい、素直に園バスに乗るようにもなっていました。

その後も比較的親の言うことを聞く、素直な子供に育っていると思います。言いたいことを飲み込んで無理をしていないかと、親としては気になる面もありますが、一方で自制心の強い穏やかな性格に育ったとも言えます。

今もお友達ともめることが少なく、落ち着いた学校生活を送ることができているのは、長女の持つ穏やかな性格のおかげかもしれません。

夫も子供との生活を再認識

親子 PIXTA

私が実家にいる間、週末は夫が長女を迎えに来てくれました。自宅とはいえ2人きりで2日間、私の手は全くない状況で朝起きて夜寝るまで、協力しながらやりくりしてくれていたんだと思います。

夫も週に2日しか子供に会えないので、寂しさやいとしさも募っていたのではないでしょうか。出産後私が自宅に帰ってみると、長女に対して至れり尽くせりな夫の姿が。

溺愛ぶりがやや行き過ぎな気もしましたが、自分のことだけをやっていた以前とは明らかに違っていて、子供がいるという生活を改めて認識してくれたのかなとも思いました。

けなげな長女を最優先に

姉妹 PIXTA

次女が産まれてようやく自宅に帰ってきた私と長女。実家で我慢させていた自覚があるだけに、けなげな長女がいとおしくてたまりませんでした。親としては失格と言われるかもしれませんが、寝てばかりで意思表示のない次女よりも、当時はあれこれ世話を焼いてくれようとする長女の方がかわいかったのです。

夫も長女溺愛になっていたので、それが適度なスキンシップへもつながっていたのかもしれません。次女のお世話にどうしても手が取られることもありましたが、長女は特に赤ちゃん返りをしたような様子もなく、本当に穏やかなお姉ちゃんへと成長してくれました。

もちろんケンカをすることはありますが、今も次女はお姉ちゃん大好きっ子。仲の良い姉妹に育ってくれています。

姉妹は、お互いが最高の協力者

姉妹 PIXTA

私の場合は切迫早産という事情があり、少し長く家族に迷惑をかけてしまうことになりましたが、そもそも妊娠・出産には家族の協力が必要です。日常の忙しさに紛れてしまっていましたが、私にとって2度目の妊娠生活は、家族のありがたみを改めて感じる機会となりました。

また、幼い長女に長い間、寂しく不便な思いをさせてしまったのはかわいそうでしたが、時間がたってみると、これも社会勉強の一つの機会だったと思うのです。

何よりも今、私に叱られた娘たちがお互いに慰め合い、励まし合っている姿を見ていると、ほほえましいやら、頼もしいやら。母親の手出しできないところで協力してくれる存在があるというのは、本人たちだけでなく実は親にとってもすごく助かるんだなと気づきました。

ケンカや悩みは毎日あります。それでも、困っていると支えてくれる手もあります。家族が増えた喜びを感じるのはこんなとき。子供たちと親である私たち、これからも支え合っていける家族でありたいと思います。

「二人目」「出産」「入院」 についてもっと詳しく知る

関連する記事

本記事は必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて、医師その他の専門家に相談するなどご自身の責任と判断により適切に対応くださいますようお願いいたします。なお、記事内の写真・動画は編集部にて撮影したもの、または掲載許可をいただいたものです。ママリ編集部のコンテンツに対する考え方(または取り組み)についてはこちらもご覧ください。

カテゴリ一覧

フォローすると公式アカウントから、最新の情報をいち早くお届けしています!