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出産を学ぶ?『コウノドリ』だけじゃない、妊娠中に読みたい漫画4選

前シリーズが好評だったドラマ『コウノドリ』が、今作も話題に。前作も妊娠・出産に切り込んでいましたが、今回の作品も考えさせられるテーマが満載です。ご覧になっているママやプレママもいると思います。原作も思わずママが共感してしまう内容が盛りだくさん。今回はそんなコウノドリ以外に、妊娠中に読むことをおすすめしたい漫画を紹介します。自分が読んだ後、妊娠、出産について理解してもらうためにパパへ貸してあげるのも良いかもしれませんよ。

PIXTA

出産前の時間を有効活用

妊娠中は安静の指示が出たり、仕事をしていた方も産休に入ったりしていつもより時間ができたという方もいるかもしれません。出産後は育児に追われ、自分時間の確保はなかなか難しくなるのでこの時期のゆったりとした時間は貴重です。

そんな時間を活用するために読書はいかがでしょうか?知識を得られる育児書もよいけれど、漫画もなかなか参考になるものが多くてあなどれないんですよ。今回は、妊娠中に読んでみたい、妊娠・出産にまつわる漫画を紹介します。

『コウノドリ』のように産婦人科医が主人公のものもあれば、実際に出産したママが笑いあり涙ありの内容をおもしろおかしく漫画にしたものもあります。

妊娠中に読んでみたい!おすすめ妊娠・出産漫画4選

初めての体験である妊娠・出産だと先の見えない恐怖感を持つ方もいるのではないでしょうか。漫画で疑似体験というわけではないけれど、いろいろな妊娠話・出産話を読んで心構えをつけるのも悪くありません。

数多くある漫画の中でも妊娠・出産をテーマにした漫画を紹介します。重いテーマから軽く読めるものまで、ぜひ参考にどうぞ。

1.「おめでとう」が言える医師、産科医の話『コウノドリ』

コウノドリ  コミック1-18巻 セット

綾野剛さん主演で話題になったドラマ『コウノドリ』の原作漫画です。

産科医でありながら謎のピアニスト「ベイビー」でもある鴻鳥サクラを主人公とした命の物語。著者の鈴ノ木ユウさんが実際に奥さんの出産へ立ち会ったことから、その感動を伝える使命を感じてできた作品だそう。

感動の逸話が多いですが、流産や障害を持って生まれた赤ちゃんの考えさせられるような話もあります。

入院中に読んでます。1人目も低出産体重児で出産してるので、コウノドリでは現実をとらえているなぁと関心しつつ、読みながら泣いてます。
是非パパになる男性に読んでほしい一冊です。 ※1
本書の始めの数巻が出ていた頃は、話題にはなっていたもののまだ読んでいなくて、「病院の勤務医が実は人気ピアニスト、なんてとっぴ過ぎ」「お産だけで話が続くのかしらね?」などと、大変意地悪な見方をしていましたが、知人の医師(産科ではない)が、「そんなことないよ」と言うので試しに読んでみたところ、すっかりファンになってしまいました。(お恥ずかしい限りです)
 18巻では、妊娠はするものの流産になってしまう妊婦さんと、聴覚障害の妊婦さんのお話です。1巻から読み続けていて、妊婦さん(と妊娠を望む人)それぞれに症例が違って、1人1人にドラマがあるんだな、「お産」の一言で一括りにはできないんだな、と痛感しました。
 また産科は、男性はもちろんのことですが、女性もお産の時しかお世話にならない科なのであまり馴染みがないため、本書を読んで、助産師さんのことやNICUなどとの連携など、産科の内情や大変さを色々と知ることができました。 ※2

ママにとって待望の妊娠、出産。しかし、皆同じではなく、いろいろなことが起こりうる、無事に生まれることは奇跡なのだと学ばされる作品です。

ドラマはほぼ原作へ忠実に描かれているので、ドラマが好きな方も違和感なく読めると思います。実際にこんな先生がいたらなぁ…と願ってしまいます。

2.えっ!妊娠17ヶ月ってどういうこと?『妊娠17ヵ月!40代で母になる!』

妊娠17ヵ月!40代で母になる!

