育休中は上の子は保育園退園!所沢市の新制度にママたちから非難の声

2人目の出産で親が育休を取った場合、今まで保育園に預けていた0~2歳の子供は退園しなければいけない。そんな保育制度を埼玉県所沢市が制定し、ママたちの批判を浴びています。時代に逆行するようなこの新制度ですが、実は国が定めた制度にも共通する部分が…。全国に波紋が広がりつつある「2人目が生まれたら退園」騒動に迫ります。

育休を取ると上の子が退園に!所沢市に親たちが違法申し立て

埼玉県所沢市が2015年4月から始めた新しい保育制度が、ママたちの怒りを買っています。

その保育制度の内容は、2人目の出産で親が育休を取った場合、今まで保育園に預けていた0~2歳の子供は退園しなければいけない、というもの。

所沢市は、「育休で家にいるなら子供の世話ができるので退園してもらい、空いた枠に待機児童を入園させる」としています。

育児休暇中、上の子を保育園は預かってくれるの?通園、それとも退園?体験談まとめ

関連記事:

育児休暇中、上の子を保育園は預かってくれるの?通園、それとも退園?体験談…

二人目の妊娠が分かって嬉しい反面、気になるのは一人目のお世話のこと。保…

「時代に逆行している!」所沢の親たちは大反対!

この制度により、2015年6月末には90人の子供が育休退園になる可能性があると言われています。

また、今年3月に保育園や保護者側がこのことを知ってから、わずか1か月で施行されたことも非難されています。

親たちは3月に撤回を求める要望書を提出しましたが聞き入れられず、2015年6月25日、退園差し止めを求める行政訴訟をさいたま地裁に申し立てました。

ツイッターにもママたちの非難の声が!

所沢市の親たちが訴訟を起こしたことをきっかけに、今回の問題はツイッターでも話題になっています。

自分だったら第2子を諦めるかも…

子育て中のママの率直な意見。同じ感想を持つママも多いのではないでしょうか。

理由がお粗末すぎる!

「子供は2歳までは『お母さんと一緒にいたい』と言うはずだ。この制度変更はとてもいいものだと思う」と語った藤本正人市長。

このコメントに違和感を覚える人も少なくないようです。

子供への影響を考えてほしい…

所沢市は、「親が復職する際に申請すれば、再入園優先的に以前と同じ保育園に通えるよう配慮する」としています。

しかし乳幼児期は人見知りが激しく、環境の変化に敏感な時期。子供たちに寄り添った制度だとは言いがたい気もします。

著名人も声を上げています

かつて学校の先生をしていたこともある乙武さんも、今回の所沢市の制度改正を批判。

乙武さんが指摘するように、この「2人目が生まれたら退園」騒動は、全国的な問題に発展しつつあります。

所沢市だけの問題じゃない!他の自治体が追随する可能性も…

実は国が作った「子ども・子育て支援新制度」そのものに、育児休業を取った保護者は保育園を利用できないという考え方が組み込まれています。

そのため、他の多くの自治体も、所沢市の制度を皮切りに類似する制度を作り始める可能性があります。

そうならないために、今の段階で全国の親たちが声を上げていかなければなりません。

そもそもの問題は保育園が足りないこと…

今回の所沢市の問題は、そもそも保育園の待機児童を解決するために起こったこと。市なりに考えた苦肉の策だったのかもしれません。

しかし、このような自治体で第2子を産みたいと考えるママは少ないですよね?

少子化を解消するための待機児童削減策が、逆に少子化を助長する結果になりかねません。

国や自治体には子育て中のママやパパ、そして子供に寄り添った少子化対策を望みたいものです。

「保育園」「育休中」 についてもっと詳しく知る

リファレンス一覧 ※外部サイトに飛びます

本記事は必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて、医師その他の専門家に相談するなどご自身の責任と判断により適切に対応いただきますようお願いいたします。なお、ママリ編集部のコンテンツに対する考え方(または取り組み)についてはこちらもご覧ください。

カテゴリ一覧

フォローすると公式アカウントから、最新の情報をいち早くお届けしています!