ママに基本的人権はない!?保育園義務教育化が私に教えてくれたこと

今、「保育園義務教育化」という話題になっているのをご存知ですか?「お母さんが人間だって気づいていますか?」という衝撃的な書き出しではじまるこの。保育園を義務教育化するという奇をてらったような内容に批判がある一方で、絶賛する人もたくさんいます。今回は私がこのを読んで、ひとりのママとして感じたことをまとめてみました。

話題の本「保育園義務教育化」を知っていますか?

今話題の本「保育園義務教育化」。漢字ばかりのタイトルで難しそう…と思いつつ読んでみると、なんと、すごくおもしろいんです!

わかりやすい言葉で書かれているし、クスッと笑える部分もある。そして何よりママが「そうそう!」と共感できるポイントが何十箇所とあるんです。

ネットでも話題に!絶賛&批判コメントが入り乱れる…

発売後すぐに緊急重版が決まった「保育園義務教育化」。ネットでもたくさんのコメントが投稿されています。

むちゃくちゃわかりやすいのに、ポイントは全部おさえている!

古市、ごめん、俺はお前を誤解していたよ!そしてこの本は素晴らしい!(中略)

一般の人々にとって、むちゃくちゃ分かりやすく、かつ大事なポイントは全部押さえて、少子化問題や待機児童問題、女性活躍について語っています。 出典: www.amazon.co.jp

これはドラマ「37.5度の涙」のモデルになった、病児保育を行うNPO法人フローレンスの駒崎弘樹理事のコメント。

独身男性が書いた、というのがスゴい!

本書のすばらしいところは子供のいない、(結婚もしていない)男性が書いた、ということである。
 (中略) 当事者ではない、一見すると遠い立場にいる人がこのような声を上げることによって、「危機感」「ムーブメント」を作ることに意義があると思う。 出典: www.amazon.co.jp

ママにとって共感できるエピソードが溢れているこの本ですが、書いたのはなんと独身男性!

「絶望の国の幸福な若者たち」という本で有名な評論家・古市憲寿さんです。

実現は難しいのでは…?

コンパクトによくまとめられた本。問題点指摘も的確。こうしたら良いのでは?というアイデアもある。しかし、実現は難しいだろう。 出典: www.amazon.co.jp

こちらは現役の保育士さんからの批判的なコメント。現場を熟知しているからこそ、問題点が目につきやすいのかもしれません。

保育園義務教育化/ 古市憲寿・著
保育園義務教育化/ 古市憲寿・著

¥1,080

★書籍商品の購入に関するご注意■2015/07発売■本/雑誌■収録曲、初回盤・在庫確認保育園義務教育化[本/雑誌] / 古市憲寿/著2015/07発売
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買う価値のある本です。

私は激しく共感!社会に影響を与える素晴らしい本

ネット上にはさまざまな意見がありますが、私は素晴らしい本だと思いました。

特に良いと思ったのはこの2箇所です。

1:「ママには基本的人権がない」に激しく共感!

小さな子供がいるママなら、この本の冒頭部分を読んだだけで泣けてくると思います。

この本では、ママには一般の人間以上の規律が求められるとして、さまざまな例が挙げられています。

ベビーカーで電車に乗れば嫌な顔をされ、公共の場で子供が泣いたときは悪そうに「おろおろ」することを求められる、ヘアカラーやネイルをすれば批判され、ベビーシッターに子供を預けると「母親失格」扱い…。

読んでいて何度「あるある!」と頷いたことか。

子育てをしている間に積み重なったたくさんの「モヤモヤ」や「違和感」を全て著者がまとめてくれています。

しかもこの第一章のタイトルは「お母さんを大事にしない国で赤ちゃんが増えるわけない」。私は第一章を読んだだけで、心をわし掴みにされてしまいました!

2:子育てや女性に関する問題に、ついに解決策が示された!

そんな子育てに苦しむ現代のお母さんをサポートし、子供とっても良い影響がある解決策として提案されているのが保育園の義務教育化です。

3歳以下の子供を保育園に預けると「子供がかわいそう」なんて言う人もまだまだ多いですが、この3才児神話についても著者はばっさり否定。

むしろ乳幼児教育が大切だと信頼できるデータをもとに主張しています。

「保育園を義務教育化すればママの負担が減り、赤ちゃんにとってもよい」と、日本の子育てをめぐるさまざまな問題の解決策として保育園義務教育化を提案しているのです。

ママの負担が大きいことや密室育児、母乳神話、待機児童などの問題はずっと問題視されていたこと。

ですが、今までこんなにはっきりと解決策を提案した人がいたでしょうか?

この本で解決策を示したことにより、具体的な政策を検討する機会になることはもちろん、多くの人が日本の子育ての現状に興味を持ってくれるのではないかと私は期待しています。

ママじゃない人にこそ読んでほしい!

もうひとつ、この本の素晴らしいところは、ママが読んでためになるのはもちろん、経済や社会問題に興味のある「お父さん」たちにとっても興味深い内容だということだと思います。

男性にとっても「読みたい」と思える本がからこそ、多くの人に日本のママの現状を知ってもらえるかもしれません。

私は、子育て経験のない人や、男性、自分の母親にあたる世代の人たちにこそこの本を読んでほしいです。

この本がきっかけとなり、日本の子育てが変わることを願っています。

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