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赤ちゃんママにおすすめ【保育士解説】絵本の読み聞かせ「頑張らない」ポイント3つ

「小さいうちから、読み聞かせをしてください」といったことを、よく耳にしませんか。「絵本は子育てに良いもの」という印象で頑張りすぎる方もいるのではと思います。絵本を上手に読むための読ませ方のコツもたくさんありますが、ここでは経験をもとに楽しく読むための「頑張りすぎないコツ」にスポットを当てて考えてみたいと思います。この記事では、保育士ママ5人で運営している【いつママ(@itsumama__)のしずママ】が紹介します。

Ⓒitsumama__

読むのが嫌になりそうなとき「頑張るのをやめること」3つ

10か月の赤ちゃんのママから、こんな話を聞いたことがありました。

「絵本が好きになって欲しくて、たくさん読んでいるけど聞いてないし、本を食べたり読んでる最中にパンパン叩いてしまうし、どんどんめくりたがってすぐ終わらせようとしちゃうから、読むのが嫌になっちゃったんだ。だから、最近全然読んでないし、読んであげなきゃって思うのがしんどい」と言う内容でした。

私も実際に育児をしている中で同じ経験をしたことがあったので、深く共感しました。私はそんな時、ふと立ち止まって考えて「絵本の頑張らない」を3つ決めていたんです。私の体験も含めてちょっと紹介させてくださいね。

1.毎日何冊読むと決めない

絵本 PIXTA

「毎日何冊くらい読めば良いのですか?」これは保育士をしていた時に保護者に聞かれたことがあります。

保育園では、読み聞かせの時間があるので、5冊から10冊は読み聞かせをしていました。なので、私自身も親になったらそのくらいはしたい、と思っていました。ですが、実際に親になってみると現実はそうはいかないもの。全然読めない日だってあります。

読んであげる絵本の数は決めなくて大丈夫。「今日は1冊しか読んであげれなかった」と思う必要もないのです。気付いた時に、何気なく読むくらいがちょうどいいです。ママの体調や気分に合わせて読むくらいがちょうどいいと考えてみてください。

2.読み終えることにこだわらない

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読んでる最中に、パンパン本を叩いてしまう子や、ペラペラめくっていってしまう子、どこかへいってしまう子、本当にさまざまです。本を叩いて、先に進めないのであれば、途中であっても違う本に変えいいですし、どんどんめくっていってしまうお子さんは、めくる感覚を楽しんでいるのかもしれないので、めくらせてあげてもいい。どこかへ行ってしまう時は「今は絵本の気分じゃないのね」と切り替えればOK。

子どもが絵本をめくってしまうとき、どこかに行ってしまうときは、子どもを観察するための時間だと思って、最後まで無理に読まないようにしましょう。様子を見て楽しく読めない状況であれば、別のおもちゃに切り替えもいいのです。

意外にも、子どもが読み聞かせで楽しいポイントは「絵本のその先を早く知りたい」とか「最後のページをパタンと閉じたい」など、親が思う以外の部分ということもあります。

3.読む姿勢や持ち方を頑張らない

絵本 PIXTA

理想的な読ませ方もありますし、めくりやすい持ち方(先生たちがやっている持ち方)もあります。実際に保育園での読み聞かせの時は、色んなな意図があり、なるべく姿勢を正しています。

しかし、自宅では一緒に寝そベって読んだり絵本を床に置いて読んでもいいと思うんです。ママがきちんとしなきゃと思って絵本を読んでいるとすごく疲れると思いますし、お子さんの態度にイライラしたり、「うちの子は絵本嫌いなんだ」「私の読み方が悪いんだ」と落ち込んでしまったり、悲しくなったりする方もいます。

寝室で寝る前に横になって絵本を読んでいるとリラックスして、お互いに眠くなってしまう。それはとてもお子さんにとっては幸せな時間。ママも姿勢や持ち方ではなく、肩の力を抜いてラクに読み聞かせができる環境が一番ですね。

「一緒に読む楽しさ」を感じて

絵本 PIXTA

私自身、保育士を目指す前から絵本が好きで、絵本作家を目指したいと思うこともあったくらいです。なので、我が子にはたくさん読み聞かせをしてあげたいと思っていました。しかし、育児をする中でじっくりと絵本を読み聞かせると言うことの難しさを感じたことも事実です。しかしその時に気付いたことは「読んであげている」と言うこと。「一緒に楽しむこと」を忘れてしまっていました。

絵本って、子どものために読んであげているように見えるのですが、読み手の大人の心の中にもスッと入ってくる内容のものもたくさんありますよね。そこからは、子どもが好きそうな絵本だけではなく、私自身が好きな絵本を選んで読み聞かせるようにしました。そうすることで、私が読んでいるところに、覗き込んできて興味を示すようになって、好きな絵本が同じ!になると、すごく心が楽になりました。

そんな風に、楽しみ方は親子によってさまざまですが、何よりママが肩の力を抜いて一緒に楽しく読める方法を見つけていけたらいいですね。

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