イヤイヤ行動は食事中に起こる?イヤイヤ期の実態調査発表第2弾

子供によって程度の差はあれどやってくるイヤイヤ期。成長過程の一環だと分かっていても、子供のイヤイヤに毎日振り回されているとママも疲れてしまいますよね。博報堂がイヤイヤ期の研究を行うチーム「イヤイヤ研」を立ち上げ、イヤイヤ期の実態調査を行いました。2018年1月の調査結果第1弾に続き、第2弾が発表されました。子供たちがイヤイヤ行動をするタイミングや、イヤイヤ行動の表現方法など興味深い調査結果を紹介します。

PIXTA

「イヤイヤ期実態調査」の調査結果第2弾が発表されました

博報堂子育て家族研究所と博報堂発の次世代育児アイテムPechat(ペチャット)開発チームが、子供たちのイヤイヤ期の研究を行うチーム「イヤイヤ研」を立ち上げ活動を開始。イヤイヤ期の実態を解明するため2017年9月に「イヤイヤ期実態調査」を実施し、先日調査結果の第2弾を発表しました。

調査結果の内容を見ると、「食事中に遊び始める」「おもちゃなどを片付けない」などをはじめ、イヤイヤ期に子供たちが起こす行動は非常にバリエーションに富んでいることが分かりました。

単に口で「いや!」という行動よりも、子供たちがイヤイヤを表現する際に「さけぶ」「いすわる」「あばれる」「にげる」といった行動の方が多数派であるという興味深い結果も出ました。

他には親の対処法やストレス解消法などについても調査結果がまとめられており、現在子供がイヤイヤ期真っ最中、もしくはそろそろイヤイヤ期を迎えそうというママには参考になる結果内容となっています。

今回は調査結果の詳細を紹介したいと思います。

調査概要

調査方法等の概要は以下の通りとなっています。

  • 調査方法:インターネットでの調査
  • 調査エリア:日本全国
  • 調査期間:2017年9月
  • 調査対象者:0~5歳までの子供を持つ女性1,200人
ママが頭を抱えるイヤイヤ期、実態はどう?調査結果が発表されました

関連記事:

ママが頭を抱えるイヤイヤ期、実態はどう?調査結果が発表されました

たくさんの人が頭を抱えるイヤイヤ期。現在悩んでいるママもいるのではない…

興味深い!多方面から見たイヤイヤ期の実態を調査結果から紹介

ここからは調査結果の詳細を一つずつ紹介していきます。結果を見ていくと「イヤイヤ期」と一言で言っても実は非常に奥が深く、パパ・ママが奮闘している現状が垣間見えると感じました。

現在イヤイヤ期真っ最中、もしくはイヤイヤ期に突入しそうな子供を持つママは共感ポイントを見つけながらご覧ください。既にイヤイヤ期を乗り越えたママは「うちもこうだったな」と当時を振り返りながら見てみるとよいかもしれませんよ。

イヤイヤ行動37種のうち多かった行動1位は食事中、2位はおもちゃに関するイヤイヤ

今回イヤイヤ研では調査に先立ち0~5歳の子供がいるパパ・ママに子供が行っているイヤイヤ行動をヒヤリングし、得られた行動パターンをもとに分類し37種類のイヤイヤ行動を選定・リスト化しました。

イヤイヤ実態調査

イヤイヤ実態調査

イヤイヤ研が作成したオリジナルリストをもとに「わが子に当てはまるイヤイヤ行動はどれか」を調査したところ、「食べている最中に遊び始める」が80%超えのトップ回答に。2位の「遊び道具・おもちゃを片付けない」とは10%もの差をつけました。

トップ10に入ったイヤイヤ行動の食事に関係するものは全て50%以上の回答になっており、多くの家庭で食事時間中にパパやママが悪戦苦闘している様子がうかがえます。

また子供の生活の中で占める時間が多い遊びやお出かけに関するイヤイヤ行動も割合が多くなっています。

たしかに筆者の子供の2歳ころを思い返すと、食事に関するイヤイヤ行動で怒る頻度が最も高く、次いでおもちゃの片付けに関するイヤイヤ行動だったように記憶しています。

当時は「こんなことでイヤイヤ!と言うなんて…」と感じていましたが、今回の調査結果と似たような状況だったと知り、少しホッとしました。

「〇〇したくない!」という拒否行動に対し「〇〇したい!」という主張行動も多い

イヤイヤ実態調査

またデータ結果からは「〇〇したくない!」という拒否行動ばかりでなく、「自分でやりたい!」という主張型のイヤイヤも比較的多いということが分かりました。特にお出かけ関連の「自分で歩きたい」「お出かけしたい」というイヤイヤ行動は50%前後の家庭で起きているようです。

「イヤイヤ期」という名前からどちらかというと拒否表現・行動ばかりをするものだと思いがちですが、実は自分なりの主張を通したいときにもイヤイヤ行動を起こしているのは少々驚きました。

