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小学校までの理想的な距離は?学区・通学路の注意点と調べ方や実際の体験談

子どもが通う小学校には毎日歩いて登下校することになりますが、親の目が届かないこともあり、事故や不審者などに遭遇しないか心配になってしまいますよね。安全と子どもの負担を考えると、小学校までの距離はなるべく近いほうがよいように思いますが、平均的な距離や理想的な距離はどのくらいなのか気になるところ。小学校の通学路の調べ方や、学校から遠すぎる・近すぎる場合の注意点まで詳しく説明しますので、子どもの登下校に不安のある方はぜひ参考にしてください。

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小学校までの距離はどれくらい?

家から小学校までの距離は、遠すぎても近すぎてもさまざまな問題があります。小学生の歩くスピードを考えると、小学校までの距離は「1km以内」が目安となるでしょう。

ただし、文部科学省の資料によると、小学校の通学距離はおおむね4km以内と規定されているため、実際には1km以上の通学路になることも少なくありません。登下校の安全性や通いやすさを考えると、家から小学校までの距離を計算して、住宅探しをしたほうがよいでしょう。

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子どもは徒歩何分で1キロ歩ける?

理想的な距離は1kmとされている家から小学校までの距離。子どもの足であれば、徒歩何分で1キロを歩ききれるのでしょうか。

子どもの歩行を調査した結果によると、子どもの歩行距離は5歳半の子どもで1分間66~69mだとされているので、1kmの距離であれば15分前後で通えます。

国の規定である4kmを歩くとすると、徒歩で1時間もかかってしまいますから、現実的ではありませんね。しかし15分の通学時間であれば、危険も少なく、子どものストレスになることもないでしょう。

むしろ、子どもの足腰を鍛えるための運動として効果的な歩行時間ですよね。学校が終わった後に習い事に行くとしても、15分で自宅に帰ることができれば十分間に合うはずです。

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小学校までの距離についてのママの意見は?

小学生 PIXTA

家から小学校までの距離が1km以内であれば良いですが、小学校がもっと遠い場合もありますよね。学校から1km以上離れたところに住んでいたり、引っ越し先として見つけた家が1km以上離れたところにあったりした場合は、どのくらいまでが許容範囲になるのか気になるところだと思います。

そこでここからは、先輩ママたちの意見を参考に、家から小学校までの距離は何kmまでなら無理なく通えるのか見ていきましょう。

1.3kmなら通える範囲内

まずは、1kmを少し越える距離なら通えるでしょうか?小学校までの距離が1kmを越えていても、1.3kmくらいなら「通える」とおっしゃる先輩ママが多い結果となりました。

通学路で1300mなら通えると思います。子どもは慣れますよ。
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うちの子達もそのぐらいの距離通ってます^_^
一年生の最初だけは辛いと思いますが、お友達と一緒なら楽しく歩けるみたいですよ
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1年生になったばかりのころや、休み明けの荷物が多いときは少し大変かもしれません。しかし、友達と話しながら歩けばあっという間。入学して数か月が経てば、1.3km程度の距離なら無理なく歩けるようになるでしょう。

小学校までの距離が1.5~1.6kmは遠い…

小学校までの距離が1kmを越え、1.5~1.6kmくらいの通学ではどうでしょうか?多くの先輩ママは「少し遠い」と感じられるようです。

平坦な道の1.6キロならまぁ歩けないことはないですが、たしかに事件多いし心配になる気持ちは分かります
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私がそのぐらいの距離通ってました
低学年の頃は正直きつかったです
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子どもの足で1,5キロは遠いと思います。
小学校になると荷物も結構あるし、
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体が小さな低学年のころは、大きなランドセルにたくさんの荷物を詰めて1.5km以上歩くのは少々つらいと思われます。徒歩で30分くらいかかる場合もあるので、1.5kmは越えないほうが良いでしょう。

「遠すぎる」または「近すぎる」場合に気を付けたいこと

小学生 PIXTA

小学校までの距離が近すぎる場合も、遠すぎる場合にもそれぞれ気をつけたいことがあります。子どもが小学校に入学する前に、家から学校までの距離を調べて、遠すぎる・近すぎる場合にはそれぞれ対策を立てましょう。

家から小学校までの距離が遠すぎる場合

家から小学校までの距離が遠すぎる場合は、多くのパパママが事故などの危険性が高まることを心配されると思います。友達と一緒に下校していても、家から学校までの距離が遠い子どもは最終的に1人になってしまう可能性が高いからです。

登下校の距離が長いほど、事故に遭ったり不審者に遭遇したりする可能性も高まるため、子どもの安全を守るための手段を考えておく必要があります。

もし学校と家との距離があまりに遠く、危険な場所が近くにあるようなら送迎を考えても良いでしょう。

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家から小学校までの距離が近すぎる場合

家から小学校までの距離が近すぎる場合は、事故や不審者に遭遇する可能性が低くて安心ですね。しかし、友達のたまり場になってしまったり、下校時間を利用した友達との関係性づくりが難しくなったりすることがあります。

登下校中は学校から離れて、近所の子どもとコミュニケーションをはかれる貴重な時間です。しかし、たとえば学校のすぐ前に家があれば、コミュニケーションをはかる間もなく帰宅できてしまいますよね。

反対に、学校でたくさんの友達を作れる子どもであれば、自宅が子どもの遊び場になってしまい、ほぼ毎日たくさんの子どもが遊びに来るようになってしまうことも。もちろん、にぎやかで良いと思う場面もあるでしょうが、パパママ不在の時間が多い家なら、大人がいないときに家で遊ばないなどのルールを決めるのがよいでしょう。

通学路と学区についての注意点

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小学校の入学前、もしくは住宅を決める際に注意したいことが通学路と学区です。住所によっては希望の小学校に通えなくなったり、通学路に危険が潜んでいたりすることもあるので、通学路と学区は入学前に確認しておくことをおすすめします。

自宅が学区内にあるか確認!

まずは学区についての注意点からです。学区の境界は幹線道路などとなることもあり、同じ町名・番地でも違う学区になる可能性があります。

学校選択制が導入されていたり、越境入学が認められたりする場合もありますが、希望する小学校がある場合は家が学区内にあるか事前によく確認しておく必要があります。

通学路の安全性も要チェック!

学区とともに、通学路をチェックしておくことも欠かせません。理想的な通学路の条件は、ガードレールつきの歩道と歩行者用信号がある道路を通って通学できること。周りに茂みや廃ビル、空き家、見通しの悪い駐車場など、不審者が潜める場所がないことも条件です。

入学前に、小学校までの道のりを子どもと一緒に歩く練習をするのがおすすめです。

家から小学校までの距離は重要なポイント

通学路 amana images

家から小学校までの距離は、子どもが快適に小学校に通うためにもとても重要なポイント。

一般的に言われている理想的な距離の1km以内なら、無理なく通える範囲ですが、家と小学校が近すぎる場合にもリスクはあります。また、家から学校までの距離が平均よりも遠い場合は事故などの危険性も高まるので、引っ越しも難しいようであれば、登下校中の安全を確保するための対策を考えたほうが良いでしょう。

まずは、パパやママが子どもと一緒に通学路を歩いてみて、どのくらいの時間がかかるか、危険なことはないかなどを確認してみてはいかがでしょうか。

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