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「イヤイヤ」攻撃炸裂!イヤイヤ期を上手に乗り越えるコツは?

赤ちゃんが成長し、自我が芽生えてくると始まる「イヤイヤ」攻撃。何をするにもなかなかうまくいかず、ママも精神的にまいってしまいますよね。全力拒否をしたり、言っていることと逆のことをしたがったりと、冷静に対処しなくてはと思いつつ、思わず感情的になってしまうことも…。今回は、筆者が経験したわが子のイヤイヤとの向き合い方を紹介したいと思います。困っているママの参考になれば幸いです。

PIXTA

わが子のイヤイヤはここから始まった

現在息子は2歳7ヶ月。起きた瞬間から夜寝るまで、1日中動き回っている元気いっぱいの男の子です。2歳をすぎるまでは言葉を発することがあまりなく、2歳になってからはため込んでた言葉が噴き出るかのように、たくさんお話ししてくれるようになりました。

しかし、話せるようになったのと同時にイヤイヤ期もスタート。2歳1ヶ月の頃、突発性発疹に。別名「不機嫌病」と友人から聞いていたので、病気のせいでグズグズが続いているのかなと思いきや、治ったあとも毎日続くグズグズ。これがイヤイヤ期なんだと実感し始めました。

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わが家流、子供のイヤイヤとの向き合い方

今はだいぶ落ち着きましたが、それまでの半年間は毎日がとてもつらく、いつイヤイヤ期が終わるんだろうかと真剣に悩んでいました。

口を開けば「イヤ!」しか言わない日々を、今回は少し振り返ってみようと思います。もしかしたら、同じ気持ちのママもいるかもしれませんね。

かわいいわが子が怪獣に変身する主な事例

泣く PIXTA

朝起きてから寝るまで、まるで思春期の子供のようにツンツンして素っ気ない態度の息子。何気ない声かけから急にスイッチが入り「イヤ!」しか言わなくなることもあり、筆者の気分も下がるばかり。

特に大変だったことは、以下のようなときです。

  • 【起床後、ご飯を食べたくないと言う】→食べさせてもイヤ、片づけるとイヤの無限ループ
  • 【外へ行きたいくせに、行きたくないと言う】→床に大の字になり動かなくなる
  • 【おむつを替えたくない】→うんちをしていても、今替えたくないと号泣
  • 【公園から帰りたくない】→帰る時間が分かるのか、走って逃げて遊具から降りない
  • 【ご飯の準備をさせてくれない】→離れたらイヤでキッチンへ行くと号泣
  • 【歯磨き拒絶】→逃げ回り、走り回り、手を抑えて歯磨きしても全力で逃げる

このように、イヤイヤ期に入るとこれでもかという位、全てのことに関して自己主張が激しくなりました。

筆者は普段ワンオペ育児で夫の帰りも遅く、家では2人きり。平常心を保とうと思っても、次々やってくるイヤイヤ攻撃に、心がポキッと折れてしまい息子の前で泣いてしまったこともあります。

イヤイヤ期を乗り切った方法

2歳 PIXTA

毎日、いつになったらイヤイヤ期の終わりがやってくるんだろうと悩む日々。子供と笑顔で接するには、ママの気持ちにもゆとりがないと向き合えないですよね。

少しでも楽になるよう、イヤイヤ期を乗り切った方法を紹介したいと思います。

時間を気にしない

規則正しい生活をするのが子供にとって良いとは承知の上で、イヤイヤ期限定で実践したことの一つです。時間を気にしすぎないのもときには有効かな、と思いました。

筆者の場合、朝起きる時間は固定し、そのあとの1日のリズムを息子のペースにしてみました。時間でしばりすぎると「公園へ行く時間が遅くなる」「お昼寝しなくなる」と筆者の思うルーティンにならず焦ってイライラしてしまうので、グズグズしている日は子供に合わせてあげていました。

ご飯の時間もゆったりとした気持ちを心がけたり、公園への滞在時間を30分程長くしたりしていました。「今日はのんびりday」と筆者も思うことで気が楽でしたし、息子も不思議と機嫌が良くなりしました。

夫と今日1日の話をする

子供との毎日は楽しくて幸せですが、イヤイヤ期はそれ以上につらさがやってきます。筆者もイヤイヤ期がこんなに大変だとは思っていませんでした。

夜、夫と少しでも育児の話をすることで気持ちを共有でき、分かち合えます。「夫婦だけの時間」をつくることはとても大切だと実感しました。

ママ友と話す

同じ年齢の子を持つママ友がいるので、ちょうどイヤイヤ期も同じ時期に到来。お互いつらさを分かち合っていました。

息子の話もしますが、友人の子供の話を聞くことで「悩んでいるのは私だけじゃないんだ!みんな大変なんだな」と思え、励まし合い、明日からの活力に変えていました。

また、筆者は夫婦共に実家が遠方でなかなか帰省できないこともあり、家族に頼れない分ママ友と話すことで、イヤイヤ期のストレス解消にもつながっていました。本当にありがたい存在です。

