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LDRのメリット・デメリットって?陣痛、分娩、回復を同室で行えるって本当?

「LDR」という言葉をご存知ですか?出産時に、陣痛室から分娩室へと部屋を移るのではなく、陣痛、分娩、回復を全て同じ部屋で行うことができる部屋を言います。現在、多くの病院で取り入れられ始め、人気が高いと言われています。そんなLDRについて詳しくまとめてみました。

PIXTA

LDRの特徴

LDRとは、陣痛(Labor)、分娩(Delivery)、回復(Recovery)を略した言葉です。その名前の通り、陣痛が始まってからお産をして、回復するまでの時間をひとつの部屋で過ごせる場所のことを指します。

どんなところが喜ばれているのかをあげてご紹介します!たくさんあるLDRのメリット。是非参考にしてみてくださいね。

移動がないので負担が少ない

病院 廊下 PIXTA

陣痛室から分娩室に移動しなくてよい点が、LDRのメリットの一つです。お産の中で、陣痛が一番ピークのときに分娩室まで移動しなければいけないという流れは辛いものです。

立っているどころではないこの時に、移動をするだなんて本当に大変!移動中に陣痛の波が来てしまって、通路で陣痛に耐え、いきまないようにしなければならなるなど散々な思いをすることも。

LDRであれば、いざ出産というときになったらLDRのベッドの形が変わって分娩台へ。その場で分娩が始まります。

また産後もその場で休むことができ、疲労や痛みで苦しんでいるなか分娩室から入院室まで移動する必要もありません。

個室でリラックス

個室 PIXTA

LDRは自分の空間、周りを気にせずに陣痛期をなるべくリラックスして臨むことができます。

産院によっては、自宅のリビングのような家庭的な空間であったり、ホテルのようであったり……。プライベートな空間なので、自由にテレビを見たり音楽を聴いたり、お茶を飲んだりすることも可能です。

夫や家族が立ち会いやすい

病室 家族 PIXTA

パパが立ち会い出産を希望している、あるいは上の子がいる場合にもうれしいLDR。スペースが十分にあれば、周囲に気兼ねなく、パパもしくは家族みんなでママを支えてあげられそうです。

病院によっては付き添い人数に制限がある場合も。詳細は病院に確認するようにしましょう。

個室でリラックスして出産したい♡東京都内LDR完備の産婦人科

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出典元:

LDRでの出産体験談

赤ちゃん ベッド PIXTA

実際にLDRを使用して出産をしママはどのような感想を持ったのでしょうか。これから使用する皆さんのためにも是非いろいろ紹介したいと思います。

1.LDRで大成功!移動しなくてよいので楽だった

私もLDRで出産しました!陣痛が長かったので、まだ究極の痛みがない時はテレビを見たり、これから体力を使うからと、アイスクリームやプリンを食べたり自由にできました。

ただ、私が産む前に隣のLDRから他の妊婦さんが出産するときの叫び声が聞こえてきたときは、逃げ出したくなりました(^^; そして、陣痛が頂点に達した時、助産婦さんが見にきたらもう赤ちゃんの頭が見えてて、今にも出るっていう状況で、こんな状態で普通の部屋から分娩室に移動なんて絶対出来なかっただろうからよかった~って思いました!(現に、2回いきんだだけで生まれました(^^;)

私の産んだところは普通の部屋にベッドが置いてあるだけといった感じだったのでとってもリラックスできたし、絶対オススメですよ!! 出典: detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

LDRの大きな魅力のひとつ、「部屋を移動しなくていい」ことを実感した方の声です。陣痛のときに移動するのは私自身もつらかった思い出があります。

一連の流れの中でそのまま出産することができれば、大満足だと思います。

2.隣の処置の声が聞こえなかったので、よかった!

4人の娘をもつ母です。長女次女は違う病院で産み3女4女はLDRを備えてある産婦人科病院でお産しました。陣痛・出産・快復と1つの部屋を移動なく気楽に落ち着けました。他人が入ってくる事もなく気が楽です。長女のお産のときにカーテンをはさんで違う妊婦さんがお産をしていていきむ声とかお医者様の声とか聞こえて嫌な思いをしました。

陣痛室から分娩室までの距離を歩いて移動の際破水して床を汚してしまったりと迷惑をかけたことを覚えてます。移動がないLDRではそんな心配は要りませんよ。 出典: detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

産院によってはカーテン1枚をへだてて隣の声が聞こえることも。その影響で恐怖心が高まると、自分の出産に集中できませんよね。

そういう意味でも、LDRで自分のペースを保ってリラックスするのは良さそうです。

3.家族も一緒に過ごせる快適空間

LDRに関心はなかったのですが、実際に利用してみると思った以上に快適!10畳程度の部屋にはソファーや付き添い用仮眠スペースもあり(旦那と2人でゴロンとしてました)、バス・トイレつき。音楽も流せる。痛みに悶えながらウロウロしても、陣痛だかよくわからない下腹部の痛みでトイレを占領しても誰にも気がね要りません。

出産後もそのままのんびり赤ちゃんと二時間すごせるので、両家の親がかけつけ赤ちゃんを抱っこしたり和やかにすごせました。 出典: www.e-kuchikomi.info

自分の部屋のような雰囲気で快適だったという先輩ママの声です。

共有スペースだと何かと気を使ってしまいそうですが、自分がきついときだからこそ、自分だけの空間が欲しいもの。恥じらいも遠慮も捨てて出産に集中できそうですね。

満足できそうなLDRでの出産

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出産する病院を選ぶポイントはそれぞれ違うと思います。自宅からの距離であったり、先生についての口コミであったりするかもしれません。

今回ご紹介したLDRがあるかどうかというのも、選ぶポイントの一つになるでしょう。自分の部屋のような感覚で出産に集中したい人は、検討してもいいかもしれませんね。

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本記事は必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて、医師その他の専門家に相談するなどご自身の責任と判断により適切に対応くださいますようお願いいたします。なお、記事内の写真・動画は編集部にて撮影したもの、または掲載許可をいただいたものです。

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