(C)yumui 2021
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夫は優しい。優しいけれど…
主人公のゆうかは優しくて頼りになる夫に感謝しながらも、「俺がいないと何もできない」という言葉に縛られていました。夫に何かしてもらうと感謝だけでは足りず、謝罪も求められることに違和感を感じつつもゆうかは何も言えずにいました。
優しくされるとうれしい気持ちや温かな気持ちになると思うのですが、ゆうかの場合はそうではありませんでした。夫が優しくするということは、自分は何もできないと認めること。さらには夫の期待した反応をしなければいけない、というプレッシャーもあったと思います。夫の優しくて頼りになるところに惹かれて結婚したゆうか。しかし、少しずつその思いに変化が出てきたようですね。
夫の機嫌がよくなるとホッとする
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訪問販売をうまく断れず、夫の機嫌を悪くしてしまったゆうか。夫が行きつけの焼き鳥屋でテイクアウトすると言い機嫌がよくなったのを見てホッとします。しかし、この焼き鳥屋でもまたゆうかをモヤモヤさせるできごとが…。夫はゆうかの食べたいものを聞くことなく勝手に注文してしまったのです。
偶然、1本おまけで付けてくれたものがゆうかが食べたいと思っていた商品でした。ゆうかはとても喜ぶのですが、それを見て夫はまた不機嫌に。「今まで自分はサービスされたことない。ゆうかは愛想ふりまいてるだけで優しくされていいよね」と言われ、言葉を失います。そして「これからは買い物は全部ゆうかがやりなよ」と笑顔で言います。
優しくされたことをただ感謝すればいいのに、女だから得してると信じて疑わない様子の夫。コロコロと変わる機嫌にゆうかは振り回されているようにも見えます。
仕事か子ども。どちらかを選ばないといけない
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娘を妊娠するまでは美容師をしていたゆうか。美容師という仕事に誇りを持ち、一生続けたいと思っていました。しかし、先輩が妊娠を機に仕事を辞めるのを見て、自分もいつか選択する日が来ることを悟ります。
夫はできるだけ早く子どもがほしいと望んでいました。「ゆうかをサポートするし、子育ても手伝う」と言った夫。しかし、実際に出産してみると、夫は仕事が忙しく、ゆうかは初めての育児で心も身体もギリギリでした。家事まで手が回らない様子を見た夫は「無理に仕事復帰しなくていい。家のことに専念した方がいい」と言います。
夫の言葉は少しずつ積み重なり、ゆうかの自信を奪っていったのではないでしょうか。モラハラとも言える夫の言動の数々。優しさの中にはらむモラハラの怖さを感じる作品です。
『ママはパパがこわいの? 夫の扶養からぬけだしたい~ゆうかの場合~』電子書籍も電子書籍も発売中
夫は優しい。でも…私は夫の顔色をうかがっている
「君がちゃんとできるようになるまで、俺は待ってるよ」
「俺がいないと本当にダメだな~」
「協力的な夫でよかったね」
夫の優しい発言に隠れた“トゲ”が少しずつ積み重なり…。
「できない私」はやっぱりダメ人間なの!?
初めての育児、キャリアダウンに悩むゆうかは夫の支配から抜け出せるのか。
著者:ゆむい
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