親になったのは私だけ?出産後、夫にイライラしたときの対処法

子供が生まれると、家の中の雰囲気も夫婦二人だった時とはガラッと変わって、一気に子育てモードへ。自分はママとしてこんなに必死なのに、夫だけは子供が生まれる前と変わっていないように見えて、イライラすることはありませんか?私も、何度となく我が夫にブチ切れたものです。そんな私たちが「夫婦」だけでなく「親」にもなれた奮闘記をご紹介します。こんな家族もいるんだなぁと読んでいただけたらうれしいです。

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二人から三人へ、家族の形が変わるとき

出産は、人生の一大イベント。私にとっては、結婚以上の大きな変化でした。マイペースでのんびりな夫と結婚して5年。夫婦として良い距離感を保ちながら、まだまだ新婚気分も味わっていました。

そんなとき、不意にやってきた「親になる」という課題に、私たち夫婦は圧倒されそうに。日に日に大きくなっていくおなかに焦りと気後れを感じながら、私は一足先にママになる心の準備ができていったように思います。

私たちの毎日は、大きく変わりました。今思えば、のんびり屋な夫はその勢いに乗り遅れてしまっていたのかもしれません。それまでは、大好きな所だった夫の穏やかさが、子育てに追われる中で、いつの間にかイライラの原因になってしまっていました。

泣き声が響いても爆睡する姿に、イライラ

夜泣き PIXTA

子供が生まれて大変なことの一つは、夜中の授乳とオムツ替え。ママはすぐに起きるのに、パパはぐっすり眠って全然起きようとしない。良く聞く話ですよね。うちの旦那さんもそうでした。

正確には、「起きていないわけではないけど、眠たいからやりたくない…どうせおっぱい出ないし」という感じだったようです。「明日も仕事だから」なんて言い訳も。もちろん「これは親としての仕事でしょ!」と、息子を抱っこしながら、足で揺すって起こしたものです。

起こされるまでは寝ている、自分から取り組もうとしない夫の態度に、イライラしていました。

簡単なことがちゃんとできない様子に、イライラ

オムツ替え PIXTA

母性本能のおかげなのでしょうか。ママは子供が生まれると、助産師さんにいちいち教えてもらわなくても、赤ちゃんの抱き方やオムツの替え方など、簡単なことは自然とできるようになっていきます。

マイペースな夫は、妊娠中にパパとして何の勉強もしていなかったので、小さな赤ちゃんを前に挙動不審で抱っこもおどおど。最初だけなら仕方ないものですが、生後1か月を過ぎても、オムツ替えさえスムーズにできませんでした。

ゆっくりしているときや赤ちゃんの機嫌が良いときならそれでも我慢できるのです。でも旦那さんは、激しく泣いていても全く慌てず、鼻歌まで歌いながらのんびりオムツを替えるので「ちょっとくらい急げへんの?」と関西弁で突っ込むこともしばしばでした。

どこか他人ごとな態度に、イライラ

パパ PIXTA

夫からの「なにか手伝おうか」の一言に、どこか他人ごとのような響きを感じてイライラするママもいるのではないでしょうか。私もそうだったのですが、今振り返ると旦那さんが言いたかったのは、「自分も何か役に立ちたいけど、何をしたら良いか分からない」ということだったのかもしれません。

身も心もいっぱいいっぱいだった私は、冷たい目をしながら「はぁ?」と返して終わりだったような気がします。

仕事から帰ってきて、息子を抱っこしながら料理をしている私に「大変そうやねぇ」と言ったときも、本当は「こんな風に頑張ってくれてるんやね。ありがとう」とでも言いたかったのかもしれません。でも、余裕がないときに言われる配慮に欠けた一言は、私には地雷でしかありませんでした。

実は迷っていた?旦那さんの一言に込められていた気持ち

どうしたら夫も楽しく育児ができるのか、どうしたら今までのように二人で仲良く子育てに取り組めるのか、良く悩んだものです。一人で悩みを抱え込んでしまっていた私ですが、本当は夫も同じ気持ちだったようです。

忙しかったあの頃は見落としていましたが、夫の中にもゆっくりと「僕だって親だ!」という自覚が育っていたのかもしれません。口数の少ない夫のボソッとしたつぶやきに、ハッとさせられたことがあります。

「〇〇がやった方がうまいやろ」

パパ PIXTA

旦那さんが夜中の授乳に何とか起きてくるようになったものの、なかなか泣きやまないと、結局私の出番に。そういうことが何回か続くと、夫もちょっと自信がなくなってきたようで、泣きやまない息子を差し出しながら、「〇〇がやった方がうまいやろ」と言ったことがありました。

ママが数分でできるような簡単なことさえ、自分はちゃんとできない…役に立たない夫だと感じてしまったようです。

そのときは私も眠たい目をこすりながらだったので、ちゃんと話せなかったのですが、翌日ゆっくり聞いてみると、「自分も親として、一人で息子の面倒を見られるようになりたい」という願いのこもった一言だったんだということがわかり、ちょっとうれしくなりました。

「怒られるの、イヤやから…」

イライラ PIXTA

自分から子育てに積極的に関わろうとする姿勢はうれしいのですが、勝手にいろいろされるとかえって迷惑!ということ、ありませんか?

