子供を小児救急に連れて行く前にできる応急処置

子供は予期せぬ怪我や病気をすることが多々あります。気付くのが夜間だったり病院が休診日だったりして、相談できる病院がない!なんてことを経験されたお母さんもいるのではないでしょうか。そんな時に応急処置や症状によっての対応を覚えておくと少し安心できますよね。小児救急についてと、万が一の時、家でできる処置を知っておきましょう!

小児救急とは?

0歳から14歳までを小児といい、小児救急とは夜間・休日等にかかりつけの医療機関が開いておらず受診ができない時のための機関です。

今や各自治体で、症状に対してどう処置をすべきか相談するための電話が設けられており、電話をすれば看護師さんが教えてくれます。

しかし、そんな相談の電話もできないような症状が出て、急いで小児救急に行かなければいけない時もありますよね。

救急車ってどれくらいでくるの?

子供が辛そうで、症状もどんどん悪化していきそうな時は、考えている場合ではない時もあります。

緊急を要している場合は相談窓口ではなく、救急車を呼ぶ方がほとんどだと思います。でも救急車って119に電話してからどれくらいで自宅に着くか知っていますか?

東京消防庁によると平均6~7分ほどかかるそうです。距離にもよりますが、自宅へ救急車が到着した後は優先車両として、病院へ向かうことができます。

待ち時間6~7分を考えると親自ら子供を病院へ連れて行ったほうが早いと思ってしまうかもしれませんが、交通手段がない場合は必ず救急車を待ちましょう。

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小児救急の前にできる応急処置とは

救急車を待っている間、小児救急で診てもらうまでの間、電話相談で家で様子を見てと言われた時などににできる応急処置をご紹介します。

症状別でご紹介しますので、ぜひ子供の為に、万が一の時用に覚えておいてください。

緊急を要する症状:発熱

  • 元気がなく、ぐったりしている
  • 水分がとれない(おっぱいの飲みが悪い、水・麦茶等飲んでくれない)
  • 何も食べず、嘔吐・下痢・痰がらみの咳などがある
  • 発疹がある

低年齢の子供はよく発熱することがありますよね。昼間は元気だったのに、夜中に限って高熱がでてしまうことが多くあるようです。

発熱に伴い上の症状がみられた場合は、急いで小児救急へ受診してください。ウィルスに感染してしまった可能性があります。

家でできる処置

  • 普段どおりの布団・格好で寝る(寒がれば増やす)
  • アイスノン・冷えピタ・保冷剤を使い、後頭部・額・熱が高ければ脇の下・足の付け根あたりを冷やす
  • アイス・プリン・ジュースなど、なんでもいいので水分の補給をする
  • 高熱でしんどそうなら解熱剤を使う

熱が出ただけ、風邪だった場合には家でゆっくり休ませ、処置してあげましょう。ですが過度に着込ませて発汗させるのはよくありません。

寒がれば1枚増やしてあげる程度で大丈夫です。

緊急を要する症状:痙攣(ひきつけ)

  • 痙攣が10分以上続いている、また何回も繰り返して痙攣している。
  • 体の一部だけに痙攣がみられる、左右の痙攣の差が強い。
  • 痙攣のあとに意識が回復しなかったり、体の動きが悪い。

ひきつけは、高熱が出ることにより起こることが多いようですが、熱がなくても脱水によって痙攣をおこすこともあるようです。

冬に流行るロタウイルスにより、下痢症状がひどくなくても脱水を招くので注意して下さい。

上の状態が続いたときは、急いで小児救急を受診して下さい。ママも不安になってしまいますが、落ち着いて小児科救急に急ぎましょう。

家でできる処置

  • 衣服をゆるめてあげて顔を横に向けて、もし吐いているようなら口や鼻のまわりを拭いてあげる。
  • 舌をかまないように物をくわえさせることはしない。
  • 翌日に受診する場合、診断や今後の治療の参考のためにも、けいれんした時の様子や持続時間、体温を確認し、記録する。

