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家事は50点でOK! 料理で大切なのはレパートリー数より「展開数」

子育てと家事の両立はとても大変。きちんとこなしたい気持ちはあれど、SNSにある家事系の投稿を見ると、どれも完璧で自信を失うこともあるかもしれません。同じように実践してみようと思ってもやるべきことがいっぱいで、どうしてもまねできないというようなことも…。家事にはゴールがないゆえに、完璧を追求するほど疲れてしまいます。家事は及第点が取れればOK!これからはほどほどの50点家事を目指しませんか?家事のコツを紹介します。

献立予約で「考えない日」を作りましょう

最近では、すでにカット済みの野菜や調合済みのたれなどが一緒にパッケージングされ、これさえ使えば一品が完成するといった調理キットが販売されるようになりました。包丁も使わずにすむので、かなりの時短となりママもうれしいと思う商品なのではないでしょうか?

しかし、実際購入しようとなると割高になってしまい、食費の予算オーバーとなってしまうことも。そんなときは「献立予約」の考え方がおすすめです。

「献立予約」って?

©ワニブックス

献立予約は、ママの負担をグッと減らせる家事テクニック。スーパーなどでまとめ買いをした食材の中から、「今週はこの料理を作る」と決めておき、あらかじめ材料を切り分けておきましょう。

このように「このメニューをつくるために材料を取り分けておく」ことを献立予約と位置付けています。

豚肉なら、1cm幅で切り分けて「豚汁用の肉」「野菜炒め用の肉」というように、一食分ずつ取り分けてフリージングをすれば「献立予約」は完了。

切り分けて保存すると悪くなってしまう食材や、冷凍保存がダメな食材は野菜室に「豚汁を作るときに使う用」などと分けておけば、使うときに材料の有無を確認する手間が省けます。オリジナルな簡単調理キットとして成り立ちますよ。

献立予約で「今夜何をつくろうか」から解放

「献立予約」で取り分けた冷凍食材などがあれば、仕事や子供の習い事などで忙しいときでも、パパッと夕飯を作ることができます。

あらかじめ切り分けているため、材料を切る時間などが省けます。レンジで解凍するほか、調理家電を使えばさらに簡単にご飯づくりができますよね。

2週間分などのまとめ買いをする際に「献立予約ができるメニュー」を考えておけば、そこからメニューのバリエーションを広げることができますよ。次はそのバリエーションをご紹介しましょう。

キーマカレーで3レシピ

パパも子供もカレーメニューは大好きですよね。カレーを作ったときは、その中からキーマカレー用とする分も多めに作っておきましょう。

取り分けて「献立予約用」としてキープしておくことで、他のメニューへと展開ができます。先日食べたカレーがキーマカレーとなり、さらにまったく違う味や食感に変化してしまえば、家族から「食べ飽きた」と言われてしまうことはないでしょう。

キーマカレーを使ったメニューを3品ご紹介します。

1.カレードリア

©ワニブックス

耐熱容器に、ご飯・キーマカレー・溶けるチーズの順にのせ、卵を割り入れトースターで15分ほど加熱するだけ。

飾りに乾燥パセリを散らせば彩りもきれいなドリアができあがります。これ一品だけでも十分、食事として成立します。

2.ジャガイモとブロッコリーのカレー炒め

©ワニブックス

ブロッコリーは小房に分けて、ジャガイモは歯ごたえを残すために太めの千切りにします。

熱したフライパンに油を敷き、ブロッコリーとジャガイモを炒め、火が通ったらキーマカレーを入れて炒めます。

キーマカレーの味だけで十分なので、さらなる味付けは不要です。

3.ポテトのカレーオーブン焼き

©ワニブックス

耐熱容器にマッシュポテト・キーマカレー・チーズ・トマトの順にのせ、トースターで10分加熱するだけ。

マッシュポテトは乾燥粉末の商品を使えばさらに時短につながります。

マッシュポテトと粉チーズを混ぜておく、ハムを細かく刻んだものなどを混ぜておくなどすれば、バリエーションが広がりますよね。

一回の調理で「3食分バリエーションが生まれる」展開力

©ワニブックス

キーマカレーをご飯と一緒に食べるだけではなく、ドリアや炒め物などに変身させることができました。

しかも見栄えが良く、子供たちもおいしそうと思ってくれそうなメニューばかりですよね。

カレーオーブン焼きで紹介したマッシュポテトの粉末も、マヨネーズやハムと混ぜればサラダになりますし、そのサラダを丸めてパン粉を付けて油で揚げればコロッケの完成。また、ホワイトソースやチーズをのせて焼けばグラタンに早変わりです。

このように、調理予約をするための展開力を付けることで、メニューのバリエーションが広がります。幼いころからの食に関する経験で「この食材とこの食材を炒めるとおいしい」ということも記憶に残ることでしょう。

ちょっと冒険になるかもしれませんが、試しながら調理していくとコツがつかめますよ。

家事に「能力」は絶対ではない

片付けが上手でも、料理が苦手。料理は得意でも、洗濯に関する一連のことが苦手といったように、それぞれに苦手な家事があるはずです。

筆者も掃除や片づけは苦手です。片づけても子供たちが散らかすので、なかばあきらめの境地にたどり着いたという言い訳をすることもあります。

「主婦だからできるのは当たり前」ということはありません。

能力よりも、「効率的にことを済ませられるか」を考えたほうが明らかに家事は進みます。「リビングだけはきれいにしよう」「一汁三菜にこだわらなくてもワンプレートでおなかを満たすことを考えよう」といったほうが、家事に追われて自分のことができないと思っているママも、仕事メインのワーキングママも気持ちが楽になるはずです。

50点家事 めまぐるしい毎日でも暮らしが回る(正しく暮らすシリーズ)

50点家事 めまぐるしい毎日でも暮らしが回る (正しく暮らすシリーズ) [ サチ ]

「展開力を身に着けること」や、「効率化を優先させて家事を楽に」といった考え方は、こちらの本に記されています。

食べ盛り・育ち盛りの3人の子供を育てながら、単身赴任中の夫を支えている筆者のサチさん。満点家事・満点主婦とはいかなかったけれど、それをプラスに変えるために実践してきた工夫や気づきが記されています。

これまで試行錯誤をしてきたけれど、どれも長続きがしなかった。けれど、こうすることで家事だけではなく気持ちも楽になったよということがわかりやすくまとめられています。

先ほどの「調理の展開力」もその一つです。ぜひご一読ください。

「50点」でも「100点」だと筆者は思います

はなまる PIXTA

この本を書かれたサチさんは、「家事の達人の暮らしには憧れるけれど、その家事のプロセスを愛でることができない」と著書の中で書かれています。

「50点家事」というと、なんとなく手抜きをしているようにとらえることもできます。けれど、50点だって家事をしていることにはかわりなく、きちんと自分ルールを作って家事をこなしていれば「100点満点」ではないではないかと筆者は考えます。

子育ても仕事も、自分の時間も大切にしながら、無理しない家事をすることが大切です。この本を参考に、ぜひ、皆さんにとっての「50点家事」を見つけてくださいね。

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