自治体で初、東京都豊島区で保育園の使用済みおむつの回収&廃棄を決定

東京都豊島区が、子育て中のママにうれしいプロジェクトを発表しました。保育園の使用済みおむつを自治体が回収・廃棄することを決定。子育てに力を入れている豊島区だからこその取り組みです。自治体初の取り組みということで、今後に期待できますね。使用済みおむつの問題以外にも、豊島区は子育てしやすい街を目指してさまざまな目玉プロジェクトを企画・発表していますので、その一部を紹介します。

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ママの負担軽減!自治体初の豊島区の試み

現在子育て中のママの中には、子供を保育園に入れていらっしゃる方もいるかと思います。まだまだおむつの必要な月齢のお子さんの場合、保育園での使用済みおむつの廃棄方法はどのようにされていますか?

妊娠、子育て、妊活中の女性向けアプリ「ママリ」には以下のような投稿が数多く見受けられます。

みなさんの子どもさんが通園している保育園は使用済みのオムツ持ち帰りですか(><)??
ちょっと候補に入れている保育園があるのですが、施設も綺麗で先生も優しい所であまり行事も多くない(私はフルで働くので行事が少ない方が助かります)と実際に利用している知人から話しを聞いています(^^)
でも、使用済みのオムツを持ち帰らないといけないみたいなんです‥
なんで使用済みのオムツ処分してくれないんだろう?
え、不衛生じゃない?
と私にはデメリットしか考えられないのですが‥( ˘ω˘ ; )
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この質問に対してのママたちの反応はさまざまで、使用済みおむつは持ち帰りが当たり前という方もいれば、持ち帰りのところは少ないという方もいらっしゃいました。廃棄方法は、自治体により違うようです。

しかし、保育園に子供を預けているママたちからしてみれば、使用済みおむつを園で処理してくれる方が衛生面でも安心ですし、こちらの負担も減るのでありがたいですよね。

車でのお迎えならばまだいいですが、公共機関や徒歩、自転車などでのお迎えの方は、おむつのにおいや重さも気になるところです。園によっては独自に廃棄してくれるところもありますが、お金がかかったり、持ち帰りをお願いされる園も多いようです。

豊島区の発表

自治体 PIXTA

2017年年4月に待機児童ゼロを達成した豊島区。昨年末、民間調査では「共働き子育てしやすい街」ランキングで全国総合1位を獲得しました。

最近では、共働き世帯も増えており、働くママの中には子供が保育園に入所できるかどうかで頭を悩ませている方も少なくありません。そんな中、豊島区が待機児童ゼロを達成したことはママたちにとっても希望の光となっています。

「保育園に入れるか」「子育て・教育費」「学童保育の整備」などへの取り組みが高く評価されている豊島区では、今後も待機児童ゼロを維持し、さらに子育てしやすい街を目指してサポートを厚くしていくことを発表しました。

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待機児童ゼロを維持

保育園 PIXTA

豊島区では、保育園の入所希望数と共に待機児童も増加傾向にあったところ、認可保育園や小希望保育園を増やし定員を増やすことで、待機児童ゼロを達成することができました。

待機児童対策関係18事業に23億272万円の予算案を発表。今後の具体策は以下のとおりです。

  • 保育需要の伸びに応じて、年間10園のペースで認可保育園を増設。平成30年度は、認可保育所10園、600名の定員増加を図る
  • 1人1人の要望にきめ細かく対応するため、保育所選びや様々な保育サービスの利用を支援する保育コンシェルジュを増員
  • 良質な保育環境確保のための指導を強化
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訪問型病児保育の利用料助成の拡大

病気 PIXTA

子供が急に病気になり、保育園に預けられない時に民間の訪問型病児保育を利用する際にはそれなりの負担が発生します。

豊島区は、訪問型病児保育年度限度額の拡充に130万円の予算を充てることを発表しました。訪問型病児保育の利用料助成の補助水準は、東京23区でナンバー1となります。具体策は以下のとおりです。

  • 現行の訪問型病児保育の利用料助成を拡充し、1日当たりの限度額を12,000円から20,000円に
  • 1年間の限度額も48,000円から100,000円に引き上げ
  • 病児が安心して保育が受けられる環境を整備
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乳児の突然死を防ぐための導入経費を助成

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乳児の突然死を防ぐため、保育所などではお昼寝中の見回りは欠かせません。豊島区では、突然死防止の安全対策強化事業補助事業として、私立認可保育所・地域型保育事業・認証保育所に必要な設備の導入をしていくことを決定。この事業に9,100万円の予算案を発表。

具体策は以下のとおりです。

  • 乳児の突然死を科学的に防ぐため、監視モニターやベビーセンサー(ベッドの下に敷いたパットが乳児の動きを感知し、一定時間動きがないとセンサーが光りアラームで知らせる)などの設備や機器の導入経費を助成
  • 導入を促進することで保育従事職員が行う午睡チェックを補強(1施設上限100万)
  • 児童の安全な眠りを確保
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おむつ論争に終止符!

おむつ PIXTA

豊島区の発表の中でも、ママたち大注目の目玉プロジェクトがこちら。全国の自治体で初となる試みで、保育園(区立・私立)の使用済みおむつ回収経費を区で負担するというもの。

全国の自治体では、使用済み紙おむつを保護者に持ち帰ってもらう公立保育園、私立保育園が多い状況で、豊島区もいくつかの私立保育園を除き、長年に渡り同様の取り扱いを行っていました。しかし、区内の区立・私立保育園及び地域型保育事業すべての認可保育施設で、在園児の使用済みおむつを原則として区が責任を持って処分し、保護者の負担軽減に努めていくことが決定しました。

区立保育園の紙おむつの処理委託に418万円、私立保育園・地域型保育事業等施設での紙おむつ廃棄回収に875万円の新規予算案を掲げ、衛生面と保育サービスの向上を目標とします。

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共働き子育てしやすい街、豊島区の今後に注目!

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保育園での園児の使用済みおむつに関しては、園によっては処理してくれるところもありますが、自治体の試みとしては全国で初だそうです。待機児童問題で希望した園に入れるとは限らないので、どの保育園に入ってもこのような対応をしてくれるならうれしいですね。

保育園の使用済みおむつの持ち帰り問題一つをとってみても、その取り組み自体は子育て支援の上では小さな1歩かもしれません。しかし、自治体としての取り組みは全国初となる大きな1歩ですよね。小さなことでも私たちママの負担が減るというのはありがたいことですし、自治体全体として子育てしやすい環境を作ろうとする豊島区の姿勢に好感がもてます。

その他の事業を見ても、子育て世帯の負担の軽減や子供の安全を視野にいれた取り組みばかりで、豊島区ならば安心して子育てしていけそうだと感じられます。共働き子育てしやすい街づくりを目指した、地域一体となった取り組みに今後もより一層期待できそうです。

どの地域でも安心して子育てしていけるように、豊島区の取り組みが今後、全国の自治体にも広まっていくとよいですね。

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