痙攣が数分でおさまり、その後すやすやと寝ている場合は自宅で処置をしてあげてください。ママが落ち着いて支えてあげることが大切です。

緊急を要する症状:肘の脱臼

  • 痛がり手に力を入れようとしない
  • 腕を持ち上げない
  • だらんとした状態が続いている

子供と一緒に遊んでいるときに激しい遊びだったり、手を強く引っ張ってしまい肘が脱臼してしまうことがあります。

少しでもおかしいなと思ったら子供に話を聞いたり、今日何をして遊んだかなども確認してみましょう。

家庭でできる処置

我々素人では脱臼を治すことはできません。むやみに触らずに医療機関を受診することが大事になります。

また、1度脱臼してしまうと癖になりやすいので、幼児期の間は手を強くひっぱたり無理に強い力をかけたりしないように注意しましょう。

緊急を要する症状:火傷

  • 顔・目に火傷を負った
  • 広い範囲に火傷を負った

服を着ているときにやけどをした場合は脱がさずに服の上から冷水をかけてください。

服を着たままで冷水をかけることにより、やけどが周りの皮膚への進行を食い止めることができるからです。

また、服を脱がすことにより皮膚がはがれてしまう可能性がある為、衣服の上から冷水をかけます。

5歳以下では体表面積の5%以上、6~15歳では10%のやけどは重症となります。(本人の手のひらが表面積のほぼ1%と覚えておいてください)

家でできる処置

子供が火傷してしまったら、すぐに冷水で冷やして下さい。冷水で冷やしにくい場所である時は、アイスノンを使ってください。

冷やす目安は、10~15分ほどです。広範囲の場合は、お風呂に水を張りお風呂で冷やしましょう。

お風呂にすぐに水を張るのは時間がかかってしまうので、待ってる間はシャワーを使って患部を冷やしてあげて下さい。

緊急を要する症状:頭部強打

  • 呼吸が荒く苦しそうだったり顔色が真っ青である
  • 意識がなくぐったりしており、呼びかけや刺激に反応をしない
  • 痙攣をおこしている

子供が遊んでいる最中や、階段を昇降中に落ちて頭を強打してしまったときは以上の症状が出ていないか確認して、もし出ているようであれば小児救急を受診してください。

わからない場合はそのままにせず、必ず電話相談してください。また、出血がみられる場合は消毒・縫合が必要な場合があるので小児救急を受診しましょう。

家でできる処置

子供は頭を打った直後、大泣きすると思います。その後、寝てしまうことがありますがいつもと変わらない睡眠状態であれば家で様子を見てください。

また、たんこぶができてしまった場合はアイスノンや保冷剤で冷やしてあげてください。

頭部強打は、直後ではなく少し時間が経ってから、症状が出る場合もありますので一晩は様子を見ましょう。

緊急を要する症状:誤飲

  • タバコ
  • 防虫剤
  • 芳香剤
  • コイン
  • 電池

日々の生活の中で大人が使うものが子供にとっては大きな事故につながるものがたくさんあふれています。

寝返りを始めたら小さい物は絶対に床に置かないことと、子供が手の届かない高さに物を置く、戸棚等を開けれないようにロックできるものを取り付けるなどしてください。

家でできる処置

以下のものを誤飲した場合は、家で対処可能です。

  • 化粧水
  • 口紅
  • ボディクリーム
  • シャンプー

舐めた程度なら一度家で様子を見てみましょう。大人にとっては気にならないものでも赤ちゃんや小さな子供にとったら、なんでも口に入れたくなる興味の対象物です。

日頃から気を配っておきましょう。

応急処置をしてから小児救急へ!

家庭で行える応急処置は限られていますが、子供が痛がることを少しでも取り除いてあげられるのもまた親のできる大切なお世話の一つだと思います。

親も慌ててしまうことが多いと思いますが、落ち着いて子供を診てあげましょう。そして少しでもおかしいな、と思ったらすぐに受診するようにしましょう。

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