漫画家である著者が、死産を経て妊娠・出産にいたる合計17ヶ月の間に起こったことや感じたことが描かれています。

39歳まで子供が欲しいとは思わなかった著者が突然の妊娠。戸惑いから始まった妊娠生活、著者の気持ちの変化にのめりこむかも。

実体験を元に描かれたエッセイです。
お金のことや人に言いにくいこともズバッと描いてあって実用的です。

この本のいちばんよかったところは出産育児は1人でするものではなく、夫婦ともに責任があることを強く訴えているところです。
程度の差はあれど日本ではまだまだ夫の育児に対する無責任さに不満を持つ妻が大半を占めていると思うからです。
だからこそこれから妊娠を考えているご夫婦に読んで欲しいですね。

聡明でサッパリとした作者のお人柄と独自の視点が魅力的な漫画です。 ※3

筆者自身も死産経験を経てようやくわが子に会えたので、この作品はついのめりこんでしまいます。人前で大声で泣くなんてことが自分に訪れる日がくるとは思いもしなかったできごと。

そして最初の妊娠から合計17ヶ月を経てのハッピーエンド。出産はもちろんのこと、夫婦で乗り越えることの大切さを考えさせられます。

3.まるで夫婦漫才。笑いすぎ注意『おかあさんまであとすこし!』

おかあさんまであとすこし!

たまごクラブ超人気連載を単行本化。妊娠〜出産の妊婦ライフがすべてわかります。

プレママのバイブル『たまごクラブ』で連載され、多くの支持を得て書籍化された本作。実際に連載を読んでいたママもいるのでは?

妊娠出産までの日々を面白おかしく描いています。それでいて難しい用語の解説などもされているので笑いながらも勉強になる一冊です。

初めてのマタニティ生活で、何か妊娠体験漫画が読んでみたいと思っていた所で発見。評価も高いので購入し読んでみると…
作者のご主人の面白さに笑いが止まりませんでした。夫婦コントみたいで、サクサク読めました。
旦那様に「出産間近の時は一人でお茶飲まないで私にも用意してね」と念押しをしておきました(笑)
勿論旦那様もこの漫画を見て「お茶は気を付けないとな」と言ってました。
ただ、この漫画を検診の待ち時間に読もうと持って行ったけど、笑いを堪えるのに必死で、近くにいた妊婦さんに変な目で見られてました×Д ※4
読んでいて、お腹を抱えて笑ってしまうほど、自分の経験と重なり、不安は皆似ているのだな、と実感しました。
特に不安材料が沢山ある第一子妊娠期、このような本音で隠すことなくシェアしてくれるこの本に本当に感謝します。
笑えます。英語でもあったら、色々な国でもシェア出来ると思います。 ※5

『たまごクラブ』で連載されていただけあって安心して読める一冊です。2ページごとにエピソードが一つ描かれているのですが、内容充実でどのページも笑えます。

なによりも妊婦のフミエさんを筆頭に登場人物が皆よい味を出しています。「あるある」と思ってしまうエピソードがきっとありますよ。

4.ほんわかホロリ『ニンプ道』

ニンプ道

イラストレターたかはしみきさんのコミックエッセイ。

おおざっぱなイラストレーター「わたし」と慎重派な「ダンナくん」のもとにやってきた待望のベビー「主さま」。十月十日、主さまのいいなりになるマタニティライフがほっこりと描かれています。

作者は愛嬌のあるキャラクター『こげパン』を生み出したたかはしみきさん。

妊娠月数に合わせた話や出産、退院後の生活のほか、妊娠・出産に役に立ちそうなグッズやファッションの情報も含まれていて読み応えがあります。

出産・妊娠シリーズは一通り持っていますが、とても丁寧に描いていて好印象です。

他のエッセイに関しては、うーん、ちょっと文字数が多くて読み疲れしちゃう、、と思うこともあるのですが、今回は妊娠というテーマなだけあって、その丁寧な描き方が良い方向に活きていると思います。

はじめての妊婦さんにも勉強にもなりますし、妊婦を不安にさせるエピソードもないので、出産妊娠漫画としてはおすすめです。いろんな作家さんの出産エッセイを本棚いっぱい持っていますが、新旧含めて、一番よかったかな。 ※6
当時初めての出産を控えて、いろいろなハウツー本を読みあさってました。
あれこれ情報が多すぎたり、難しくて読みにくかったり、結局最後まで読み切れない本が多い中、これが1番役立ちました!!
読んでいて爆笑!共感できることばかりです。妊婦中に何度も読んで出産に臨みました。
たかはしみきさんの大ファンになりました! ※7

ちょっとしたことでも不安に感じてしまう妊娠生活中、ほんわかと読める作品は癒やしになりますね。

今後妊娠生活が進むにつれてどんなことが起こるのか、道しるべになってくれるかもしれません。

漫画もママの強い味方になってくれる

読書 PIXTA

活字だけではなく、漫画として描かれていると手軽に読めて感情移入もしやすいですね。漫画の中の登場人物と一緒になって泣いたり笑ったり、ストレス解消にももってこいです。

これから起こるかもしれないトラブルやグッズ集めに備えるためにも、多くの妊娠・出産話を見たり聞いたりしておくのは無駄ではないと思います。

皆さんの好みの1冊を手元に置いて何度も読み返し、出産にいどんでみてはいかがでしょう。

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