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ママとパパの家事分担、他のママはどうしているの?どんなことが必要?

普段、パパは家事や育児を手伝ってくれますか?職場復帰を目前としているママは、ワークライフバランスが取れないかもと焦りを感じていることもあるかもしれませんね。また、専業主婦であっても、家事の負担が全て自分にあることに疑問を感じる方もいらっしゃると思います。他の家庭では一体どのようにしているのでしょうか。今回は、先輩ママたちがどのようにパパと家事の分担をしているかを聞いてみました。

PIXTA

夫婦で家事の分担ができていますか?

皆さんの家庭では、夫婦で家事や育児の分担ができていますか?

これはパパの担当と線引きをするだけではなく、ママの負担を減らしてもらったり、手が空いているときにお願いしたりということでも構わないと思います。

「イクメン」という言葉が定着し、子育てや家事に参加するパパがフィーチャーされるようになりましたが、ママ目線から見ると「イクメンには程遠い」と感じることもあるようです。

どうしてもママに負担のしわ寄せがきてしまうことも

洗濯物 amana images

私たちの母親世代は「男は仕事・女は家庭」という図式が当然のように浸透している家庭が多くありました。しかし、現代では「ママも仕事を持つ」という夫婦共稼ぎ世帯が増えてきています。

しかし、ママが仕事を再開しても家事や育児に影響が出ないようにすると、どこかで無理やひずみが生まれてしまっているご家庭もあるのではないでしょうか。少しずつパパとの仲や義両親宅へ頼る頻度に影響が出てしまうかもしれません。

こんなとき、「パパにもう少し家事を手伝ってもらえたらなぁ」と思うこともあるのではないでしょうか。

わが家では、分担はほぼしていません

洗濯 PIXTA

筆者は有職といっても、在宅でのライター業が中心。家でコラムなどを作成するかたわら、知り合いの方が開業している士業事務所で補助者をしており、事務所から依頼があれば所長をサポートするためにパートに出向くと言ったスタイルで仕事をしています。

このスタイルを取っているのも、夫が不規則勤務だからです。土日祝に出勤ということもあれば平日休みということもしばしば。週休2日制ですが、GWはもちろんお盆・正月は繁忙期ですので、一般企業のように長期休暇はありません。

筆者は家事・育児が両立できる働き方を選びました

筆者は子供3人の生活リズムを整える一方で、夫は不規則勤務ゆえ体調を整えてもらうことを優先させています。そのため「この家事は夫担当」というような線引きは行っていません。

ただし、在宅しているときはゴミ捨てをしてくれるほか、お風呂掃除や布団敷きなど小さな家事を手伝ってくれます。他の家事は、お願いすると手伝ってくれるといった感じです。

もともと、夫が不規則勤務・転勤ありであることを承知の上で結婚し、筆者自身の働き方に関しても家事や育児の優先を考えた結果です。

子供はまだ小さいため、日中の午後からは忙しい毎日です。筆者の家庭事情でいうと、フットワークを軽くするために在宅ワークという職種を選んだという背景があるので、夫の家事参入に関しては今のところ二の次という考え方です。

共働き家庭に聞く、家事分担事情

ここからは、先輩ワーキングママたちがパパとの家事分担をどのようにしてきたのかを紹介します。

家事分担は夫婦の勤務スタイルや、子供の有無や年齢、両親・義両親との関わりなど生活環境によっても変わってくると思います。皆がこうしているからわが家でもこうしなくてはいけない、と考える必要はありません。

話し合いのきっかけとして参考にしてほしいと思います。

皿洗いなどはパパの担当です

皿洗い PIXTA

必ず復職前に旦那様と分担をしっかり決めることをおすすめします。
うちは夫は毎日午前様でほぼ戦力外ですが、皿洗い、ゴミ捨て、風呂洗いはやってもらいます。帰宅した時に綺麗なキッチン、お風呂になっていることで私の手間を省いてもらってます。
旦那様の帰りが早いなら、お風呂に入れるなど他にもできることは振って良いと思います。
分担ということでいうと、子どもが体調を崩したときにどちらがどう対応するかも決めておいたほうがよいです。
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こちらは、日常の家事のルーティンとして、皿洗い・ゴミ捨て・風呂洗いをしてもらうことを約束したというアドバイスです。ママの復職前にパパとの家事分担を決めておけるといいですね。

家のために働くママ。帰宅が遅いパパでもできるような、簡単な家事をお願いしてみるのもいいと思います。

筆者は、手間を省くため食器洗い乾燥機の導入を了承してもらったので、こちらは折衷案といったところでしょうか。

子供が理由の動線も考えるべきです

体調不良のときのことは、(子供の)お迎えをどうするか、休まなければならないときどうするか、などです。「時短にしてるほうが呼び出しに応えて当然、仕事を休んで当然」と押し付けられかねないので、そうではないことをしっかり伝えたほうがよいです。旦那様ひとりでも小児科受診させられる状態にするのが最低限の理想ですね。
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この投稿者さんは、「子供が体調を崩したときどちらがどう対応するか」についても決めておくべきだとアドバイスしていました。

体調不良時の対応はなによりも大事なことなので、子供が不安を覚えないようにしておきたいですよね。パパとの事前の話し合いはもちろん、保育所など預け先との連携が大切です。