一時保育を利用する

「ママ休息日」として月に1〜2回、3時間程一時保育を利用しています。

実家が近いと預けて買い物や用事を済ませることもできるかと思うのですが、なかなか頼れることができないので、筆者のリフレッシュもかねての利用です。

直接保育園へ電話をかけたり、行政に情報を教えてもらったりと初めは緊張しましたが、皆さん温かく迎えてくださり、利用させてもらえて本当に助かっています。

息子も保育園でたくさんのお友だちとふれ合えて、毎回「楽しかったよ」と言ってくれるように。ママも息子も楽しみな時間になり、よかったなと思っています。

イヤイヤ期に工夫していたこと

歯磨き PIXTA

毎日が慌ただしく、思うようにいかなくてつらいですよね。

イヤイヤ期が始まる時期はまだ子供が1人でできることが少なく、親のサポートがたくさん必要かと思います。

しかし、イヤイヤ期の最中はママが手伝うことも子供に拒絶され、そんなときはどうすればよいのかと悩んでしまいますよね。少しでも楽になるよう、筆者なりに考えた方法を紹介したいと思います。

歯磨きの際はスマホとフッ素入りラムネを活用

歯が生え始めた頃から苦手だった歯磨き。1日中動いている息子にとって、口を開けじっと動かず待つということが耐えられないようでした。

歯は一生物、ブラシに慣れさせ習慣づけたいという筆者の思いとは裏腹に、歯を食いしばったり、歯みがきをしようとしてもブラシを噛んだりしてしまい、うまくできませんでした。たどり着いた策は、100均で自撮り棒を購入し、ひもとテープで机に固定しスマホでアニメを流しながらの歯磨き。

もちろん見させ過ぎは心配になりますが、歯磨きをするのは5分程度などでスマホの力を借りました。また、うがいをした後は歯磨き後でも食べてよいフッ素入りのラムネをあげることで楽しみを作り、なんとか乗り越えることができました。

ご飯が進まないときは食べる演技をしてみる

息子はもともと食べるのが大好きで好き嫌いもほぼなし。いつもうれしそうに食べてくれていたのに、イヤイヤ期が始まり「イヤ、食べたくない」「違うの食べたい」などと言うようになり、あれだけ楽しい食事の時間だったのが、苦痛な時間に変わってしまいました。

味の好みが変わったのかな、と野菜を細かく切って分からないようにするなどあれこれ工夫してもダメ。もう食べないかなと諦め食事を取り上げてみると、「食べる!」と言うのですが、結局食べてくれず。

そこで、息子のご飯を筆者が食べてしまうような演技を実践。「○○君のご飯、ママのよりも美味しそう!良い匂いもするし見ていたらおなか空いちゃったし、少し食べちゃおうかな」と、実際はもちろん食べませんが、自分の箸を近くまで持っていきアピール。すると、息子が慌てていすに座り食べてくれるようになりました。

ママの演技力が試されそうな位、かなりオーバーリアクションで言うのがポイントです。また、子供用のスプーンとフォークを息子の大好きなトーマスに変えたのも効果があったように思います。

イヤイヤ期も終盤へ

3歳 PIXTA

2歳1ヶ月から始まったイヤイヤ期も、2歳7ヶ月になった現在は少し落ち着いてきているように思います。なんでも返事が「イヤ」だったのが、理由を説明し目を見て話すと「分かった」と言ってくれることも増えてきました。半年前に比べると、言葉を理解できるようになっているのもあるのではないかと思ってます。

イヤイヤだけで終わらず「○○したかったからだ」と、なんで嫌なのかを伝えてくれるようになったことで、筆者も息子の気持ちを受け止めることができるようになりました。共感することで息子も笑顔が増え、気持ちの切り替わりが早くなったように感じます。

イヤイヤ期を振り返ってみると、筆者が息子の「イヤイヤ」という言葉に心が疲れ、イライラしていたのが伝わっていたのかなと感じています。無意識に行動や動作へ現れていて、「ママいつもと違う!イヤだイヤだ」と思わせていたのかもしれません。

イヤイヤ期もいつかは終わりがやってくる

家族 PIXTA

今回筆者の体験談でしたが、今まさにイヤイヤと向き合っているママも多いのではないでしょうか。自己主張は発達の上で大切なステップ。言葉を理解できるようになると少しずつ楽になっていきます。

きっと、イヤイヤ期は子供だけでなく、親にも共感したり寄りそう大切さを教えてくれる時期でもあるのかなと思います。甘えてきたり、体を使って全力で主張したりしてくるのもきっと今だけ。そう思うとなんだかいとおしく感じてくるかもしれませんよ。

気持ちを穏やかに保つことはなかなか難しいことですが、子供がお昼寝している間に好きなおやつを食べる、就寝後に録画してあるバラエティー番組を見て思いっきり笑うなど一息つく時間をつくり、リフレッシュしてくださいね。

今しかないイヤイヤ期。ママだけで抱え込まず、家族や友人、ときには行政の力を借り、上手に息抜きしながら乗り越えていきましょうね。

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