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わが子が発達障害かも…でも受け止められない母の本音『リエゾン−こどものこころ診療所−』がおもしろい

子どもが持って生まれることがある、発達障害。わが子に対して「何かほかの子と違う」「もしかして何か障害があるかもしれない」と感じたとして、すぐに受け入れることができるでしょうか。この記事では、生きづらさを抱える子どもとその親に向き合う児童精神科医を描く『リエゾン−こどものこころ診療所−』(講談社『モーニング』で連載中)第3巻からエピソード「名前の意味」をご紹介します。気になる方はぜひ手に取ってみてください。※この記事は2022年1月28日までの期間限定公開です。

ⓒヨンチャン・竹村優作/講談社

ⓒヨンチャン・竹村優作/講談社

ⓒヨンチャン・竹村優作/講談社

すんなりとは受け入れられない、わが子の発達障害

翌年度に小学校入学を控えた柿崎希(かきざき のぞみ)。母親は、希の小学校生活を心配していました。

その理由は、希がほかの子どもと少し違うこと。一方的に話し続けたり、周りの子どもとうまく関われなかったりする部分があります。母親は発達障害の可能性を考え、児童精神科「佐山クリニック」を訪れるのでした。

クリニックで検査を受け、ASD(自閉スペクトラム症)の傾向が強いと判断された希。母親は、自ら望んで検査を受けさせたものの、その結果を素直に受け入れられません。わが子にとって今後の就学先をどうすればよいか、答えは見つかるのでしょうか。

娘の抱える「生きづらさ」

ⓒヨンチャン・竹村優作/講談社

ⓒヨンチャン・竹村優作/講談社

ⓒヨンチャン・竹村優作/講談社

療育先で教わった方法で、コミュニケーションの困難が解消しかけていた希。しかし、公園で同年代の子どもと関わろうとすると、教わった通りにはうまくいきません。

クリニックや大人とはうまくできたのに、なぜ同世代の子どもは上手にコミュケーションがとれないのか。なぜ、自分の話を聞いてくれないのか。その答えが希にはわからず、涙があふれてしまいます。

希自身は周りの人と関わりたいのに、周囲に拒絶されるつらさは計り知れないものでしょう。また、本人が感じる生きづらさを間近でみている親もまた、つらい思いを抱えるはずです。

母の心に少しずつ変化が

ⓒヨンチャン・竹村優作/講談社

ⓒヨンチャン・竹村優作/講談社

ⓒヨンチャン・竹村優作/講談社

佐山クリニックで療育を受け始めたものの、子どもの障害に向き合いきれない母親。認めれば、娘が「障害児」になってしまうという悩みをぬぐい切れません。

そんなある日、子ども同士のトラブルに傷ついた希の姿に打ちひしがれた母親は「クリニックに通うことを休みたい」と相談します。途切れかけてしまった、療育を受ける機会。そんな状況で母親に声をかけたのは、言語聴覚士の堀(ほり)でした。

「障害は親のせいではない」「でも親ができることは意外とある」そんな言葉に、母の心は少しずつ変化していきます。

希が生きづらさを感じるのと同じように、母親は自分を責め、行き場のない不安に押しつぶされそうになっていたのです。母親の願いはただ一つ、子どもが自分らしく、穏やかな毎日を送れること。押し込めていた思いがあふれだします。

生きづらさを抱える子どもと、その親を優しく描く作品

ⓒヨンチャン・竹村優作/講談社

希の母親は「診断を認めれば、子どもが障害児になってしまう」という重圧を強く感じていました。子どもが他の子どもと同じように通常学級に通えないことに、強い抵抗感を覚えていたようでした。

しかし、言語聴覚士の堀の言葉で、自分の願いは「子どもの生きづらさを和らげること」だと気づくことができました。

子どもに発達障害があるかもと思う、あるいは人からその可能性があると言われても、すんなり受け入れられる親ばかりではありません。この作品ではそんな子どもを思う母親の姿が、飾ることなく描かれています。気になった方はぜひ手に取って読んでみてください。

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遠野志保は小児科の研修医。遅刻や忘れ物の常習犯だ。見かねた研修担当医から、系列の小さなクリニックに“飛ばされる”。

そこで志保を待ち受けていたのは風変わりな児童精神科医・佐山だった。志保は唐突にある診断を下されて……。

大人も子供も生きづらさを抱える現代——。悩める親子に向き合う“児童精神科医”を描く、新たな医療漫画がスタート!!(今回ご紹介したエピソード「名前の意味」は第3巻に収録されています)

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