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抱っこ紐・スリングの事故を防ぐために。正しい使い方と注意点まとめ

毎年報告される抱っこ紐による事故、大体が転落による頭部の裂傷や骨折ですが窒息による死亡事故なども報告されています。ではその事故はなぜ起こるのでしょうか?事故の実例からなぜ事故が起きたかを知り、抱っこ紐の正しい使い方や注意事項などを学びませんか?「東京都が提示するチェックポイント」を参考に、考えていきます。ほんの些細なことを気をつけるだけで事故は防ぐことができます。

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抱っこ紐によってこんな事故が起こっています

赤ちゃんの育児に欠かせなくなってきている抱っこ紐。しかし、この抱っこ紐によって事故が起こり乳児に危険が及んでいる事例があることを知っていますか?

確かに便利で、お母さんだけではなくお父さんも使うこともある抱っこ紐。きちんとした使い方で使用していますか?間違えた使い方をしていると、事故に結びついてしまう恐れがあります。

この記事では東京都で実際に起こった事故を例として、抱っこ紐が原因でどのような事故が起こっているか4つの事例を紹介していきます。

①抱っこ紐の損傷による転落事故

紐抱っこ  PIXTA

抱っこ紐を利用して買い物をしている最中にその抱っこ紐が切れて赤ちゃんが転落し、頭部への裂傷で救急車にて救急搬送。

他にはスリングの止め具が外れたり子どもをおろそうとした時に布が破れて、そのまま子どもがお尻から落ちてしまったりという転落事故も報告されているようです。

②抱っこ紐と身体の隙間から落ちる転落事故

買い物中、財布を出そうと前かがみになった瞬間にできた抱っこ紐の隙間から赤ちゃんが落ちてしまい頭部に外傷性くも膜下出血との診断で入院。

前かがみになるなど、抱っこしている人が身体を動かすことで、密着していた赤ちゃんや抱っこ紐との間に隙間が出来て赤ちゃんが落ちてしまうなど同じような事故が報告されています。

③横抱っこ専用紐よりスライドしての転落事故

洋服の試着後抱っこ紐を肩にかけなおそうとした所、横抱っこ専用紐の下のシートから赤ちゃんがスライドしてそのまま頭部から転落し、見る見る頭が腫れてきたとのことですぐに病院へ。頭部骨折、入院。

生後間もない赤ちゃんを抱っこするための、横抱き専用の紐でもきちんと止め具などをしていないことによって赤ちゃんの身体が滑り転落するという事故の報告もあります。

④抱っこ紐で密着のため窒息

顔を含め全身をすっぽりと包み込むスリングを使用し電車に乗ったときに寝始めたことを確認し、電車を降りる頃に身体がうごかなくなったのでしっかり寝たものだと思い込んでいたら(呼吸の有無の確認なし)、家についてスリングからおろすとぐったりしていて呼吸が止まっていて死亡。

抱っこ中に抱っこの紐が緩み赤ちゃんの首に引っかかりあわや…といった事故も見られます。

出典元:

抱っこ紐はどう使うべき!?正しい使い方と注意点

抱っこ紐 PIXTA

では抱っこ紐はどのようにして使うと事故を防ぐことにつながるでしょうか。ここでは正しいといわれる抱っこ紐の使い方や注意点を紹介したいと思います。

東京都が提示するチェックポイント

赤ちゃん PIXTA

東京都は抱っこひもの転落事故を減らすために毎回確認するようと推薦しているチェックポイントがあります。ご紹介しますね。

  • バックルの留め忘れ
  • 子どもの位置
  • ウエストベルトの位置
  • 子どもの様子(苦しくないかどうか等)
  • ベルトの緩み

上記のチェックポイントは東京都を始め、消費者庁や経済水産業省、製品安全協会も推薦しているものになります。ぜひ、着用の際の参考にして下さいね。

出典元:

取扱説明書は隅々までチェック

取扱説明書はきちんと隅々まで読みましょう、似たようなものを使うとしてもそれぞれに取扱説明書はありますので必ず確認した方が良いでしょう。取扱説明書どおりに使用することによって、抱っこ紐で起こる事故を少しでも減らすことが出来るはずですよ。

商品のメンテナンス

抱っこひも PIXTA

使用前や使用後は商品の破損部分はないか、止め具などがゆるくなっていないかなどきちんと確認してメンテナンスするようにした方が良いでしょう。

何か破損などが見つかった場合は修正するか、もしくは使用しないなど事前に判断できますので事故を未然に防ぐことができるはずよ。

抱っこ紐を安全に使おう!

ママ PIXTA

抱っこ紐は便利ですが安全というわけではありません。ただ抱っこするだけでも、手が滑って転落してしまうなどの事故があるように同じような転落事故が数多く報告されています。

抱っこ紐を安全だと過信せずに使い方を守り、子どもの様子を見ながら使いましょう。

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本記事は必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて、医師その他の専門家に相談するなどご自身の責任と判断により適切に対応くださいますようお願いいたします。なお、記事内の写真・動画は編集部にて撮影したもの、または掲載許可をいただいたものです。

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