やってくれることがありがたいと思っています

イクメン PIXTA

保育園のお便り帳とか毎日書かなきゃいけないのでそこだけ日替わりで分担してます😂
旦那が週3.4回は飲み行くので分担しても結局やらなくて最初はいらいらしてました😨
育児に積極的なだけでもかなりいいなーと思ってしまいます😣💓
家事、育児、仕事は大変だしやってくれるに越したことはないので話し合ってやってくれることあればいいですね😳
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毎日記入しなければならない保育園のお便り帳。いわゆる一般的な家事ではなく、お便り帳を日替わりでお願いしているという方からのアドバイスです。

初めはきっちり家事分担の約束をしていたようですが、パパの私的な用事で出かける回数が多ければ、家事分担の約束も無しになってしまいますよね。せっかく約束したのにとイライラする気持ち、お察しします。

「初めに決めていた方が良い」という意見と「決めていたけれど…」という意見がここで浮き彫りになっていますが、こちらの投稿者さんは「育児に積極的なだけでもよい」と割り切れているようです。

根本的な問題は、義実家での育ち方

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私の実父や兄(別居)は男でも家事するものって思ってるので家事に協力的ですが、義実家は家事は女がするものって感じなので、主人も「俺がするの?」って感じです😩育児に協力的なだけ良しとすべきか‥😭
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うちの場合、いつもお義母さんがなんでもやってたらしく…また独り暮らしもしたことないので、気がつかないんです😅

娘が入院したとき洗い物してくれたのですが、夕食分くらいの量なのに1時間かかったと聞いて(笑)できない分野はしなくていいかと思ったほどです。

でかい長男とかうちは母子家庭なんだと思ってやってますが、それでもしんどくなるときはあるのでやってもらったらいいと思います!毎回同じこと言わせないでよ…と思いながらうちもお願いしてます(笑)
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根本的な話として、パパとママとの意識の違いというものも考えられます。

家事を分担したいけれど、結婚前にどのような家庭環境だったかによって家事への興味や協力心を持ってくれず、難しいという意見も。

夫婦の間で落とし所を見つけるか、「育児には協力的なだけ良し」と考えるべきか悩むところですね。

分担という決まりは設けていません

イクメン PIXTA

主人は家事できません。なので分担…という決まりはないです。
(夫も他の旦那さんと)同じように朝ギリギリまで寝てましたが私が復帰してからは1時間前に起きて、娘の着替えやご飯を食べさせたりしてくれてます。夜も時間合えばお風呂に入れたり遊んだりしてくれてて、その間に私が家事するって感じです。

2歳をこえて主人に遊んでーといってくれる時間も増えたので、(子育て自体の)負担は大きいし、(子供はまだ)自分のことはできないけど、なんとか毎日こなせてます。

けどこうなるまでには何度もキレてましたよ。親は私だけぢゃない!とか、私も疲れてるのにテレビばっかり!とか。いつも寝不足なのになんとも思わないのか!とか。。

ケンカしてコレしんどいからやってほしいと素直に話を重ねて、やっと今のペースになったかなと思います。男性は育児もどうしていいかわからないという部分が多いですし、なかなか気もつかなかったりするので、うまく巻き込みながら協力してもらいましょー😊

※カッコ内は筆者注釈
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こちらのケースでは、ママの復職後にパパの意識が少し変わったことがまとめられています。ただ、復職と同時にパパの意識が変わった、ということではなく、ママが自分ばかりが子育てや家事をしている事実に怒った結果ということも付け加えられています。

けんかをきっかけに気持ちを伝えることで、パパも少しずつ受け入れてくれたことが分かります。

時間がかかっても根気よくお願いしていくことが大切ですね。

働き方・家事などママも見直してみてほしい

イクメン PIXTA

今回、小さな子供を育てながら仕事も家事も頑張っていらっしゃるママの意見を目の当たりにし、胸が詰まってしまいました。家事に育児に仕事にと、頑張りすぎてはいませんか?パパがなかなか手伝ってくれずにイライラする…のではなく、もっと自分が楽になれる方法を模索してみませんか。

少しの投資で食器洗い乾燥機や洗濯乾燥機やクリーニングを導入するなど、家事が楽になれる方法を導入してみることも大事ですよ。筆者はパパへ分担をお願いすることも大切だと思いますが、まずは、ママ自身が楽になってほしいと思いました。

パパへ気持ちを伝えるときは、しっかりと言葉にすることが大切。こちらが思っている以上に男性は、つらいという気持ちをぶつけなければ、そこまで追い詰められていることに気付きません。

そんな中でも、我が家では「ありがとう」と「助かったよ」だけはきちんと伝えるようにしてきました。ただし、夫にもプライドはありますのであまり褒めたりはしません。それだけでも夫を必要としていることを伝えることはできますし、夫も自分ができることを見つけ自然と手伝ってくれるようになりました。

この中でも触れましたが、家事分担よりも子供の急病に対応するための分担を決めることは何よりも大切。ママの仕事上の立場によって、「仕事が抜けられない」ということもあるでしょう。このような話し合いから始めて、だんだんと家事の分担へと移行していくことも必要かもしれませんね。

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本記事は必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて、医師その他の専門家に相談するなどご自身の責任と判断により適切に対応くださいますようお願いいたします。なお、記事内の写真・動画は編集部にて撮影したもの、または掲載許可をいただいたものです。

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