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監修:齋木啓子

鼻血で「上を向く」はNG、適切な止血方法とケアの注意点

遊んでいて鼻をぶつけたり、鼻が気になって自分でいじり過ぎたり。ちょっとした原因から、子供が鼻血を出すことがあります。急な出血に慌てないためにも、きちんとした対処法を知っておきたいと思いませんか? そこで、ここでは、子供が鼻血を出したときにはどのように対応したらよいのかをまとめました。止血のやり方やケアする際の注意点、受診が必要なのはどのようなときかなど、具体的な方法や判断のポイントをお伝えします。

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鼻血の原因の多くは外からの刺激

鼻血は鼻の内部からの出血を指す言葉ですが、特に左右の鼻くうを分ける部分の粘膜から出血することが多いといわれています。その場所は鼻の入り口から約1cmの位置で外部からの刺激を受けやすく、鼻をほじったり、何かに打ち付けたりすることがきっかけで、血管が破れて出血してしまいます。

アレルギー性鼻炎や鼻の入口に湿疹や炎症がある場合、かゆみや違和感からひんぱんに鼻をさわってしまい、それが原因で鼻血を出すこともあるようです。

刺激による出血以外にも、鼻そのものの異常や血液疾患などが原因で起こる鼻血がありますが、外部からの刺激による鼻血と比べるとまれでしょう。

出典元:

再出血に注意して、正しい止血をする

コットン PIXTA

鼻血のケアで大切なのは、正しい方法で止血をすること。傷ついた粘膜は少しの刺激で再出血してしまうため、気をつけて止血しましょう。正しい手順は以下の通りです。

1.座って軽くうつむき、のどに血液がいかないようにする

鼻血が出たら、上半身を起こした姿勢で座らせ、軽くうつむきます。

上向きになると鼻から流れた血がのどに流れ、むせたり、飲み込んで吐き気をもよおしたりする原因になります。ただし、下を向きすぎても出血量が増えることがあるため、軽くうつむく程度がよいでしょう。

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記事の監修

家庭医、在宅医

齋木啓子

2004年島根医科大学卒。独立行政法人国立病院機構姫路医療センターにて初期研修、CFMDにて家庭医療後期研修および在宅フェローシップ、Leadership Training Fellowship-distant(LTF-distant)修了。
12年にふれあいファミリークリニックを開設し、院長として勤務。17年にEU Business SchoolにてMaster of Business Administrationを取得し、LTF-distant運営・指導に当たっている。現在は悠翔会在宅クリニック新橋で院長として勤務。
家庭医療専門医、在宅医療専門医、経営学修士。

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本記事は必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて、医師その他の専門家に相談するなどご自身の責任と判断により適切に対応くださいますようお願いいたします。なお、記事内の写真・動画は編集部にて撮影したもの、または掲載許可をいただいたものです。

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