パパ・ママは、子供本人の主張を尊重しつつ、子供の気持ちも受け止める必要があり、臨機応変な対応力が要求されると感じます。

イヤイヤ行動37種のうち、子供に当てはまるイヤイヤ行動は平均15個

イヤイヤ実態調査

イヤイヤ研が作成したオリジナルのイヤイヤ行動リストは全37種。それらの項目のいくつが子供に当てはまるか?という質問に対し、出た平均値は15.3個となりました。

イヤイヤ行動をようやくなだめて落ち着かせたと思っても、他のイヤイヤ行動の引き金になりかねない物事が子供、そしてパパ・ママの周りに点在し、常に気を張っていないとならない状況が目に浮かびます。

子供がイヤイヤを表現する基本方法は大きく4つに分類

イヤイヤ実態調査

子供がどのような方法でイヤイヤを表現するかを聞いたところ、大きく分けて「さけぶ」「いすわる」「あばれる」「にげる」の4つに分類されることがわかりました。

感情を爆発させる大泣きや大声などの「さけぶ」行動に関しては典型的なイヤイヤ行動で、実に8割もの子供に見られるようです。また「あばれる」行動の割合は物をたたく・投げるが7割、大人をたたく・蹴るは6割と高めの数値となっています。

その他に「うそをつく」「物を隠す」などの親との高度な駆け引きを伴うものや、自由回答で寄せられた声には「ペットや兄弟にあたる」などのさまざまな行動パターンがありました。

ただ感情をむき出しにした行動だけでなく、知恵を使った高度な行動へとやり方を変え一生懸命抵抗をしようとしているのだと想像できます。

親から見たイヤイヤ原因の上位には生理現象も含まれる

イヤイヤ実態調査

ママが考えるイヤイヤの原因ランキングを見てみると、1位にはイヤイヤ意識そのものである「思い通りにならない」が約95%、次いで2位は生理現象である「眠い」が約84%、3位は邪魔されたくない意識からくるイヤイヤの「遊びを続けたい」となりました。

自分自身の考えていることが思い通りにならないと、感情の抑え方や伝え方が分からないがゆえに「イヤイヤ~!」となってしまっている子供が非常に多いと感じます。対応するパパ・ママはもちろん大変ですが、心の成長過程の一環だと捉えて見守っていく必要がありそうです。

また眠気からくるイヤイヤは筆者自身も経験があり、とても共感しました。眠気や空腹などで機嫌が悪いときには、変に神経を逆なでする言葉をかけず、まず不快な生理現象を収めてあげるなど、パパ・ママの機転を利かせた判断力が大事になるといえそうです。

3大イヤイヤ対処法は「気をそらす」「抱きしめる」「放っておく」

イヤイヤ実態調査

子供がイヤイヤ行動をとったときのママの対処法を聞いたところ、「気をそらす」「抱きしめる」「放っておく」の三つが約9割という圧倒的支持を集めトップ3にランクイン。

ママたちは子供と真正面から向き合い対話や愛情表現で子供を受け止めたり、ときには高まった子供の感情がクールダウンするまで待ったりと、あの手この手で子供のイヤイヤに対処しているようです。

他にもぬいぐるみや人形を使って説得、困ったふり・泣いているふりを見せて説得など、4割程度のママが演技力を用いて解決に導こうとしているという面白い結果も出ています。

グラフで見てみると、自分ではなかなか思いつかないような対処方法で子供と向き合っているママが大勢いるのだなと感心してしまいました。

ママのストレス解消法は「静かに過ごして解消する」が多い傾向に

イヤイヤ実態調査

最後に紹介するのはイヤイヤ期と向き合うママのストレス解消法です。結果を見てみると1位から順に「愚痴る」「テレビを見る、ネットサーフィンをする、SNSを見る」「お出かけする、ショッピングに行く」という結果に。

小さな子供を連れて外に出るのは少し大変なことも多いからか、「活発・活動系」の解消法よりも室内でもできる「静かに過ごす系」の解消法が多数派という内容でした。

女性は自分の境遇を他人に話して聞いてもらうことですっきりする、というという人が多い傾向にありますよね。日中子供と2人っきりで話し相手がなかなかいないというママには、他人と会話をしたいという気持ちも一緒に解消しているのかもしれませんね。

イヤイヤ期と上手に向き合い、ときにはストレス発散を

ストレス PIXTA

今回の実態調査の結果からイヤイヤ期の特徴や傾向が明らかになり、改めてイヤイヤ期に対して向き合う大変さや難しさも浮き彫りになりました。

「こんなにイヤイヤがひどいのはうちだけ?子育て法が間違っている…?」とひとりで悩みを抱え込んでしまう前に、パパや友人などに相談するなどでストレスを解消し、上手にイヤイヤ期と向き合えるようにできるとよいですね。

終わりのこないイヤイヤ期はありません。困ったら他人を頼るのは逃げではありません。自分自身に負担がかかりすぎない範囲内でイヤイヤ期を乗り越えましょう。

今話題の記事

「イヤイヤ期」「専業主婦」「調査」 についてもっと詳しく知る

本記事は必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて、医師その他の専門家に相談するなどご自身の責任と判断により適切に対応くださいますようお願いいたします。なお、記事内の写真・動画は編集部にて撮影したもの、または掲載許可をいただいたものです。ママリ編集部のコンテンツに対する考え方(または取り組み)についてはこちらもご覧ください。

カテゴリー一覧