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帯祝いとは?帯祝いの由来と必要な準備、帯祝いの流れについて

現在では多くの妊婦が行う帯祝いですが、その由来について知っている方は少ないのではないでしょうか?帯祝いは古くから続いてきたものです。この記事では帯祝いとは何か、必要な準備、由来、当日の流れについてまとめました。

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帯祝いとは

帯祝いとは妊娠5ヶ月が経った最初の戌の日におこなう、お産が軽く済むようにという安産祈願の行事です。家族が集まって、もうすぐ生まれてくる新しい命のお祝いをするのですね。一部地域では行う日が異なりますが、多くの方が戌の日に行う由来は、犬は多産でお産が軽いためそのご利益をいただこうという考えがあるためです。

また、帯祝いに妊婦がお腹に巻く腹帯は「岩田帯」といいます。白いさらし布でできており、岩田帯以外にもいくつか名称は存在するようです。

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帯祝いをする理由

寺 PIXTA

帯祝いの起源は古く、かなり昔から行われていた行事だと知られています。またお祈りという意味だけでなく、帯祝いには胎児や妊婦を守ろうという意図も込められています。由来や意味を知ってから帯祝いを行うと、知らないよりも深い感動が得られますので、是非読んでみてください。

帯祝いの由来

帯祝いはかなり古くから存在しており、「古事記」にも記録があるほどです。

また、戌の日におこなうのは、犬は多産でしかもお産が軽いことにあやかろうと願いからです。この帯を岩田帯といい、岩のように丈夫で、元気な子供が生まれるようにとの願いから名前がつけられました。

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岩田帯(腹帯)のメリットとデメリット

この岩田帯(腹帯)は、巻くことでお腹を保護するという役割も担っています。気温の低い冬だけでなく、夏は室内のエアコンの影響でお腹が冷えるのが気になる方もいるでしょう。腹帯は胎児を冷えや衝撃から守り、お腹が出てきたときの腰への負担を軽減するために使われる面もあります。

ただし、腹帯は必ずしも着用しなければいけないわけではなく、むしろ推奨しない医師もいます。着用するなら決してお腹を圧迫しないようなものを選びましょう。

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帯祝いの流れ

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初産の妊婦にとっては、帯祝いは初めての経験になるので不安なことですよね。何を準備したらいいか、当日はどのように進むのか、わからないことだらけだと思います。気構えるずにリラックスして帯祝いに臨みましょう。

前日までの準備

  • 初穂料
  • 服装

帯祝いには、初穂料と服装を準備しましょう。

場所によって初穂料は変わりますが、大体5,000~10,000円が相場です。神社によってはきちんと金額が定められている場合とそうではない場合もあり、「お気持ちで出してください」というところも。不安であれば事前に神社に問い合わせてみてください。

ご祈祷は神社やお寺で行うため、砂利や石つくりの階段など足元が不安定なこともあるでしょう。転倒すると危ないので、ヒールの高い靴や短いスカートではなく、動きやすい服装で行くようにしましょう。

当日の流れとその後

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安産祈願の参拝をして腹帯を巻きましょう。家の近くにある神社やお寺に行って参拝し、その後いただいた腹帯をお腹に巻きます。巻き方はかかりつけの産婦人科に聞けば教えてもらえます。

出産後落ち着いたらお礼参りをしましょう。無事に赤ちゃんが生まれた後、生活が落ち着いたらお礼参りに行きましょう。安産祈願の際に受け取ったお守りや腹帯を持参するのをお忘れなく。

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帯祝いをして出産に備えましょう

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帯祝いは家族一同で妊娠を祝うめでたい日です。そして妊婦は帯祝いをすることによって、出産がより身近に感じられると思います。しかし、帯祝いには何よりも妊婦の体調が大切です。健康を損なわないように気をつけながら、楽しく帯祝いを行いましょう。

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