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ママが頭を抱えるイヤイヤ期、実態はどう?調査結果が発表されました

たくさんの人が頭を抱えるイヤイヤ期。現在悩んでいるママもいるのではないでしょうか。博報堂では、イヤイヤ期に関して研究をする「イヤイヤ研」を発足し、実態調査を行いました。どんなママがとくにストレスを多く抱えているのか、きょうだい関係によって影響はあるのか、男女で違いがあるのかなど、さまざまな視点からの調査結果を発表。実に興味深い結果となっていたため、ぜひ一緒にチェックしてみましょう。

PIXTA

イヤイヤ研からイヤイヤ期に関する実態調査が発表

ママが悩むことの多いイヤイヤ期。そんなイヤイヤ期について、博報堂こそだて家族研究所と博報堂発の次世代子育てアイテム『Pechat』を開発しているチームが「イヤイヤ研」としてイヤイヤ期に関する研究を開始しました。

イヤイヤ期は2人に1人は1歳半からスタート。ピークは2歳頃とされていますが、4人に1人は「2歳はイヤイヤ期ではない」と回答しているということや「イヤイヤ期に男女の違いは関係ない」といった結果も発表されました。

他にどのような結果が発表されたのでしょうか。その内容を紹介します。

調査概要

イヤイヤ期実態調査についての調査対象者、方法などは以下の通りです。

イヤイヤ出現率調査、イヤイヤ実態調査

  • 調査手法:インターネット調査
  • 調査エリア:全国
  • 調査時期:2017年9月
  • 調査対象者:0歳~5歳児を持つ男性、女性

納得?びっくり?イヤイヤ期実態調査の調査結果を紹介

イヤイヤ期 PIXTA

では、早速イヤイヤ期に関する実態調査の結果を紹介します。

イヤイヤ期にストレスを抱えやすいママの特徴や、イヤイヤ期が発動しやすい場所などさまざまな調査結果が発表されていますよ。イヤイヤ期に悩んでいるママはチェックしてみましょう。

2人に1人は1歳半からイヤイヤ期がスタート、ピークは2歳

イヤイヤ期 調査グラフ

0歳~5歳児を持つ男性および女性に、現在ご自身の子供がイヤイヤ期であるかどうか調査したところ、1歳半の子供を持つ方の56.8%が、すでにイヤイヤ期だという回答に。2人に1人がイヤイヤ期に突入しているということが分かりました。

筆者の子供も1歳半からイヤイヤ期の傾向があり、早すぎるのでは…と思っていたのですが、多くのママが経験していたことだと知り安心しました。

さらに「魔の2歳」といわれるだけあり、イヤイヤ期に突入している子供の割合は2歳前半になると77.3%、2歳後半は72.3%と最も割合が高い結果に。やはり2歳がピークということが今回の調査でも分かりました。しかしこの結果によると、4人に1人はイヤイヤ期ではないということも判明。必ずしも2歳で全員がイヤイヤ期に突入するとは限らないようです。

また、イヤイヤ期の兆候は徐々に減っていくものの、5歳でもまだ4人に1人はイヤイヤ期であるという結果も。いつ終わるか分からないため、ママは長い目で見た方が負担にならないかもしれません。

ストレスを抱えているのはパパよりママ

イヤイヤ期調査結果

イヤイヤ期に抱えるストレス度について質問したところ、パパよりもママの方がストレスを抱えていることが分かりました。やはり子供と接する時間が多いママの方がストレスをためやすいのですね。

平日協力者のいない専業主婦は特に注意

イヤイヤ期調査

また、ママの中でも専業主婦の方は特にストレスをためやすい傾向にあることも判明。ママが1人で育児をしている方は、すべてのことをやらなくてはいけないので、育児だけでなく家事でもストレスがどんどんたまってしまいますよね。

協力者がいることでストレスが軽減されるとのことですが、なかなか実家を頼れないママもいると思います。そんなときは支援センターや児童館を利用して、ママも子供たちと一緒にリフレッシュするのがいよいかもしれません。

イヤイヤ期に性別は関係なし。兄弟の関係、親の性格に注目

イヤイヤ期調査

イヤイヤ期のストレスについて、男児の母親か女児の母親かでは違いはほとんど見られず、双子や多胎児がいる場合の方がストレスを多く抱えやすいことが分かりました。

また、何人目の子供かによって影響があるかどうかに関しては、1人目や2人目ではストレス量がほぼ変わらず、3人目になってやっと軽減してくるのだそう。

親の考え方によっても変化が

イヤイヤ期調査

あわせて親の性格についても調査すると、楽観的に考える親よりも、悲観的に考える親の方がストレスを感じやすいことが分かりました。

長い目で見ていかなければいけないイヤイヤ期ですから、あまり悩むことなく、気楽に考えて対応してあげるのがよいかもしれませんね。

イヤイヤがもっとも発動するのはリビング、親が困るのは物販店

イヤイヤ期調査

ドラマや漫画では、よくお菓子売り場などで「買って買って」とイヤイヤが発動している場面が見られますが、もっともイヤイヤが発動する場所はリビングだそうです。次に、食卓、物販店と続く結果に。

他にも玄関、風呂場、キッチン、歩道、電車、病院などさまざまな場所でイヤイヤが発動していると回答があり、いろいろなところで困っているのだなと感じました。

また、親にとってイヤイヤが発動されるともっとも困る場所は物販店。次に飲食店、食卓が続きます。確かにお店の中で迷惑をかけてしまうと困りますし、周りの目も気になりますよね。

発動するタイミングは買い物中が多く、静かにさせようと利用したテレビも原因に

イヤイヤ期調査

イヤイヤ期が発動するタイミングが最も多いと回答されたのは買い物中でした。欲しいものが目の前にあると子供たちはそれに夢中になってしまいますし、手に入るまで泣いたりわめいたりしてしまい大変ですよね。

次に多いのは自宅で遊んでいるとき、次点でテレビをつけるときと消すときだそうです。イヤイヤと泣いている子供たちのためにテレビをつけてあげても、逆効果になってしまうとのこと。

筆者もテレビをつけると、何を見るか、いつ消すかでもめることが。とても便利なテレビなのですが、もめる原因にもなってしまうのが悩みの種です。

お風呂は入る前、着替えは朝、歯磨きは夜がもっともイヤイヤを発動しやすい

イヤイヤ期調査

イヤイヤの発動タイミングについては、お風呂は入る前、着替えは朝の着替え、歯磨きは夜寝る前が発動しやすいことが分かりました。

確かに夜の着替えはパジャマで済みますが、朝の着替えは子供たちのお気に入りの服が決まっていたり、着たい色が決まっていたりすると大変ですよね。

また、おやつを食べているときや寝ているときなど、子供たちがご機嫌になりそうなときにも発動するのだそう。朝から寝る前までほぼ一日起こることが分かり、ママやパパが毎日ストレスを抱えてしまうのも納得です。

イヤイヤ期に悩んでいるのはママ1人じゃない。1日の流れを考えて対策を

イヤイヤ期 PIXTA

イヤイヤ期実態調査で、あらゆる場所や時間帯で発動していることが分かりました。

多くの人が悩んでいるイヤイヤ期。誰かに協力してもらったり、楽観的に考えたりすることでストレスをためないようにもできるかもしれません。

協力者がいない、あまりにも大変でママだけでは抱えきれなくなってしまうような場合は、地域の子育てサポートや地域の保健師さんへ相談して悩みをためすぎないようにしてくださいね。

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