愛情表現で揺すってしまうこともあるかと思いますが、下記の点には充分注意しましょう。
- 頭を2秒間に5~6回揺する
- 身体を10秒間に5~6回の割合で激しく揺する
- 身体を20分間左右に揺する
- 「たかいたかい」で空中に投げ上げて、キャッチを繰り返す
- 両手で抱え、急激に持ち上げゆっくり下ろすことを繰り返す
遊んでいたつもりでもなり得る「揺さぶられっこ症候群」。日ごろから注意できる点はあるのでしょうか。
首が据わるまでは長距離ドライブを避ける
通常、乗り物での移動程度であれば揺さぶられっこ症候群になることはないと言われていますが、首が据わっていない状態での長距離ドライブは危険とも言われています。
まだ頭を支える力が備わっていない状態では、チャイルドシートをしていたとしても頭が激しく揺さぶられる危険性があります。
少しの買い物であればチャイルドシートの使用で移動は可能ですが、長時間・長距離となる場合は1時間半~2時間ぐらいの間隔で休憩をとるか、首が据わってから出かけるようにしましょう。
2歳すぎまでは「たかいたかい」を避ける
揺さぶられっこ症候群になってしまう状態として激しい揺すりを紹介したように、そうさせないためには荒っぽいあやし方ではなく穏やかに遊ぶのが安心です。
激しくたかいたかいをするなど、必要以上に強く揺さぶることをせずにやさしくあやしてあげるとよいですね。
絵本を読んだりおんぶをしたり。もし抱きかかえて遊びたいときは、首と腰をしっかり支え、激しく揺することのないようにしましょう。
- たにむら産婦人科「今月のコラム」(http://www.kochikc.co.jp/tanimura-cl/column2015.html,2017年10月11日最終閲覧)
- 中部徳洲会病院「がじまる」(http://www.cyutoku.or.jp/relations/pdf/201007.PDF,2017年10月11日最終閲覧)
- 東大阪市「花まるブック(子育て支援ガイドブック)」(http://www.city.higashiosaka.lg.jp/kosodate/cmsfiles/contents/0000008/8390/zenn.pdf,2017年10月11日最終閲覧)
- 秋山こどもクリニック「ゆさぶられっこ症候群」(https://www.akcl.jp/colum/co44cat1.html,2017年10月11日最終閲覧)
- 山内医院「ゆさぶられっこ症候群」(http://www.yamauchi-iin.com/kaisetu/0437.htm,2017年10月11日最終閲覧)
普段のお世話やあやしではなりません
赤ちゃんはとてもデリケートで繊細。普段のお世話の中で少し揺らしてしまって「大丈夫かな…」と不安になってしまうママもいるかもしれません。
日常的なお世話の中にも、揺さぶられっこ症候群を引き起こすあやし方が隠れている可能性もありますが、過剰に心配する必要はないでしょう。
首の据わらない赤ちゃんをあやす際には、首をしっかりと支えた状態で抱きかかえてあげたり、激しく揺すったり投げたりしないようにだけすれば大丈夫。あとは愛するわが子を思いっきりあやしてあげてくださいね。