産後、生理不順になるのはなぜ？原因と病院を受診する目安は

産後、生理不順になってしまった

ママリに産後の生理不順について悩むママからのお悩みが投稿されきました。

妊娠前は特に問題なかったのに、出産してから急に生理不順になってしまう人も少なくないようです。

特に2人目の出産を考えている場合は、生理不順だと妊娠の計画も立てにくくて心配になってしまいますよね。

産後の生理不順にはどんなことが原因として考えられるのでしょうか。

産後の生理不順で考えられる原因は

生理不順の原因はさまざまで年齢によっても変わりますが、女性ホルモンの乱れがもっとも大きな原因と言えるでしょう。

女性ホルモンはストレスの影響を受けやすいこともありますが、無理なダイエットによる激しい運動や急激な体重減少、多のう胞性卵巣症候群などの病気が原因のこともあるので注意が必要です。

また、産後の場合は授乳時に分泌されるプロラクチンというホルモンのために、生理が始まりにくくなっていることも原因の一つです。

病院を受診する目安と準備

生理不順が続くようなら病院を受診することをおすすめしますが、どのくらい続いたら受診するべきなのか目安を知っておきましょう。

病院を受診する目安

生理不順は産後に限らずなることがあり、通常の生理が25～38日ごとの周期で3～7日程度持続するものとし、この範囲でない場合を「生理不順」と呼びます。

周期が1週間ほど遅れること自体には問題はありませんが、毎回周期が遅れがち、不規則な場合は注意が必要です。

また、90日以上生理が来ない場合は無月経の可能性が高く、排卵を起こすホルモン機能の低下が原因の一つと考えられます。

無月経の状態を7か月以上放置しておくと、ホルモン異常(排卵障害)につながることもあるため、長期間生理が来ないようであれば早めに病院を受診してください。

基礎体温をつけよう

生理のタイミングがわからない、病院を受診したいという人は基礎体温をつけましょう。

基礎体温をつけることによって、排卵のタイミングで分かれる「低温期」と「高温期」を知ることができます。

低温期と高温期がわかれば、生理のタイミングや排卵が行われているかどうかもわかりますし、病院で診察してもらう際にもスムーズです。

もし、低温期と高温期に分かれないようなら、排卵が行われていない可能性もあるので、体の異変について知るきっかけにもなるでしょう。

生理不順が続くようなら病院に相談を

産後は生理が再開するまで数か月かかることもありますが、生理不順が長く続くようなら病気の可能性もあります。放置しておくとますます悪化してしまうことも考えられるでしょう。

気になるようであれば、早めに産婦人科に相談してみてください。