1. 土日はしっかりと休息をとる
慣らし保育中の休日(土曜日や日曜日)はゆっくり休息をとるようにしてほしいです。
4月5月は、お出かけ日和の日が多く、お出かけをしてあげたいという気持ちでアクティブに過ごすご家庭もありますが、慣らし保育中の子どもたちは元気に見えても精神的に疲れています。体力的にも精神的にも疲れている状態で無理をすると、体調不良になることも。
そうすると結果として思うように保育時間が伸びず、復帰日に間に合わなかった方もいます。ぜひ休息も大切にしてください。
2. 不安は何でも園に伝えておく
お子さんを初めて預けることに対しての不安。保育園のことが分からない不安。どんな先生なのか分からない不安。いろいろな不安を抱えていると思います。その不安が抱え込まず、先生や園の人に話してみましょう。保護者がどんな不安を抱えているのか、表情や様子だけではわからないこともたくさんあります。園との信頼関係を早く築けることに越したことはありません。
「こんなこと聞いたら迷惑?」「聞くタイミングわからない」などと悩まずに、どんなことでも声を掛けてみてください。ママやパパが先生を信頼している様子を見れば、お子さんの安心にもつながりますよ。
3. 子どもの情報をこまかく伝える
お家でいつも当たり前にやっていること、癖、ルーティーンなどが、お子さんにとっては安心材料の一つだったりします。それに近いことや、同じような状況を作ることで保育園でも安心して過ごせることがあるのです。
お母さんのさりげない関わりがお子さんの安心感につながることもあるので、ささいなことであっても、保育者に伝えてもらえると慣らし保育がスムーズになるきっかけになるかもしれません。
4. 慣らし保育中の時間は守る
慣らし保育の時間は園側が他のお子さんとかぶらないよう配慮し、時間を調整して保護者とのお子さんの情報共有をしたり、お子さんが安心する環境で受け入れられるように配慮したりと、さまざまなねらいがあります。
時間を守ってくれない保護者がいると、ていねいな受け渡しができなくなり、お子さんも不安になってしまうことがあります。ほんの少しでも「たかが数分」と考えず、決められた時間は守るようにしましょう。
5. 必要な書類はしっかりと提出する
初日までに提出するべきものはしっかりそろえておくのが理想ですが、さまざまな事情で提出が遅れることがあると思います。そういった場合は、園側にその事情を伝えておき、それ以外はしっかり提出することを意識しておきましょう。
新年度の書類は個人情報がたくさんあり、保育士も管理をていねいに行い、不備がないかチェックしたり、何が提出されていないのか個々で確認する等の作業が増えます。新年度は保育だけでもクラスが落ち着かずバタバタしますので、保育士もなるべく保育に専念したいのが本音です。
みなさんが書類をスムーズに提出してくれれば、その分子どもたちとの交流や保護者の方との情報交換に、ていねいに時間を使うことができます。
親子ともに頑張っている期間、お家ではリラックスして
慣らし保育は、お子さんの不安を受け止めながら、ゆっくりと園生活に慣れていくための大切な時間です。慣れていない状態で長時間預けることは精神的な不安につながります。
お子さんがパパやママと離れて慣れない環境の中で頑張っていることを理解してあげて、お家にいる時はスキンシップをとったりしてリラックスして過ごせる時間を過ごすようにしましょう。