何回かそれを注意すると、今度はこっちが言うまでに何もしようとしない時期がありました。普段から「親としての仕事は半々」と話していたので、「これじゃあ、9:1やな」と言ったときの旦那さんの答えが「怒られるの、イヤやから…」でした。

自分では気づかないうちに、私は夫のママになってしまっていたようで、悲しくなりました。そして、自分の態度にちょっと反省です。

三人家族がスタート!わが家の新しいルール

3人家族 PIXTA

家族が増えるのは、確かに幸せなことです。でも、何の努力もせずに、ただ親になったというだけで幸せになれるわけではありません。

というわけで、夫と良く話し合い、家族皆が笑顔で過ごせるように家族ルールを見直すことにしました。それまでは「夫婦」としてなんとなくできあがっていたルールのようなものを、夫婦が力を合わせて子育てできるように、ちょっと進化させ、「親」としての新しいルールを作りました。

ルールと言っても、お互いが心にちょっとだけゆとりが生まれるように助け合うための「心がけ」のようなものです。決まりごとが面倒だという人もいますが、私たちの場合はあらかじめ決めておくことで、気持ちに余裕がないときに考える手間が省け、思いやりを示しやすくなったように感じます。

「親」だけでなく「夫婦」でいることを大切に

夫婦 PIXTA

子供が生まれると、家の中は一気に子育てにモードになります。二人で仲良く座って映画を見ていたソファは、もっぱら授乳スペースに。お気に入りだったレザーのラグは、息子が吐き戻したミルクで汚れ、あっという間にさよならしました。

「親」として過ごす時間が長くなり、あんなに大好きだったはずの夫のことは気づけば後回しに。二人でゆっくり話す時間がなくなっていることに気づいたのは、息子が生まれて数か月が経った頃でした。

それからの心がけは、「息子が眠ったら、お互いどんなに疲れていても、どんなに家事が残っていても、まずソファに座って話すこと」です。これは今でも続けています。ちゃんと夫婦に戻って、それから、二人で一緒に残った家事を済ませれば良いのです。

「親」を頑張り「夫婦」に還る

子育ては、成人を迎えるまでのほんの20年で終わりです。でも、夫婦としての人生は子育て後の方が長いのです。ここで、お互いを見つめることを忘れてしまうと、子離れ=夫婦離れになってしまいそうで、なんだか怖くなりました。

でも、このルールを守るようになってから、旦那さんにイラッとすることが少なくなったように思います。コミュニケーションが取れていると、言わなくてもちゃんと通じる何かがあって、「親」としてのチームワークが良くなるのかもしれません。

結婚して15年になりますが、今でもソファで旦那さんの隣に座ると、ここが私の居場所なんだと、言葉にならない安心感に包まれます。忙しいと、夫婦の時間がほんの10分という日もありますが、私が私でいられるたった一つの場所です。

文句より、感謝できることを数えて

夫婦 PIXTA

せっかくの旦那さんのやる気も、私の口出しでつぶしてしまう…ということが多かったような気がします。何でもママと同じレベルを期待しなければイライラとする理由もありません。もし、きちんとできていないことがあってもフォローしようとせず、パパが自分で片づけるよう促すことにました。

一番多かったミスは、オムツのギャザーがきちんと開いていなかったこと。ママならお察しのとおり、横漏れして着替えや洗濯の手間が増えることに。始めはイライラして「もう!私がやるからあっち行ってて!」と言ってしまったのですが、あえて「オムツ替えてくれたんやね。ありがとう」と、感謝を先に言うように心がけました。

「ありがとう」はパパを育てる

本当は文句を言いたいときも、ちょっと頑張って先に感謝を伝えるようにすることで、私もイライラした気持ちが治まり、優しい言葉で指摘できるようになった気がします。

例えば、「オムツ替え、ありがとう」の後に「ちょっともう一回様子見てくれへん?」と促し、夫が横漏れへ気づくようにしました。当然、原因を知りたがるので、そこで初めて指摘します。私は怒らずに済み、旦那さんは怒られずに済みます。旦那さんは自分で片づけるので、私の仕事は増えません。

言葉のやり取りがちょっと面倒なのは最初だけ。生後半年も経たないうちに、ひとりで全部できるようになってくれました。

「愛してる」は、言いすぎることがない

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「愛してるよ」というのが苦手な日本人ですが、うちの夫もそのタイプです。それでも、愛と感謝を伝えるように良く頑張ってくれていることはちゃんと伝わっています。私は夫の不器用な愛情表現に心が満たされ、寝不足でも毎日をなんとか乗り切れたんだと思います。

夫は、まっすぐ必死に愛を語る私の言葉で「自信がついた」と言ってくれます。そうやって二人で充電しあった愛情を、息子に注いであげることができます。

愛は軽々しく語れるようなものではありませんが、風船の中の空気のようにいつも愛情が満タンだと、心はプカプカ幸せでいられるのだと、私は思っています。

親1年目を乗り越えて、家族の絆は強くなりました

家族 PIXTA

産後の一年間は本当に大変です。どうしたら良いか分からない不安な気持ちを抱えているママは、その気持ちを持っているのが自分一人だけではないこと、その不安には必ず終わりが来ることを忘れないでくださいね。

どんな気持ちで子育てに取り組むかは自分で選ぶことが可能です。夫婦で助け合って取り組めば、子供へも余裕を持って接することができますし、心穏やかな雰囲気を作ることができます。また、子供の成長を見て「大変だったけど良く頑張った」とお互いをねぎらうこともできるのです。

不安なときは、ちゃんとママになれていない自分や、子育てに意欲的でない夫に対して責めたくなることもあります。しかし、責めることは積み上げてきた積み木を崩すことに似ています。不安な気持ちはちっとも減りません。

一方、愛と感謝はレンガを積み上げるようなものです。毎日の小さな一言やささやかな思いやりが積み重なって、愛情に満ちたステキな「家族」という家を築くことができます。私も今建設中ですが、なかなか良い感じです。

息子は、真っ黒に日焼けしたやんちゃな三年生になりました。これからも夫と力を合わせて、たまにケンカし、互いにいたわり合いながら、「夫婦」も「親」も頑張っていこうと思います。

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